カナダ旅行をオススメする10の理由
by davebloggs007, CC BY

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日:2020年4月13日

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カナダ旅行をオススメする10の理由

雄大なで美しい大自然が魅力のカナダ。日本と同じように四季折々の情景の変化が人々を惹きつけます。大自然の中でのトレッキングやスポーツなど様々なアクティビティーが楽しめます。北米大陸にありながら、アメリカとまた異なった文化と魅力にあふれた国「カナダ」。その10の魅力を挙げてみました。



【理由1】大自然を満喫できる

雄大な大自然が魅力な「カナダ」。美しく冠雪した冬山は見る人を惹きつけます。カナダには多くの国立公園があり、雄大な大自然の景観を楽しむことができます。

代表的な国立公園としてロッキー山脈一帯の国立公園が挙げられます。ロッキー山脈は日本人にもおなじみですが、北米大陸の西部、太平洋寄りにあり、カナダからアメリカにわたる約5000キロメートルにおよぶ大山脈です。
標高4339メートルのエルバート山をはじめ3000メートル級の山々が連なるさまはまさに圧巻です。

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Entering Banff National Park, Alberta, by Andrea_44, CC BY

また、世界で3番目に古い国立公園であるバンフ国立公園は、カナディアン・ロッキー観光の玄関口の都市バンフ付近で雄大な大自然が望める国立公園です。美しい山々と各所に点在する湖は見る人を惹きつけてやみません。

Rockies .. Canada .. Moraine Lake, by Nick Kenrick., CC BY

【理由2】オーロラが楽しめる

北極圏のわずかな国でした見る事ができないオーロラ。代表的な国として、スエーデン、ノルウェイ、フィンランドなどの北欧諸国、グリーンランドやアイスランドなどの国、そこにカナダも入っています。

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by GoToVan, CC BY

カナダのオーロラ観光の特徴として、オーロラ観賞のための施設や設備が整っていることが挙げられます。その代表的な地が「イエローナイフ」です。
「イエローナイフ」は世界的にみても素晴らしいオーロラが鑑賞できる場所として知られています。それに加えてオーロラ観賞の観光客向けの施設が充実しています。
「イエローナイフ」の街は北緯62度にあり人口およそ2万人のコンパクトな街です。街を少し離れると手つかずの大自然が残っており、人工的な建物がほとんど無いのでオーロラ鑑賞に適した街です。

街中にはオーロラ観光のツアーを実施する旅行会社がいくつもあり、最適な鑑賞場所までのアクセスや防寒着のレンタルなど、観光客向けのサービスが充実しています。

by GoToVan, CC BY

【理由3】スローフードが体験できる

国土が広く、太平洋や大西洋、広大なハドソン湾もあるカナダ。豊穣な大地から採れる農産物や、近海で採れる魚介類は世界有数の生産量を誇ります。そんなカナダで新しい流れとなりつつあるのが「スローフード」やその流れをくむ「アグリツーリズム」です。

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DGJ_3757 – Crabapples, by archer10 (Dennis) (66M Views), CC BY-SA

スローフードは日本でもよく知られていますが、アグリツールズムはそんな自然を尊重した食生活を素材の収穫から調理までを体験する運動です。どちらもイタリアが発祥ですが、自然を大切にし食材の宝庫でもあるカナダでも広まっています。現地のオプションツアーや日本からのツアーも催行されています。豊かなカナダのスローフードを旅先で体験してみてはどうでしょうか。

DSC02436 - Governor's Kitchen, by archer10 (Dennis) (66M Views), CC BY-SA

【理由4】治安が良い

カナダはお隣の国アメリカと比較して国民の銃所持率が比較的低く、それ以上に銃による犯罪が少ないことで知られています。銃を持っている人でもその目的が大自然の中でのハンティングなどレジャー目的の場合が多いと言われています。また、治安の良さは国民性なども影響しているとも言われています。

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Spectacular Sky, by Ian Muttoo, CC BY-SA

トロントは人口約250万人のカナダで最も大きい多い大都市ですが、イギリスの有力紙「エコノミスト」が発表した2015年の治安の良い都市ランキングで8位にランキングされています。ランキング6位はオーストラリアのシドニー、7位はスイスのチューリヒです。

もちろん、どんな都市でも危険な場所や時間帯はあるので、事前に情報を集めて安全な旅行を楽しみましょう。

Toronto: Front Street, by The City of Toronto, CC BY

【理由5】コーヒー・カフェのトレンドが味わえる

カナダ人はコーヒーを良く飲む国民で、街中ではいたる所でコーヒーショップが見られます。もちろん日本でもおなじみの「スターバックス・コーヒー」やカナダで5000店を超える店舗数を誇る「ティム・ホートンズ」などもあります。

近年カナダでもアメリカ西海岸のシアトルなどと同様にコーヒー界の新しい潮流であるサードウェーブコーヒーと呼ばれる店舗が増えてきました。

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200/365 – cappuccino, by bunnyhero, CC BY-SA

サードウェーブコーヒーとは上質なトレーサビリティがしっかり確保された豆を、フェアトレードなどの適切な取引方法で入手し、一杯ずつ丁寧に手入れしたコーヒーの事です。よりこだわった店舗ではロースターを店内に設置し自家焙煎を行っています。日本でもブルーボトルコーヒーなどのサードウェーブコーヒーが上陸し話題になっています。日本の古き良き喫茶店文化から影響を受けたとも言われているムーブメントを、現地で体験してみてはどうでしょうか。

DSC_7381, by Chilanga Cement, CC BY

【理由6】多様なスポーツ観戦が楽しめる

カナダで人気のあるスポーツとしてはアイスホッケー、バスケットボール、カナディアン・フットボール、野球などが挙げられます。トロントやモントリオールなどの大都市のスタジアムでは競技シーズンにはこれらのスポーツを観戦する事ができます。

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Canada vs. Germany, by s.yume, CC BY

日本との一番の違いはアイスホッケーの人気が非常に高い事です。カナダアイスホッケーのナショナルチームは非常に強く、オリンピックや世界選手優勝の常連国です。世界的に強いスポーツは国内でも人気が出るのは、最近の日本のラグビーなどと同様です。

アメリカとカナダのチームが加盟するナショナルホッケーリーグ(NHL)が最も高い人気を誇り、MLB(メジャーリーグ)、NFL(アメリカンフットボール)、NBA(バスケットボール)と並んで北米4大メジャースポーツといわれています。
またカナダは緯度が高くウインタースポーツ全般に国民が親しんでいます。

LUOOOOO!!!, by s.yume, CC BY

【理由7】多様なアクティビティーが楽しめる

カナダでは雄大な大自然の観光だけでなく、自分で体験する数々の体験型アクティビティーが楽しめます。
スキーやスノーボードなどの定番スポーツはもちろん、トレッキングやキャンプ、カヌーやラフティング、釣り、変わった所ではバンジージャンプやエッジウォークなどまで様々なアクティビティーがあります。

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Whistler Village, by Wildcat Dunny, CC BY

スキーで有名なのは世界遺産にも登録された200以上のコースを誇るスキーリゾート「ウイスラー」です。パウダースノーで有名なスキーヤーあこがれの地です。麓の街は一大スキーリゾートになっており、宿泊だけでなくショッピングやグルメも楽しめるオススメの街です。カナダの西部バンクーバーから車で2時間ほど、日本からのアクセスも比較的良好です。

スリルを味わいたい人は、ウイスラーをはじめ国内数カ所でバンジージャンプも楽しめます。トロントのCNタワーでは高さ365mでの命綱を着けてタワあーの外周を歩く、エッジウォークなどもあります。

luke10revi.jpg, by AB.freeskier, CC BY

【理由8】赤毛のアンの舞台に行ける

赤毛のアンの舞台として有名なカナダ東部にあるプリンス・エドワード島。なんとなく小さな島をイメージしますが、東京都の3倍ほどの広さがある島です。島の人口は14万人ほどです。

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Anne’s house, by Seyemon, CC BY-ND

赤土と雄大な田園風景が広がる島には赤毛のアンの作者である「ルーシー・モード・モンゴメリー」に関連する施設がいくつか残っており、物語のアンの家のモデルになった「グリーン・ゲイブルズ・ハウス」や、当時の建物を再現した「アボンリービレッジ」など見どころ満載です。またあまり知られていませんが、プリンス・エドワード島は地元の農産物や魚介類を楽しめるグルメの島でもあり、グルメ評価本の「ザガットサーベイ」で「世界の8大グルメ観光地」や「食通におすすめの旅行先」第2位に選ばれているほどです。

Annewp2-anne-of-green-gables-3351624-1024-768, by norika21, CC BY-SA

【理由9】野生動物を間近で見ることができる

カナダでは都市から少し離れると雄大な大自然が広がっています。
日本では見ることができない多くの野生動物を見ることができます。陸上ではヒグマ、ムース(ヘラジカ)、バイソン、カリブー(野生のトナカイ)など、海や川ではザトウクジラ、シャチ、サケなどすべて野生の動物です。

Black Bear cub, Ursus americanus, Canada, North America.

wild animals, by bm.iphone, CC BY

ムースやカリブーの大群が大自然の中を疾走する様などを見ることができれば一生の思い出になるでしょう。
日本からも野生動物見学のツアーが企画され、現地のオプションツアーもありますので、日本では見られない野生動物を自分の目で見て見てはどうでしょうか。

wild animals, by bm.iphone, CC BY

【理由10】多様な文化に触れることができる

カナダは200以上の民族が 共存している多民族国家です。
15世紀以降、イギリスとフランスが所有権を主張し、最終的にイギリスの領土となりました。その後、カナダとして独立した後も英連邦国として今に至っています。そのため公用語も英語とフランス語が使われています。

現代のカナダは移民を受け入れているため、先住民族を含め200以上の民族が共存しています。カナダは移民を自国の文化に同化させる同化政策よりも、各民族の文化を尊重する政策をとっています。そのため出身国の文化が混ざり合うことなく残っているので「モザイク国家」とも呼ばれます。

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Libyan Girls and their Teacher, by Shazron, CC BY

出版物も英語とフランス語だけでなく、イタリア語やドイツ語、中国語などの言語を使った新聞や雑紙などが販売されています。
また、留学や語学研修などの受け入れも盛んで、各民族の文化を尊重する文化の基で外国人が勉強し易い国です。

カこの様に、カナダは雄大な大自然など数々の魅力を持った国です。
季節によって自然の表情も変わり体験できるアクティビティーもバラエティーがあるのでいつ行っても魅力が味わえる国です。

Window shopping, by Loozrboy, CC BY-SA
筆者:まっぷるトラベルガイド編集部

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