ドイツビールというと、毎年ミュンヘンで開かれるオクトーバーフェストを真っ先に思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。ですが、ドイツでは全国各地に数多くの地ビールがあり、なんとその数は5千ブランドを超えるとか。そこで、ここではケルン駅周辺で味わえるケルンの地ビール、ケルシュ（koelsch）にスポットを当てて、醸造所直営レストランのブラウハウスを中心に６軒をご紹介します！

Gaffel am Dom

ケルン駅の正面にある、駅から最短、1200人収容可能という大きなブラウハウス。ケルシュブランドの中で2番目に大きな「Gaffel」を味わえます。ここは2008年に改装されたため、古めかしい雰囲気を多少残しつつ、明るくモダンな店内が特徴。とにかくケルン駅へのアクセスが抜群な上、ケルン大聖堂にもほど近いことから、いつも多くの観光客でにぎわっています。電車の乗り換えの待ち時間など、ケルンでの滞在時間が少ない方にはお薦めのブラウハウスです。

from foursquare.com

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Früh am Dom

Gaffelの次に大きなブランドのFrüh。Früh am Domは、ケルン大聖堂から歩いて3分ほど、小人が大活躍するケルンのおとぎ話「Heinzelmännchen（ハインツェルメンヒェン）」の一場面を再現した像の後ろに店を構えています。店の前にはテラス席が常に並び、小さな入口からは想像できないほど中も広々。2階からは大聖堂やハインツェルメンヒェンを眺めることもできます。12月になると、テラス席の横に大きなクリスマスツリーが立ち、ロマンチックなムードが演出されます。

by Rubén Vique, used under CC BY

Brauhaus Gilden im Zims

中央の広場の周囲に数多くの飲食店が建ち並ぶHeumarkt（ホイマルクト）にあるブラウハウス。緑のラベルが目印のケルシュ「Gilden 」を飲むことができます。ホイマルクトでは年間を通して様々なイベントが開かれますが、中でも最大のお祭りが毎年11月11日に始まるカーニバル。このカーニバル初日と、最終週（年によって日程は異なりますが、2月から3月ころ）は、仮装した大勢の人たちでにぎわいます。酔っ払いたちのお祭り騒ぎなので、この時期に訪れる人はそれなりの覚悟を！

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Peters Brauhaus

ここで味わえる地ビールは、他のケルシュと比べるとかなり知名度の低い「Peters」。とは言っても、ブラウハウスとしてはそこそこに有名なところで、ケルンっ子や観光客にも人気があるようです。店はケルン市役所からライン川に向かう路地にあり、川沿いではないものの歩いて2,3分ほどの距離にライン川があるので、ボリュームたっぷりの肉料理とビールを味わった後に、行き交う船を眺めながら川沿いを散歩するのもお薦めです。

by calflier001, used under CC BY-SA

Haxenhaus zum Rheingarten

こちらはブラウハウスではありませんが、ケルンでも最も古い部類に入るというビアハウスの１つ。ライン川沿いにあります。店名にある「Haxen」とは、ローストされた骨付き肉の料理。メニューにも豚肉やラム肉のHaxen料理がさまざま用意されています。ただし、このエリアは観光客が大変多く、従ってレストランも観光客向けが多いのも事実。料理やサービスに過度な期待をしなければ、建物前のテラス席でライン川の風景を楽しみつつ、ケルシュや料理を味わうのも良いでしょう。

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Pfaffen Brauereu Max Päffgen

Heumarkt（ホイマルクト）の角にある茶褐色の建物が目印のブラウハウスです。ケルシュの大ブランド、Gaffel やFrühと比較するとやや小規模ながら、味には定評のあるブランド「Päffgen」という地ビールを味わうことができます。 ケルン市内は第二次世界大戦でかなりの爆撃を被ったため戦後に建て直された建築物が多く、ホイマルクトも例外ではないのですが、その中にあってここは数少ない古い外観を保った建物です。

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