アメリカ・シアトル!トランジット時間を使って小旅行!10時間の一人旅
今回ご紹介するのは、アメリカ・シアトル。ニューヨークやロサンゼルスと比べると、知らない人が多いのではないでしょうか。私もそのうちの一人でした。実際に行くまでは、シアトルといえば何か思い浮かべられないほ...
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更新日: 2020年4月13日
海に面したボストンでは、コッド、クラム(2枚貝)、カキ、ロブスターなどといったシーフードが昔から人々に愛されてきました。クラム狩りをする漁師は、ローガン空港の近くでもよく見かけます。海辺を歩いていると、ロブスターが海草の間をゆっくりと歩いているのが見られることもまれではありません。ローカルフードの筆頭も、おのずとシーフードということになってきますが、それだけではありません。ほかではあまり味わえない変わったものもあります。
アメリカの東海岸には、フロリダからニューイングランド地方まで、様々なクラムチャウダーが存在します。なかでもニューイングランド・クラムチャウダーとニューヨーク・クラムチャウダーは全国的に知られています。同じクラムチャウダーでも、両者には大きな違いがあります。
ニューイングランドスタイル, by pointnshoot, CC BY
スープであることには変わりませんが、ニューヨークスタイルが透き通ったトマト味であるのに対して、ニューイングランドスタイルはクリームベースです。日本のクリームシチューをイメージしてもらえれば、どんなものか判断がつくでしょう。
ニューヨークスタイル, by Benny’s Chop House, CC BY-SA
ボストンでクラムチャウダーといえばニューイングランドスタイルのことを指します。ボストンあたりではかなり誇りを持っていて、「ニューヨークスタイルはチャウダーじゃない」とまでいう人もいるくらいです。
ボストンに着たら、ロブスターロールは避けて通れないでしょう。ロブスターの身を細かく刻んだセロリやピクルスとともにマヨネーズ(マヨネーズを使わない場合もあります)であえたものが、普通、スプリットトップと呼ばれるホットドックに代表されるパンにたっぷりと挟まっています。
by coolinsights, CC BY
「セロリなど、野菜とのコンビネーションがたいせつだ」とか、「野菜を混ぜるのは邪道だ」とかいった論議が沸騰するほど、ボストニアン(ボストン市民)はこだわりを持っています。
ボストンだけでなく、おそらくマサチューセッツ全域、もしかするとニューイングランド全域にいえることかもしれませんが、とにかくこのあたりの人たちはアイスクリームをよく食べます。アイスクリームの消費がアメリカ一だともいわれています。老若男女関係ありません。
スーツ姿のビジネスマンが、うれしそうにアイスクリームを食べながら歩いていたりします。なぜそんなにこの地方の人はアイスクリームをたくさん食べるのかに関しては、いろいろと論議はありますが、冬が寒すぎるから、単にほかよりもおいしいからなどといった意見が多いようです。
by theimpulsivebuy, CC BY-SA
日本でも食べられるようになったベン アンド ジェリーズはもちろんのこと、さらにおいしいローカルなアイスクリームが、ボストンやケンブリッジで味わえます。
フラッフはガラスやプラスチックのジャーに入った、白いとろりとした甘い食べ物です。これだけではイメージがわきませんが、スーパーに行くとジャムと並んで置いてありますと聞けば、なんとなく分かってくると思います。この白い食べ物は、マシュマロをペースト状にしたもので、普通パンに塗って食べます。
fluff, by ginnerobot, CC BY-SA
このフラッフとピーナッツバターを塗ったサンドイッチは、この界隈ではすごくポピュラーです。20世紀初頭にボストン近郊のサマビルで発明された、結構古くから食されてきた食べ物です。いまでこそ、アメリカどこでも手に入るようになりましたが、少し前まではあくまでローカルな食べ物に過ぎませんでした。
by Javcon117*, CC BY-SA
今、このフラッフをマサチューセッツの公式サンドイッチにしようという動きがあります。レストランで食べるようなものではありませんが、お土産などにもいいかもしれません。
ベークドビーンズは、いってみれば甘い煮豆ですが、ソースや豚肉が入っていているので、シチューだということもできます。もともとはイギリスやアイルランドの食べ物で、朝食のときにパンの上に乗っけて食べるのが一般的でした。そのイギリス人が新大陸に移住してきて、広まっていったのがアメリカの起源です。
Baked, by daveparker, CC BY
ボストン・ベークドビーンズにはブラウンシュガーやモラセス(廃糖蜜)と豚肉が入っています。ボストンをビーンタウンと、ニックネームで呼ぶことがよくあります。これはベークドビーンズから発想されたものです。
Boston baked beans, by marcelo träsel, CC BY-SA
【筆者】まっぷるトラベルガイド編集部
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