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【東京発】青春18きっぷで行く!世界遺産・日光の名所をめぐる日帰りプラン

kumamoto

更新日: 2022年3月17日

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【東京発】青春18きっぷで行く!世界遺産・日光の名所をめぐる日帰りプラン

お得な鉄道旅の代名詞「青春18きっぷ」とは、春・夏・冬と学生の長期休みに合わせて期間限定で発売され、JRの普通列車が乗り降り自由になるというお得な切符です。今回は、関東屈指の避暑地としても有名な、世界遺産・日光への日帰り旅プランを紹介します。

青春18きっぷの買い方や使い方など、詳しくはこちら>>【2020年版】青春18きっぷの買い方や使い方を徹底解説!お得な旅を楽しもう

東京発 世界遺産・日光日帰りの旅 旅程表

 

 【日帰りの旅】
新宿駅7:22湘南新宿ライン
宇都宮駅9:14
9:30日光線
日光駅10:14
JR日光駅(バス)10:32東武バス(320円)
西参道入口(バス)10:41日光の寺社を観光
・日光東照宮(1,300円)
・日光山輪王寺(輪王寺券900円)
・日光二荒山神社(200円)
西参道入口(バス)13:16東武バス(1,000円)
中禅寺温泉(バス)14:00中禅寺湖畔を観光
華厳の滝を観賞(エレベーター:570円)
船の駅 中禅寺(船)14:30中禅寺湖クルージング(1,100円)
大使館別荘記念公園(船)15:10湖畔の別荘を観光
・英国大使館別荘記念公園
・イタリア大使館別荘記念公園
(共通入場券300円)
中禅寺温泉(バス)16:25東武バス(1,150円)
JR日光駅(バス)17:05
日光駅17:18日光線
宇都宮駅17:58
18:05湘南新宿ライン(土曜・休日は18:04発 上野東京ライン)
新宿駅19:58(土曜・休日は19:45東京駅着)

 

今回の旅にかかる金額

列車:青春18きっぷ1回分 2,410円 (通常料金の場合は5,180円)
バス・クルージング:3,570円
観光:3,170円
合計:9,150円(飲食費等は除く)

7:22 新宿駅から湘南新宿ラインで北へ

7:22 新宿駅から湘南新宿ラインで北へ
写真:123RF

今回の旅は、新宿駅から出発します。通勤時間帯のため、若干の混雑は避けられませんが、ゆったり旅行を楽しみたいという方には、グリーン車の利用をおすすめします。

青春18きっぷでは、別途グリーン券を購入することで、湘南新宿ラインなどに接続されているグリーン車に乗車することができます。グリーン券はSuicaでの購入も可能です。

ちなみに、成田エクスプレスのような特急の場合は、特急券を購入しても青春18きっぷでは乗車できないので注意しましょう。宇都宮駅で日光線に乗り換えたら、45分ほどで日光駅へと到着します。

10:41 世界遺産・日光の寺社を観光

10:41 世界遺産・日光の寺社を観光
美しい木造駅舎のJR日光駅。観光案内所やコインロッカーもある

日光に到着したら、東武バスに乗車して世界遺産の日光山内へと向かいます。世界遺産にも指定されている日光東照宮、日光山輪王寺、二荒山神社をそれぞれ紹介します。

絢爛豪華な姿が再現された「日光東照宮」

絢爛豪華な姿が再現された「日光東照宮」

徳川家康を祀る「日光東照宮」は、美しい彫刻と極彩色に彩られた建物が目を惹く、日光を代表する世界遺産。江戸時代の職人による巧みの技が集約され、2017年に改修が完了した「陽明門」は、創建当時のきらびやかな姿を見ることができます。「見ざる、言わざる、聞かざる」の「三猿」や「眠り猫」など、有名な彫刻も見所です。

日光東照宮

住所
栃木県日光市栃木県日光市山内2301
交通
JR日光線日光駅・東武日光線東武日光駅から東武バス「世界遺産めぐり」で9分、表参道下車すぐ
営業期間
通年
営業時間
8:00~16:30(11月~翌3月は~15:30)
休業日
無休
料金
見学料=大人1300円、小・中学生450円/三猿ストラップ守=700円/三猿キーホルダー守=300円/三猿人生守=各800円/印籠守=1000円/御香守=各500円/三猿みくじ=100円/眠り猫おみくじ=100円/御朱印=400円/白檀の御香守=500円/叶鈴御守=800円/(35名以上の団体は大人1170円、小・中学生405円、障がい者手帳持参で割引あり、一部拝観制限あり、要問い合わせ)

巨大な三体の大仏を祀る「日光山輪王寺」

巨大な三体の大仏を祀る「日光山輪王寺」
写真:Tozawa / PIXTA(ピクスタ)

日光山輪王寺の本堂でもある朱塗りの「三仏堂」には、高さ7.5mもの巨大な三体の仏が祀られています。2019年には、50年に一度の大修理が完了し、鮮やかさを取り戻しました。

時間のある方は、さらに奥にある「日光山輪王寺大猷院」を訪れるのもおすすめ。きらびやかな「夜叉門」や2018年に改修が完了した「二天門」など、見所も多くあります。

日光山輪王寺

住所
栃木県日光市栃木県日光市山内2300
交通
JR日光線日光駅・東武日光線東武日光駅から東武バス「世界遺産めぐり」で9分、表参道下車すぐ
営業期間
通年
営業時間
4月~10月=8:00~17:00、11月~3月=8:00~16:00(拝観受付は各期間とも閉門30分前で終了)
休業日
無休(宝物殿・逍遥園は臨時休あり、展示替え期間休)
料金
見学料=大人900円、小・中学生400円/三仏堂(単独)=大人400円、小・中学生200円/宝物殿・逍遥園=大人300円、小・中学生100円/願かけ守り=500円/梵字お守り=2000円/鬼門除け=3000円/八体仏念珠=3000円/梵字守=2000円/お香「そぞろあるき」=1000円/大猷院(単独)=大人550円、小人250円/(障がい者手帳持参で宝物殿・逍遥園の入場半額)

良縁を結ぶ神社としても人気の「二荒山神社」

良縁を結ぶ神社としても人気の「二荒山神社」

1200年以上の歴史をもち、二荒山(男体山)を御神体とする、山岳信仰の中心となった神社。

縁結びの神様「大己貴命(おおなむちのみこと)」を祀り、縁結びの木や夫婦杉など、良縁や夫婦円満の神社としても人気を集めています。本殿は2021年まで修復工事中ですが、参拝は可能なので、良縁を願う方はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

日光二荒山神社

住所
栃木県日光市山内2307
交通
JR日光線日光駅・東武日光線東武日光駅から東武バス「世界遺産めぐり」で13分、大猷院・二荒山神社前下車すぐ
営業期間
通年
営業時間
8:00~17:00(閉門、神苑受付は~16:30頃)、3~11月は9:00~16:00(閉門、神苑受付は~15:30頃)
休業日
無休
料金
拝観料(神苑)=大人300円、小・中学生100円/良縁祈願板札=500円/良縁笹の結び札=200円/良い縁結ぶ守=1000円/本社神苑券=300円/招き猫おみくじ=200円/えんみくじ=300円/良縁祈願板札=500円/恋みくじ=300円/

今回のプランでは、昼食の時間を除いて日光の寺社の滞在時間は2時間程度

初めて日光を訪れる方は、最初に日光山輪王寺をめぐってから、日光東照宮という順番で回るのがおすすめです。日光山内は広く、日光東照宮をじっくり見るだけでも1時間はかかります。お昼頃になったら参拝を切り上げ、日光山内周辺で昼食をとりましょう。

13:16 バスでいろは坂を上って中禅寺湖へ

13:16 バスでいろは坂を上って中禅寺湖へ

昼食を済ませたら、もう一つの見どころ「中禅寺湖」へと向かいます。
バスは上り専用の第二いろは坂をぐんぐん進んで行き、標高1269mの中禅寺湖へと到着します。中禅寺湖のある奥日光エリアは、明治時代から避暑地として発展してきました。8月の平均最高気温は22.6℃とかなり涼しいので、羽織れるものを持っていくと良いでしょう。

中禅寺湖

住所
栃木県日光市中宮祠
交通
JR日光線日光駅・東武日光線東武日光駅から東武バス中禅寺湖方面行きで45分、中禅寺温泉下車すぐ
営業期間
通年
営業時間
情報なし
休業日
情報なし
料金
情報なし

14:05 大迫力の華厳の滝を間近に感じる!

14:05 大迫力の華厳の滝を間近に感じる!

中禅寺湖に来たらぜひ見たいのが、日本三名瀑の一つに挙げられている「華厳の滝」です。

中禅寺温泉のバス停からは徒歩5分のところに、華厳の滝を間近でみられる「華厳滝エレベーター」があります。エレベーター(570円)で100mほど降りると、観瀑台の正面には大迫力の華厳の滝が!

じっくり見ていたいところですが、次の中禅寺湖クルーズの時間が迫っているので、早めに切り上げ乗船場へ向かいましょう。

華厳ノ滝

住所
栃木県日光市栃木県日光市中宮祠2479-2
交通
JR日光線日光駅・東武日光線東武日光駅から東武バス中禅寺湖方面行きで45分、中禅寺温泉下車、徒歩5分
営業期間
通年
営業時間
3月~11月=8:00~17:00、12月~2月=9:00~16:30(季節・気象状況により時間変更あり)
休業日
無休
料金
エレベータ―往復=大人570円、小学生340円/

14:30中禅寺湖の絶景をクルージングで楽しむ

14:30中禅寺湖の絶景をクルージングで楽しむ

中禅寺湖クルージングの乗船場となっている「船の駅 中禅寺」は、華厳の滝の観瀑台からは徒歩10分ほど。

穏やかな中禅寺湖をのんびり進みながら、雄大な男体山や奥日光の豊かな自然が望めます。湖面に吹く心地よい風に、夏の暑さを忘れてしまう優雅な時間を過ごせることでしょう。

中禅寺湖機船

住所
栃木県日光市栃木県日光市中宮祠2478
交通
JR日光線日光駅・東武日光線東武日光駅から東武バス湯元温泉行きで47分、遊覧船発着所下車すぐ
営業期間
4月中旬~11月
営業時間
9:30~15:30(時期により異なる)
休業日
期間中無休(6月18日休)
料金
一周フリー乗船券=大人(中学生以上)1400円、小人700円/

15:10 湖畔の別荘を観光

大使館別荘記念公園で船を降りたら、湖畔に立つ2つの別荘を観光しましょう。

湖畔に建つ「英国大使館別荘」と「イタリア大使館別荘」は、避暑地・日光に明治と昭和初期に建てられた別荘です。現在は、公園として整備されており、300円の共通入場券で別荘を見学することができます。

中禅寺湖が目の前に広がる「英国大使館別荘記念公園」

中禅寺湖が目の前に広がる「英国大使館別荘記念公園」

日光が国際的な避暑地として発展する前の明治29(1896)年、英国外交官のアーネスト・サトウによって個人の別荘として建てられました。

当時のイギリス文化に触れられるティールームでは、中禅寺湖を眺めながら、館内で焼き上げたスコーンと紅茶のセットが楽しめます。

英国大使館別荘記念公園

住所
栃木県日光市中宮祠2482
交通
JR日光線日光駅・東武日光線東武日光駅から東武バス中禅寺湖方面行きで45分、中禅寺温泉で東武バス立木観音行きに乗り換えて5分、終点下車、徒歩15分
営業期間
4~11月
営業時間
9:00~17:00(閉館、時期により異なる、要HP確認)
休業日
期間中月曜、祝日の場合は翌日休、6~10月は無休
料金
観覧料=大人300円、小人150円/イタリア大使館別荘記念公園共通券=大人450円、小人200円/

静かな森の中にたたずむ「イタリア大使館別荘記念公園」

静かな森の中にたたずむ「イタリア大使館別荘記念公園」

昭和3(1928)年に、建築家のアントニン・レーモンドによって設計された別荘。

杉皮や竹などをめぐらせた外観は、森の景観に調和するように設計され、日本の伝統とモダニズムが融合した設計になっています。館内には、イタリア製のアンティーク家具や大使が使っていたテーブル設置などが展示されています。

イタリア大使館別荘記念公園

住所
栃木県日光市中宮祠2482
交通
JR日光線日光駅・東武日光線東武日光駅から東武バス中禅寺湖方面行きで45分、中禅寺温泉で東武バス立木観音行きに乗り換えて5分、終点下車、徒歩15分
営業期間
4~11月
営業時間
9:00~17:00(閉館、時期により異なる)
休業日
期間中月曜、祝日の場合は翌日休、6~10月は無休
料金
観覧料=大人200円、小人100円/英国大使館別荘記念公園共通券=大人300円、小人150円/

帰りのバスの時間があるので、ここからは湖畔を散策しながら、中禅寺温泉のバス停へと向かいましょう。

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

筆者
kumamoto

旅行系の編集プロダクション、web制作会社を経て、現在はフリーランス。編集者時代は、鉄道や温泉などの国内旅行を中心としたMOOK本を制作。ライター兼カメラマンとしても、日本全国の取材に回っている。学生時代から愛用していた「青春18きっぷ」は、キャリア20年のベテラン。

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