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更新日:2018年1月8日

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海外旅行にピッタリ!おすすめ【スーツケース】の選び方!

海外旅行に行くときには、どんなスーツケース持って行ったらいいか迷うことはありませんか?サイズも値段もさまざまなスーツケース。旅行先や時期、目的によっても最適なスーツケースは変わります。この記事では、海外旅行経験豊富なFish&Tipsスタッフが、スーツケース選びのポイントをご紹介します!

スーツケースおすすめ選び方
まずは旅行日程とスーツケースサイズの目安をチェック!

一番最初にチェックしたいのが、旅行日程です。当たり前ですが、旅行期間が長くなればなるほど荷物は増えていきます。スーツケースは、中にどのくらいの量が入るかによって、サイズが分かれます。

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3泊4日以下なら40リットル以下でOK!

基本的にはリットル数で容量が表示されています。旅行日程によるサイズの目安は以下のとおりです。

・3泊4日以下→30リットル~40リットル
・7日前後→60~70リットル
・10日以上→80リットル以上

もちろん、大きいサイズで行けば短い旅行でも不足はありませんが、スーツケースが大きくなるほど重さも増します。持ち運びを考えると、最適なサイズでおでかけしたいですね。また、40リットル以下のスーツケースであれば、サイズによっては機内持ち込みが可能なことが多いです。機内持ち込みをしたい場合は、容量+サイズをチェックしておきましょう。

スーツケースおすすめ選び方
ハードケースorソフトケース どちらが安全?

スーツケースには、金属や強化プラスチックなどで作られたハードケースと、ナイロンなどで作られたソフトケースがあります。海外旅行に行く場合はどちらがいいのでしょうか?

預け入れ手荷物にするならハードケースが◎

ハードケース、ソフトケースそれぞれに良いところがありますが、国際線で、スーツケースをチェックインカウンターで預け入れる場合は、ハードケースの方が安心です。預け入れ手荷物は、航空会社によって、空港から機内へ、機内から空港へと運搬されます。

この時、荷物の積み替えや、機内の揺れによって、荷物がダメージを受けることがあります。ケースが大破することはレアですが、把手やタイヤなど壊れやすい部分が破損したり、スーツケース内の荷物が壊れたりする可能性があります。特に、帰りにはスーツケースにお土産を入れていることが多いので、お土産を安全に運ぶためにもハードケースの方が安心です。

また、ハードケースの方が耐久性は高く、盗難目的で壊される可能性も低くなります。航空会社にスーツケースを預ける人は、ハードケースの中から選ぶのがおすすめです。

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機内持ち込みならソフトケースでOK

機内持ち込みサイズのスーツケースなら、ソフトケースがおすすめです。ソフトケースは、全体的にハードケースに比べて軽量で、取り扱いの負担が減ります。機内持ち込みであれば、搭乗中のスーツケースの破損、紛失、盗難、などを心配しなくていいのも大きなメリットです。

また、荷物を預け入れたり、受け取ったりする手間もかかりませんので、時間の節約にもなります。海外の巨大な国際空港では、スーツケースを受け取るためにターンテーブルを探して、出てくるのを待つだけで、1時間ぐらいかかることも。短期間の旅行ではこういった時間も貴重なので、荷物の量なども考慮して時間を有効活用したいですね。

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スーツケースおすすめ選び方
機内持ち込み荷物で気をつけるポイント【LCCなら重量にも注意!】

スーツケースを機内持ち込みにする場合、いろいろな注意点があります。機内持ち込みのメリットを最大限活かすためにも、以下のポイントを事前にチェックしておきましょう。

・危険物は持ち込めない
・液体類の持ち込みには細かい制限あり
・機内持ち込みOKのサイズと重量

持ち込みが制限されている危険物

発火の恐れがあったり、人に危害を加える恐れがあるものなどは持ち込みが制限されています。また品目によっては、預け入れもできないので気を付けましょう。

・機内持ち込みも預け入れもできない危険物
毒性物質、武器、火器などは危険物と分かりやすいと思いますが、、
・殺虫剤(毒性物質)
・スポーツ用スプレー(引火性ガス)
・花火やクラッカー(火薬類)
・一部の電池類(リチウム電池など腐食性物質が一定量使われているもの)

なども、制限されているので注意が必要です。

・機内持ち込みのできない危険物
・はさみ、ナイフなどの刃物や尖ったもの
・日用品スプレー
・ゴルフクラブなどの長いもの

は、機内持ち込み荷物に含めることができません。預け入れ荷物に含めることは可能です。

液体類の持ち込み制限

主要な観光地へ向かう国際線においては、2007年から液体類の持ち込みが制限されています。機内に液体類を持ち込むには、液体類を100ミリリットル以下の容器に入れてそれを1リットル以下、縦横の辺の合計が40cm以下の再封可能なプラスチック袋(ジッパー付きのフリーザーバッグなど)に余裕をもって入れる(一人ひとつまで)という条件をクリアする必要があります。

この【液体類】に含まれるものが非常に幅広く、目薬や化粧水などの液体はもちろん、
・歯みがき粉
・整髪料ワックス
・リップクリームやマスカラ
・修正液ペンなどのゲル状・半固形のもの

も含まれます。

旅に必要な洗面道具の多くが液体類に含まれるので、機内持ち込み荷物だけで旅行をする場合は、容器サイズや総量を事前にチェックしておきましょう。

もちろん、液体類は預け入れすれば特に細かい制限はありません。また、上記制限を超えても、医薬品やコンタクトの保存液、乳幼児のためのミルクや離乳食は検査の際に説明をすれば、持ち込むことが可能です。医薬品の場合は、診断書や処方箋があると検査がスムーズです。

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機内持ち込みOKのサイズと重量は?LCCならここに注意!

機内持ち込み荷物のサイズと重量は多くの航空会社で、、
3辺の和が115cm以内
重量は7㎏前後
加えて身の回り品1つまで持ち込み可能
となっています。サイズの制限について、持ち込み手荷物は、荷物の高さ、幅、奥行きが併せて115cm以下であればOKであることがほとんどです。具体的には、高さ55cm×幅35cm×奥行25cm以下のスーツケースであれば、115cm以内に収まります。このサイズのスーツケースの容量は、30~40リットルなことが多いので、3泊4日以下の旅行であれば、機内持ち込み荷物だけで旅行することも可能です。航空会社によって、各辺数センチ程度ブレがあるので、航空会社が決まっている場合は最新の制限内容をチェックしたほうが確実です。

・重量の制限について
重量に関しては、航空会社によってバラつきがあります。フルサービスの航空会社であれば、基本的には7kg~10kgのところが多いですLCC(ローコストキャリア)の航空会社の場合は7kgのことが多く、会社によっては5kg以下、というところも。LCCは預け入れ手荷物(受託手荷物とも表現されます)が基本的に有料。できるだけ機内持ち込み手荷物だけで旅行をしたいという方が多いと思います。LCCを利用する場合は、ソフトケースなどより軽量なスーツケースを選ぶ方が、無駄なく荷物を運ぶことができます。

・個数の制限について
多くの航空会社では機内持ち込み手荷物の他に身の回り品1つまで持ち込みが可能です。身の回り品とは、
ハンドバッグ・ショルダーバッグなど
ノートPCなどの電子機器類
お土産などの袋
が対象になります。具体的には、機内持ち込みサイズのスーツケース+ハンドバッグを機内に持ち込むことができます。

ただし、帰りに機内持ち込みサイズのスーツケース+ハンドバッグ+お土産の袋を持ち込もうとすると、個数制限にひっかかる可能性がありますので、注意が必要です。また、いくつかの航空会社では、身の回り品のサイズについても、三辺の和が100cm以内、など具体的に制限しているところがあります。

通常のハンドバッグやショルダーバッグはこのサイズ以下になりますが、大きなボストンバッグなどはサイズオーバーになることがあります。特にLCC各社では、機内持ち込み手荷物の制限を強化しているところもありますので、航空会社が決まったら、最新の制限について事前にチェックしておくと安心です。
※上記制限は、100席以上の航空機に搭乗する場合の制限が中心になります。100席以下の航空機に搭乗する場合は改めて各社の条件をご確認ください。

Female student putting her hand luggage into overhead locker on airplane
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スーツケースおすすめ選び方
身軽に旅行がしたいなら衣服の量を調節してみよう

荷物をもっと軽くしたい時や、スーツケースを機内持ち込みサイズにしたい時には、まず衣服の量を調節するのがおすすめです。特別なアクティビティをしない限り、旅行期間によって変わる荷物の量は、衣服の量に左右されることがほとんどです。

目的地が温かければサイズダウンも可能

温かい気候の国に行くのであれば、薄着で済みますし、衣服の量を減らすことができます。(ハワイに5日間旅行して、2人分の荷物を70リットルのスーツケースに1つ詰めて、お土産も二人分いれて問題なく帰国した、というスタッフもいます)東南アジアや、夏のヨーロッパなど温かいエリアに行くのであれば、目安よりもスーツケースをサイズダウンできるかもしれません。

洗面道具やカメラ、ガイドブックなどの大きさは旅行期間が長くなってもそれほど変わらないので、試しに持って行く衣服を実際にまとめてみると、必要な容量が分かってきます。ひとつ気を付けたいのは、温かい国・時期に行く場合でも、空調や気候の変動で寒い思いをする可能性があることです。安全のために、薄い防寒着など体温を調節できるものをひとつは持っていくことをおすすめします。

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ランドリーがあれば旅先で洗濯!

さらに身軽に移動したい場合は、旅先で洗濯をする、というのもアリです。たとえばアメリカのモーテルや、長期滞在が基本のコンドミニアム・アパートメントホテルであればコインランドリーが併設されていることも。ランドリーを活用すれば、7日間の旅行でも3~4日分の衣服で着まわすことが可能です。

宿泊先のランドリーであれば、夕食後などの空いた時間に洗濯ができるので、時間も節約できます。また、多少割高ではありますが、ホテルではランドリーサービスを使うと、時間や手間の節約になります。ただし、コインランドリーに関しては、イチから探すのに手間がかかりますし、治安の面で心配な場合もあります。

洗濯をしたい場合は、まず宿泊施設にランドリー設備があるかをチェックしましょう。洗面所やお風呂で自分で洗濯をする、という方法もありますが、宿泊施設によっては室内での洗濯を禁止しているところもあるので、宿泊施設の条件を事前に確認しましょう。

Row of washing machines in hotel laundry
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心配性の方は現地調達もアリ?

旅行に行くときは、「あれも必要かも」「こんなこともあるかも」とついつい荷物を詰めてしまいがち。旅行先によりますが、足りなくなった時は現地で入手する、と割り切るのもおすすめです。衣服であればたいていどこの国でも手軽に購入することができますし、お値段もびっくりするような価格になることはありません。

スーツケースリアル体験談
イタリア旅行で航空会社に預けたスーツケースが行方不明になり、5日間スーツケースなしで過ごした、というスタッフがいます。その間に、下着類やTシャツ、ズボンを購入。お店を探したり、試着をしたり、というのは大変だったそうですが、今となってはそれも良い思い出だそう。また、その時買った服はそのあとも良く着ることになったので結果的には自分へのお土産になったとか。

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スーツケースおすすめ選び方
お土産のスペースも確保しておこう

海外旅行といえば、お土産も買うのも楽しみのひとつ。ブランド品をお得にゲットしたい人もいれば、現地でしか買えない雑貨、海外スーパーの食料品やコスメが目的の人もいると思います。旅行に行く前にはスーツケースの中にお土産のスペースをある程度空けておくと安心です。スペースだけではなく、重さにも注意です。ワインや飲料などは容量が少なくても重量があります。おススメの方法は、行きに飛行機に乗る際に、スーツケースの重さをメモしておくことです。その重さから、追加の荷物は何キロまで詰めるか考えておくと、お土産選びの際の参考になります。

スーツケースリアル体験談
スタッフにはこんな失敗談も。南フランスを旅行していて、オリーブオイルのあまりのおいしさに、自分用、友達用…と10個ほどオリーブオイルを購入したところ、預け入れ手荷物の重量をオーバー!空港のチェックインカウンターで荷物の詰め替えをして、機内持ち込み荷物に分散させたところ、無事制限内に収められたそうです。機内持ち込み荷物がほとんどなかったのでセーフでした、とのことです。食料品も意外と重たいので、気を付けたいですね。

スーツケースとは直接関係ないですが、お土産を買う際は免税範囲にも注意。20万円を超えるものや、一定量を超えたお酒やたばこ、香水は、個人の免税の範囲を超えてしまい、税関で申告が必要です。旅行前に財務省の税関ページをチェックしておきましょう。

http://www.customs.go.jp/kaigairyoko/menzei.htm

Women are looking for a tourist destination on the Internet getting ready to go on a trip
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自分にぴったりのスーツケースは?

ここまでスーツケース選びに参考になるポイントをご紹介してきましたが、自分にぴったりのスーツケースはイメージできたでしょうか?

理想を言えば、、
3泊4日以下の旅行向きのソフトケース(機内持ち込みサイズ・30~40リットル)
7日間以上の旅行向きのハードケース(預け入れ手荷物用・60~70リットル)
があるとほとんどの海外旅行に対応することができて便利です。とはいえ、スーツケースは場所もとりますし、海外旅行に行く頻度が高くなかったりすると、スーツケースを購入することをためらってしまうことも。

スーツケースレンタルも上手に活用

お気に入りのスーツケースが手元にあるのも旅への気分をアップさせますが、、
海外旅行は数年に1回
行く場所や期間はいろいろ
家に置くスペースがない
という場合はスーツケースレンタルを検討する価値があります。

また、レンタルにすると、
旅行にあわせた最適なサイズ・性能のスーツケースを選べる
有名ブランドや最新のスーツケースを割安に試せる
破損補償のついているレンタルスーツケースなら弁償の心配がない
というメリットがあります。よく海外旅行に行くけれど、スーツケース選びに迷っているという人は、気になるブランドをレンタルしてみて、使い勝手をチェックしてから購入する、というのもおすすめです。

もちろん、、
格安なスーツケースを買うよりは割高
レンタルなので新品ではない
GWや夏休みなど混雑時期は早めの予約が必要
などデメリットもありますので、自分の状況に合わせて選ぶことが大切です。

最後に...

いかがでしたでしょうか?スーツケースは海外旅行中にずっと持ち運び、自分の荷物を守ってくれるものです。ぜひ自分ぴったりのスーツケースを見つけて、海外旅行を楽しんでください!

※この記事に掲載している内容は、2017年11月時点で調査したものです。またすべての航空会社の制限を網羅するものではありません。必ず各社の最新の情報をご自身でご確認ください。

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筆者
mapple

※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。