更新日:2020年4月13日
冬にこそ行きたいサイパンのダイビングスポット
このところ毎日寒くってと言っている人におすすめしたいのがサイパンです。サイパンは、一年中常夏の島、いつ行ってもマリンスポーツが楽しめます。その中でも、日本の冬にあたるこの時期は、サイパンでは、乾季、スコールを経験したり、乾燥した風を感じたりできるのです。そしてなんといっても、サイパンに行ったら、初体験でもベテランでもトライしてほしいのが、サイパンでのダイビングです。もちろん、スキンダイビングでも楽しめます。
言わずと知れた「グロット」
サイパン北東部にあるグロットは、言わずと知れた洞窟ダイビングスポットです。最初に紹介するスポットではありますが、実は冬の時期より夏がおすすめです。
by Jeffrey Tripp, CC BY
夏の午後に洞窟から海を眺めると、光がまるで絨毯のように見えてとてもきれいです。冬場は、少し波が高いので、上級者むけですね。印象にのこっているのは、グロットへ降りていくまでの階段です。
by tata_aka_T, CC BY
by tetsukun0105, CC BY-SA
ボートダイビングとは違い重い機材を背負っているので、つらいです。ですが、その価値ありの場所ですから、ぜひトライしてください。
- 住所:
- Saipan Saipan 96950, Northern Mariana Islands
- ホームページ:
- Foursquare.com
冬の透明度の高さを活かして楽しむ沈船「松安丸」
アウターコーブという場所から、ボートで5分ほど行くと、大きな貨物船が沈んでいます。その船、松安丸は松岡汽船所属の貨物船で、1941年から海軍の貨物船として利用されていましたが、米軍の潜水艦からの攻撃を受けて、サイパン港に入港したものの結局座礁したのち、大破しました。全長120メートルの貨物船は、今は、静かにこの海の魚のすみかになっています。大きな魚だけでなく、小さくてかわいい魚もたくさん住んでいますので、初心者の方から、マニアックな方までおすすめのスポットです。特に冬場は、透明度が高いので、楽しいダイビングができます。少し流れが強いので、初心者は注意が必要です。
広大なサンゴの海、「オレアイ」で癒されよう
美しいサンゴ礁を見たいという方であれば、サイパン西部のシュガードックから船を出せば10分もしないうちに、美しいサンゴのスポット、オレアイにつきます。ここのサンゴを見たらほかはサンゴとは言わないといわれるほどに美しいサンゴの風景が広がります。サンゴの種類も豊富で、南側と北側では違ったサンゴの風景です。水深が浅めですから、スキューバダイビングだけでなく、スキンダイビングや体験隊ビングでも十分楽しめます。
優雅に泳ぐマダラトビエイを見るなら「ダイハツ」
アウターコーブから5分のところで、上陸用舟艇が2艇沈んでいるポイントが、ダイハツです。このポイントは、なんといっても、マダラトビエイ1点に絞るべきでしょう。マダラトビエイは、ひし形の体から、長い尾っぽが1本でている、まさにエイのイメージしのままです。その体の模様はとても美しく、優雅に泳ぐ姿はほれぼれします。このエイが、群になって泳ぐさまは言葉も出ないほどです。しかし、この群れに出会うのはあまり多くはありません。とても臆病な魚なので、一度怖がらせてしまうと次のチャンスをはなかなかやってこないのです。このラッキーに出会ってみませんか。
美しい砂地を巻き上げない自信があるなら「オブジャン」
サイパンの南部は、美しい白い砂地が続いています。なかでも、オブジャンは、美しい白い砂地が続くポイントです。透明度も高く、初心者でもダイビングが十分楽しめるポイントです。サイパンが初めての人がここに来ると、必ずまた来たいというほどファンが多いポイントでもあります。オブジャンはビーチダイブで、自分で少しずつ水中に入っていきます。ですから、ますますこの辺りの透明度の髙さに驚くことになります。ここは、海が穏やかな時にでかけていって、ゆったりと過ごすのがいいですね。
見たいものが見つかるのがサイパンのダイビング。サイパンでライセンスを取ったものにとっては、まさに天国のようなスポットがたくさんあり、うまくなったらまた来ようと思ってしまいます。そんな素敵なスポットばかりです。
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