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まっぷるマガジン編集部

更新日:2020年4月13日

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マカオを楽しむ!注目4大エリアと5つのキーワード!

西洋風の街並みを散歩してみたり、エキゾチックなグルメを楽しんだりと、街の魅力はいっぱい!



豊かな文化と賑わうカジノ

香港から高速船で約1時間、香港とは異質な世界が広がる。16世紀にポルトガル人が初めて上陸して以来、東洋と西洋の文化が共存してきた中世南欧風の街並みは2005年に世界遺産として登録され、多くの旅行者を魅了している。ポルトガル料理に広東料理、マカオ料理などの店や、大規模なエンタメ施設やカジノがあり、楽しみは尽きない。

注目4大エリア

マカオは、もとは半島と2つの島だった!?
マカオはもともと、半島部とタイパ島とコロアン島の3つの地区からなっていたが、人口密度の緩和を目的に島の間を埋め立て、コタイ地区が誕生した。エリアごとに雰囲気はまったく異なるので、行ってみたい地域を見つけよう。

世界遺産が集まるエリア マカオ半島

世界遺産に登録された「歴史市街地区」があり、ポルトガル風や中国風の歴史的建造物が共存。また新口岸の東部分が埋め立てられ、新しい観光スポットができている。

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グルメと歴史の街 タイパ

ホテルや新しいマンションが建つ一方、かつてのポルトガル人官吏の別荘やマカオ随一のグルメ通り「官也街」など、古い街並みも残る。魅力的な路地裏が多く散策が楽しい。

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注目のエンタメ・シティ コタイ

別々の島だったタイパ島とコロアン島の間の海を埋め立て、両島を地続きにつなげたエリア。近年めざましい発展を遂げ、サンズ・コタイ・セントラルやザ・パリジャン・マカオなど、メガリゾートが次々にオープンしている。

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のどかなリゾート地 コロアン

亜熱帯植物に覆われた、青い海や自然が美しいリゾート地区。西にあるコロアン・ヴィレッジは海辺の遊歩道、美しい教会やどこか懐かしい漁村の風景が広がる小さな村だ。

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マカオでしたい 5つのこと!

香港よりもさらに小さな街に、多彩な魅力がぎゅっと凝縮。なかでもマストで楽しみたい、5つのキーワードをピックアップ!

①歴史市街地区をぐるっとひとめぐり 世界遺産めぐり

世界遺産に登録されているスポットが30もあるって知ってた!? しかも歩いてめぐれるほど近くに密集してるから1日で見てまわれちゃう! 中国と南欧の文化を感じる散歩を楽しもう。

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②めざせ一攫千金!手に汗握る大勝負 カジノにチャレンジ

滞在中、一度はチャレンジしたい! マカオのカジノの2大人気ゲームといえば、バカラと大小。思わず白熱してしまう、カジノの醍醐味が味わえる。

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③ポルトガルを感じる港町の絶品グルメ マカオグルメを堪能

マカオの食文化はとっても多彩。ポルトガル料理、中国料理に加えて、その2つが融合したマカオ料理の3種類。とくに香港から行く人はポルトガル、マカオ料理をぜひ!

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④テンション上がる遊びがいっぱい エンタメに大興奮

複合リゾートでのショーをはじめ、マカオ・タワーのバンジーやドッグレースなど、世界的な娯楽都市、マカオならではのアトラクションがたくさん!

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⑤歩いて見つける南欧文化の息吹 ノスタルジックな街並み散策

ポルトガル領時代の古い街並みがそのまま残る地区は、異国情緒がたっぷり。街を歩いているだけでフォトジェニックな風景に出会える。

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プロフィール

中華人民共和国澳門特別行政区
Macau Special Administrative Region of the People’s Republic of China

区旗 マカオ特別行政区の「区の花」である蓮の花、橋、海がデザインされている。黄色の星は中国の領土であることを示す。

位置 中国・珠海市に隣接し、香港から約70㎞南西に位置する。

人口 約65.2万人(2016年推計)
約95%が漢民族。ポルトガル人や漢民族とポルトガル人のハーフであるマカエンセと呼ばれる人々も住む。

面積 約30.3㎢
香港の約40分の1。東京23区の約20分の1、東京都世田谷区の半分にあたる。

公用語 中国語、ポルトガル語
公的な表示や標識などはこの2つの言語で書かれているが、街なかのショップやレストラン、タクシーでは中国語(広東語)のみ。ホテル、カジノ、観光施設では英語が通じる。

政治体制 共和制
1999年にポルトガルから中国に返還。50年間の主権を認められ、現在は中国特別行政区として「一国二制度」を採用。

宗教 仏教、道教、キリスト教(カトリック)
信教の自由が認められている。キリスト教徒はカトリックが大半を占める。

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旅の基礎知識

パタカ(MOP)1=約13円(HK$1=約MOP1.03)

2016年11月現在のレート。香港ドルや日本円への再両替はマカオ内でしかできない。香港ドルがそのまま通用するので、短い滞在では両替の必要はない。MOP1は100アボス(avos)。

治安は比較的良好だが置き引きなどにはご用心

安全な街だが、女性の夜間の一人歩きや深夜の外出はなるべく避けたい。人通りの少ない場所も要注意。カジノ、フェリーターミナルなど不特定多数の人が集まる場所では、スリ、ひったくり、置き引きなどに用心を。

冷房対策が必須! 気温と服装をチェック

年間平均気温は約20℃で湿度が高い。室内では冷房が強過ぎることがあるので羽織るものを用意。冬場はセーター、厚手のジャケットが必要。

時差は日本の−1時間(香港と同じ)

一年を通じて-1時間の時差。日本が正午のときにマカオは午前11時。サマータイムはない。

90日以内の観光ならビザは不要

短期滞在の場合はパスポートの有効期間が滞在日数+1か月分以上必要。

 

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マカオ出入国ガイド&空港からのアクセス

 

香港からマカオへのアクセス

高速フェリーで約60分!
香港とマカオをつなぐアクセスはフェリーが主流。香港の上環と尖沙咀にマカオ方面行きのフェリーターミナルがある。また香港国際空港からも、ターボ・ジェット・シー・エキスプレスとコタイ・ジェットがマカオ行きを運航している。

九龍半島・尖沙咀⇔マカオ・フェリーターミナル

中國客運碼頭からマカオ半島のマカオ・フェリーターミナルまで、ターボ・ジェットが7時30分〜22時30分の間、30分〜1時間30分間隔で運航。所要約1時間。
URL www.turbojet.com.hk/jp

香港島(上環)⇔マカオ・フェリーターミナル

香港 マカオ・フェリーターミナルからマカオ半島のマカオ・フェリーターミナルまでターボ・ジェットが24時間運航。日中は15分間隔。所要約1時間。運航時間など詳細はHPで。
URL www.turbojet.com.hk/jp

香港島(上環)⇔タイパ臨時フェリーターミナル

香港 マカオ・フェリーターミナルからタイパのタイパ臨時フェリーターミナルまで、コタイ・ウォーター・ジェットが7時~23時30分の間、30分間隔で運航(タイパ発は1時の深夜便あり)。所要約1時間。
URL www.cotaiwaterjet.com

マカオの交通手段

タクシー

タクシーの色は黒。基本料金は最初の1.6㎞まではMOP17。通行料として半島からコロアンまでMOP5、タイパからコロアンまでMOP2、空港からはMOP5加算。

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バス

新福利、澳巴、新時代の3社が運行。半島内はMOP3.2、半島~タイパ間はMOP4.2、半島~コロアン間はMOP5~6.4。おつりは出ないので小銭の用意を。料金は先払い。

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ホテルのシャトルバス

主要なホテルでは、フェリーターミナル・空港とホテルを往復する無料のシャトルバスを運行しているので、宿泊時には活用したい。

人力三輪車

2人用の席がある観光用自転車。カジノが並ぶエリアで見つけやすい。ペディキャブと呼ばれ、1時間MOP500が相場だ(要事前交渉)。

 

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奥付:
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