独裁終焉と民選総統の誕生

だが、1970年代になると風向きが変わってくる。米中が接近し始め、1971年には国連から追放される。1979年には米中の国交も正常化した。そのため、台湾は外交的に孤立することになる。蒋介石は1975年に死去し、蒋経国が後を引き継いだ。国内の民主化運動も激しさを増すなかで、1987年、蒋経国は38年間にわたる戒厳令を解除。民間人の大陸への里帰りを認めるなど、民主化へと大きく舵を切った。 1988年に蒋経国が死去すると、本省人の李登輝が総統に就任した。国民党による一党支配は終わり、民主共和制へと移行した。1996年には国民による初めての総統直接選挙が行なわれ、李登輝は圧倒的多数で総統に選出された。2000年には野党の民主進歩党が政権を奪取。2008年には再び国民党が政権を奪い返した。2012年には国民党の馬英九が総統に再選された。 外交的に孤立しているとはいえ、諸外国との経済的結びつきにより、発展を遂げてきた台湾。成熟しつつある経済と社会を抱える一方、中国との間にある独立問題がさらに難しい局面に入っていくことも考えられる。

 

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中正紀念堂は蒋介石を記念して建てられたモニュメント

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筆者

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「トラベルデイズ 台湾」が出展元となる記事に掲載している情報は、2014年10月〜2015年1月の取材・調査によるものです。掲載している情報、商品、料理、宿泊料金などに関しては、取材および調査時のもので、実際に旅行される際には変更されている場合があります。最新の情報は、現地の観光案内所などでご確認ください。

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