マカオ旅行する人は必見!マカオのおすすめ観光地10選
Macau - 澳门, by J_Llanos, CC BY-ND

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日:2021年2月9日

この記事をシェアしよう!

マカオ旅行する人は必見!マカオのおすすめ観光地10選

マカオは、香港からフェリーで約1時間の位置にある中国の特別行政区です。ポルトガルの植民地でもあったマカオには、植民地時代の建物がたくさん残っており、教会や広場などが世界遺産に登録されています。アジアだけれど、ヨーロッパの雰囲気を楽しめる観光地です!香港から日帰りでも行けるところが人気の秘訣です。



また、マカオといえば「東洋のラスベガス」と呼ばれているほど、カジノが充実しています。香港や中国国内だけでなく、世界中から観光客が集まる場所です!夜になると、カジノのライトアップがとても綺麗ですよ!そんなマカオのおすすめスポットをご紹介します!



聖ポール天主堂跡 (大三巴牌坊)

マカオで最も有名な観光地であり、2005年にマカオ歴史地区の一部として世界遺産にも登録された「聖ポール天主堂跡」。16世紀末にイエズス会によって建てられた教会跡で、現在は教会前面の荘厳な壁がその下にある階段を見下ろしています。 年末などには壁面に映像を投影するプロジェクションマッピングなども行われ、観光客の目を楽しませています。 7379458230_a40a5d8c9b_z
_IGP2826, by INABA Tomoaki, CC BY-SA
また、イタリア・ミラノのトレビの泉のように階段から壁面の窓に向かってコインを投げ、窓を通ると幸運に恵まれると言われています。マカオ観光に来た人のほとんどが立ち寄る観光名所です。周辺には多くのお土産物屋も並んでおり、セナド広場や繁華街からも近いので、観光コースの一つとしてぜひその景観を楽しんでみてください。
Ruins of St. Paul's - 02, by Kabacchi, CC BY

セナド広場

聖ポール天主堂跡と並んでマカオ歴史地区の一部として世界遺産に登録されている「セナド広場」。白と黒のコントラストが美しいタイル張りの広場の周囲には、ポルトガル植民地時代のヨーロッパ調の街並みが広がります。周囲の建築物は薄いピンクや黄色に塗られヨーロッパ調の外観と相まってどこか無国籍風の情緒を感じさせます。 広場の中心には噴水が有り、その中心には植民地だったころの大航海時代を思わせる地球儀のオブジェが飾られています。 8885972199_98d4576b4b_z
Senado Square – HDR, by Global Reactions, CC BY
夜間には広場全体がライトアップされ、昼間とは異なった情景を楽しむ事が出来ます。マカオは比較的コンパクトな街なので、時間に余裕があれば昼と夜2回訪れてみるのもおすすめです。 セナド広場はマカオ観光の中心地といってもよい場所にあり、周辺には聖ポール天主堂跡や旧マカオ市政庁などマカオの観光名所が集まっています。
Macau Island, by taylorandayumi, CC BY

マカオタワー (澳門旅遊塔)

マカオ半島の最南端に位置する338メートルの高さを誇る「マカオタワー」。 マカオのカジノ王スタンレー・ホーが主導して建設したこのタワーは、展望デッキからの眺めだけでなく、数々のアトラクションが楽しめることで人気です。 高さ223mには展望デッキとレストランがあり、マカオの街が一望できます。 タワーのふもとには映画館やレストラン、カフェ、ショップが入居しており、ショッピングやグルメが楽しめます。 6515775817_a91c14325e_z
Sky Walk at Macau Tower, by myhsu, CC BY-ND
タワーで体験できるアトラクションには、地上233メートルのタワー屋外の外周からのバンジージャンプや、命綱を付けて外周を歩くスカイウォークなどがあり、どれもスリル満点です。日常生活では味わえない異次元のスリルを味わいたい人は実際に試してみてはどうでしょうか。 その他にも61階から高さ388メートルの頂上まではしごなどを使って登るタワークライムなどのアトラクションもあります。
Macau Tower, by Mr Wabu, CC BY-SA

聖ドミニコ教会

世界遺産に登録されているマカオ歴史地区の中にあり、セナド広場からほど近い場所にある「聖ドミニコ教会」。ポルトガルのドミニコ会によって16世紀後半に建てられた教会です。建造以来数回かの改修を重ね、現在のコロニアル・バロック様式の建物になっています。荘厳な建築様式と光に照らされたロザリオの聖母は見る者を厳かな気持ちにさせます。 6268837170_14dc7d044b_z
St Dominic’s Church, by Cliffano, CC BY-SA
聖ドミニコ教会に隣接して建てられている聖ドミニコ博物館には、マカオでカトリック布教が行われた時代の金製品や聖書のオーナメント、礼拝用具など数々のコレクションを見ることが出来ます。 聖ポール天主堂跡やセナド広場から徒歩で行ける距離なので観光の際はまとめてまわるのがおすすめです。
澳門 / Macau - 玫瑰聖母堂 St. Dominic's Church, by Blowing Puffer Fish, CC BY

モンテの砦 (大炮台)

マカオ半島のほぼ中央部、海抜およそ50メートルの場所にある「モンテの砦」。17世紀前半にマカオを敵国から防御するために築かれた砦です。総面積は1万平方メートルにおよび、砦の周囲には大砲が設置され、敷地内には兵器工場や戦いに必要な物資を蓄えるための倉庫もありました。現在でも周囲を見下ろす砦の外周には当時の姿を再現した大砲が配置されています。 17122920808_b57ba6649b_z
Fortaleza do Monte, Macau, 大炮台, 大三巴炮台, 澳門, by bryan…, CC BY-SA
砦の上からは聖ポール天主堂跡を見下ろせるスポットもあり、マカオ全体を見渡すには絶好の場所です。モンテ砦のすぐそばにはマカオの歴史を展示するマカオ博物館もあります。モンテの砦もマカオ歴史地区に含まれており、セナド広場からも徒歩圏で、エスカレータを使って昇ることができます。また、夜にはリスボアホテルなどの市街地の美しいイルミネーションを一望する事ができます。
Monte Fort, by edwin.11, CC BY

民政総署 (民政總署大樓)

セナド広場の前に位置するバロック様式をベースにした新古典主義の白壁の建物が「民政総署」です。 ポルトガル統治時代からマカオの政治が行われてきた建物です。現在でもマカオ市議会の所有で公式行事などが行われています。18世紀後半に建てられ幾度かの改修を経て現在の姿になっており、壁や室内装飾などは当時のままの姿を残しています。ポルトガル語ではレアル・セナド(忠誠なる議会)と呼ばれており、セナド広場の名前の由来となっています。 5078455108_3d3d592056_z
澳門 / Macau – 民政總署大樓 Leal Senado Building, by Blowing Puffer Fish, CC BY
中庭やギャラリーは一般開放されているので、アズレージョと呼ばれるポルトガル様式のタイル装飾や議会場、中庭の洋風庭園などを見学する事ができます。
民政総署(民政總署大樓)Leal Senado, by nekotank, CC BY-ND

媽閣廟

媽閣廟(マーコーミュ)はマカオの名前の由来ともなった古いお寺で、15世紀に建立されました。4つの廟が祀られており、今のマカオの街が形成される前から存在していました。マカオでは珍しい中国様式の寺院で、世界遺産にも登録されています。 5968399685_91ab08d2b1_z
Macau_2011 06 03_028, by HBarrison, CC BY-SA
風水的に縁起が良い場所に建てられておりマカオのパワースポットとしても有名です。観光客だけでなく地元の人も参拝に訪れ、常に参拝客が奉納した線香の煙がたちこめています。 海の神様が祀られていますが、家内安全や無病息災、恋愛成就などにも御利益があるといわれています。
Gate to A-Ma Temple (Templo de A-Ma), Macau, by wiredtourist.com, CC BY

カジノ

マカオのカジノは中国返還前からありましたが、2000年代に外国資本の参入も認めたことから急成長し、いまや営業収入でラスベガスを抜くほどになりました。マカオ各地のホテル内には巨大なカジノが次々オープンし今や30以上のカジノが運営されています。 マカオ政府の後押しもあり、カジノはマカオの主要産業になっています。カジノゲームの種類は日本でもおなじみのブラックジャックやスロットマシーン、ルーレットからバカラやポーカーなど様々なゲームが楽しめます。 3929528862_25331fb64c_z
The Venetian Macao Resort Hotel, by Dennis Wong, CC BY
ヴェネチアン・マカオやグランド・リスボアなどの巨大カジノの豪華できらびやかな内装は一見の価値があります。日本人であればパスポートを見せるだけで無料で入場出来ますので、ゲームをしない人も一度その豪華な雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか。
554T5186, by cliff1066™, CC BY

カジノ ヴェネチアン マカオ

マカオ最大にして最新の複合リゾート「ヴェネチアン・マカオ」はコタイ地区に2007年にオープンした、アメリカ資本のラスベガス・サンズ社が建設した新しい施設です。バロック様式の巨大なモールにはベニスを模した水路が張り巡らされ、観光用のゴンドラが行きかいます。 15787759955_7ac4755420_z
The Venetian Macau, by Jeff Pioquinto, SJ, CC BY
モールには350以上の一流ブランドを含むテナントや40を超えるレストランが入居しています。1万5000人収容のコンサートホールも併設しており、過去にはレディー・ガガやビヨンセなどの一流アーティストのライブが開催されています。マカオ半島から橋を渡ったコタイ地区にありますが、今やマカオで一番人気のリゾート施設となっています。 ヴェネチアン・マカオはカジノリゾートとして有名ですが、カジノに行かなくても丸一日楽しめる複合リゾートとしておすすめのスポットです。
The Venetian Resort - Macau, by Jeff Pioquinto, SJ, CC BY

聖ヨセフ修道院および聖堂

18世紀中頃にイエズス会によって建立された教会で、フランシスコ・ザビエルの遺骨の一部も祀られています。綺麗なクリーム色の外壁を持つバロック様式の建物は、ポルトガル統治時代にはキリス教の日本や中国への布教のための拠点として使われていました。 3271833598_eff7c08da6_z
聖ヨセフ修道院及び聖堂 St.Joseph’s Seminary and Church, by nekotank, CC BY-ND
修道院は残念ながら一般公開されていませんが聖堂は公開されており、その内部は黄金色の装飾が施された白く輝くドーム型の天井とクリーム色の壁面のコントラストが印象的です。聖堂の奥には十字架とキリスト像が置かれ、聖フランシスコ・ザビエルの遺骨が安置されています。セナド広場から徒歩10分程で行けますが、道中に坂や階段が多いためか比較的観光客が少なく、美しい聖堂の内部をゆっくり観光出来るおすすめのスポットです。
聖ヨセフ修道院及び聖堂 St.Joseph’s Seminary and Church, by nekotank, CC BY-ND
筆者:まっぷるトラベルガイド編集部

まっぷるトラベルガイド編集部は、旅やおでかけが大好きな人間が集まっています。

皆様に旅やおでかけの楽しさ、その土地ならではの魅力をお伝えすることを目標に、スタッフ自らの体験や、旅のプロ・専門家への取材をもとにしたおすすめスポットや旅行プラン、旅行の予備知識など信頼できる情報を発信してまいります!