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3月に入り、穏やかな日差しに春の気配が感じられるこの頃。
朝はちょっぴり早起きをして、賑わう朝市へ出かけてみませんか?
目指す先は、神奈川県湘南地域の大磯町。
相模湾沿いにある大磯港は、釣りファンを惹き付ける、有名な釣りスポット。
そこで毎月第3日曜、神奈川県内最大の朝市『大磯市(おおいそいち)』が開催されます。
港ののんびりとした風景のなか、ここでしか出会えない、新鮮な食材やユニークなアイテムが目白押し!
最寄り駅・大磯駅を出て、路地を抜けて海岸側へ、ゆっくりと歩いて10分、大磯港が見えてくれば会場はすぐそこ!
編集部が訪ねたのは、2月17日。
気温が10℃に届かない風の強い日にもかかわらず、『大磯市』が開市から賑わいを見せました。
「それにしても、(来場者は)今日は少ないですね。いつも4、5千人ほど、多い時は1万人も集まることも。」
そう語ったのは、大磯市実行委員の原大祐さん(写真右)と塩谷卓也さん(写真左)。
『大磯市』の由来の話を伺ったところ・・・
原さん「元々この場所で月1回に、さかなの朝市が開かれて、食堂もできました。ミナトを盛り上げて、町全体を”市(いち)”にしようと、2010年9月に大磯市をスタートしました。
一回目は19店舗の出店からはじまった、こじんまりした『大磯市』でしたが、口コミが広がって、現在は出店数は200店舗近くに増えています。」
塩谷さん「出店者の約4割くらいは地元・大磯在住。出店にあたっては、個人だったり、手作りだったり、いくつか条件が揃う必要があります。
『大磯市』での出店をきっかけに、大磯町を気に入って移住してきた出店者の方もいらっしゃいます。」
お話を伺っただけでも、心をくすぐられた『大磯市』。その魅力をたっぷり味わえる楽しみ方をご紹介。
一日の始まりは朝食から!会場に到着したらまず腹ごしらえを。
開催時間の9:00より少し早く始まる店もあり、朝食にピッタリなフードたちが出迎えてくれました。
『大磯市』受付のすぐ近くには、NPO法人「大磯だいすき倶楽部」が出店するブースがあります。
いい匂いにつられて寄ってみると、地元で取れた魚で出汁をとった名物の磯汁(100円)と焼きおにぎり(200円)を発見。
磯汁の出汁はその日次第の限定の味。香ばしい焼きおにぎりと一緒に頂き、一日の元気をチャージしましょう。
早起きは三文の徳!大磯だいすき倶楽部の近く(大磯町漁業協同組合の建物の外)に、朝限定の「魚市」も開催。
これを目当てに訪れる人も多く、朝8時から配布の整理券があっという間になくなってしまうほど。
※魚市は天候・水揚げ状況により、中止することもあります。
大磯だいすき倶楽部のブースを中心に、L字型に広がっていく『大磯市』の会場。
キッチンカーエリア以外、フードエリアとクラフトエリアは、分けられることがなく、様々なブースが一堂に会し、見ているだけでもワクワクします。
地元や近隣地域の飲食店のみならず、農家・海鮮問屋の直販から、地元アーティストたちの手づくり作品など、幅広く楽しめるラインナップとなっています。
みかん栽培をしている大磯町の農家から出店
懐かしい雰囲気を持ったハンドメイドのほうきも
午前中に完売した大磯町人気のパン屋さん「ラコルタ カフェプラスベーカリー」
夫婦二人三脚で制作行う小さな陶器工房「キカキカク」。一つ一つ丁寧に染付され描かれた模様が目を惹きます
◇アートな焼き菓子!「DIXONHOLIC」のクッキー
思わず立ち止まって見てしまう、カラフルなアイシングクッキー。
大磯とゆかりを持つ店主による、個性的なイラストが描かれていて、手の込んだものばかり。
なかでも人気の高いのは、写真左の「鼻ほじくり」シリーズ(一個400円)とか。
実店舗のないDIXONHOLIC(ディクソンホリック)ですが、大磯市では確実に出会えますよ。
◇素朴な味がクセになる!「三日月」のパウンドケーキ
東京から移住してきた姉妹が営む「三日月」。
趣味のパウンドケーキを出店したことがきっかけに、2010年から大磯で店を構えて本業に。
国産の全粒粉やきび砂糖、無塩バターなどの素材に、“今”限定の地元の果物や野菜を加えた、シンプルで飽きの来ないおいしさです。
一年を通して約80種類を販売。ケーキ端っこの部分だけ味わえるという楽しみ方も!
◇大磯野菜は主役!「大磯野菜工房」のピクルス
地元野菜を中心に、神奈川県産の旬の野菜を使った「大磯野菜工房」のピクルス(小瓶540円)
無添加・無着色。農薬を使わず、自然に育った“原色”の野菜をそのまま食卓へ。彩りもきれいで、手土産にもピッタリです!
◇「BeansMart Oikos」でご当地ブレンドを
『大磯市』第1回目から参加している、大磯唯一の自家焙煎スペシャリティーコーヒー専門店「BeansMart Oikos(ビーンズマートオイコス)」。
新鮮で気楽に飲めることにこだわり、焙煎したての豆を販売。リーズナブルなお値段もうれしい!
写真左側の「アオバトブレンド」(110g、600円)と右側の「大磯市」(110g、600円)は会場限定。
真ん中の「妻ブレンド」(110g、600円)は、大磯市の常連、小田原で店を構える古民家カフェ「nico cafe」とのコラボブレンド。
◇大磯市の「妻」!?「nico cafe」名物の大磯妻
「妻ブレンド」の上に載せている、ユーモアたっぷりの人形「大磯妻」に惹かれ、「nico cafe」のブースに寄ってみることに。
そこで話題のロックバンドのボーカルを彷彿とさせる人形が!
手縫いならではの二つと同じものがない顔や体型、それぞれ個性が光ります。
「大磯妻」たちは全部オーナー和田真帆さんのハンドメイド作品。今ではすっかり『大磯市』の有名人となったこの“妻”を、お嫁にもらってみては?
お腹が空いたら、キッチンカーエリアで美味しいものを買ってピクニック気分でひと休み!
ビジュアル・ボリューム・テイストの三拍子を揃えた「YASUDA BURGER(ヤスダ バーガー)」。
肉の焼き上がり、具材が積み上がっていく工程を見るのも待つ間の楽しみ。おいしい匂いにも誘われて、おなかがグ~!
キッチンカーの前には常に行列が絶えず、これを目当てに来る人も多いのだとか。
屋台のような見た目を持つ「スープカレー屋台 kemuri」。店主にすすめられて「妄想 パキスタン風チキンカレー」(750円)をチョイス。
ほぐしたチキンに、スパイシーの効いたカレーがしっかりと絡んで、添えられたパクチーと野菜ピクルスがアクセントとなり、スパイシーでうまい!
チャーミングなメニュー名からも店主の遊び心が覗えます。なんでー?と気になる方は、注文の際に聞いてみてくださいね。
キッチンカーエリアの裏手に芝生広場があります。
好きなフードを手に入れたら、そこでレジャーシートを広げてまったりタイム。
芝生広場では、野外パフォーマンスなども開催されます。お出かけ中の大磯町観光キャラクター「いそべぇ」に会えるチャンスも!
※いそべぇのお出かけ予定はこちらからご確認
魚市を覗いたり、地元民に愛されるご当地の味を堪能したり、ハンドメイド作品を手に取ってみたり・・・楽しみ方いっぱいの『大磯市』。
夏の7~9月に開催される『大磯市』は、早朝から夕方開催へシフト。「夜市」として17時から開かれます。朝イチにハードルを感じる方も気楽に行けます。
ここでは紹介しきれない魅力が、まだまだあります。毎月第3日曜、ぜひ湘南発祥の地・大磯に足を運んでみてくださいね!
大磯市(おおいそいち)
開催場所:神奈川県中郡大磯町大磯港
開催日:毎月第3日曜日
※掲載した内容は、2019年2月の取材・調査によるものです。飲食店メニュー、商品内容や料金ほか各種データが変更されたり、季節による変動や臨時休業などでご利用できない場合があります。
※表示価格はすべて税込です。また消費税の見直しにより各種料金が変更される可能性があります。ご利用の際には、改めて事前にご確認ください。