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コールマンに聞く!【マット・コット選び vol.01 マットの役割と種類】 テント内で寝るには、寝袋の下にマット類を重ね敷きすることが必要 画像:コールマン

塩田真美

更新日: 2024年9月8日

コールマンに聞く!【マット・コット選び vol.01 マットの役割と種類】

泊まりがけでキャンプに出かける際、「寝袋」とともに重要なのがその下に置く「マット」や「コット」です。

そこで、ニューウェルブランズ・ジャパン合同会社 コールマン事業部の広報担当者に、テントにおける寝室づくりの考え方とマットの役割や種類についてお聞きしました。

寝袋の下に必要になるマットやコット

キャンプで泊まる際の必需品となるのが「寝袋(スリーピングバッグ)」ですが、テントの中でぐっすり快適に眠るためには、その下に「マット」や「コット」など別のアイテムが必要になります。

「家で寝るときも床の上に直接布団を敷くのではなく、その下にベッドやマットレス、カーペットやじゅうたんを敷きますよね。テント内に寝室をつくる際もまったく同じで、寝袋の下にいくつかの層を重ねておく必要があります。

特にテント内は家の床よりも地面からの冷気や湿気、凸凹を直に感じやすいため、それが安眠を妨げる要因になってしまいがちです。そうした要素の影響をできるだけ受けないようにするためには、寝袋と地面の間に緩衝材のような存在のアイテムを重ね敷き(レイヤード)しておくことが重要です」

安眠を確保するためには、寝袋のすぐ下にマットを敷くことが一般的です。

「直接身体を入れる寝袋は敷き布団や掛け布団のようなもので、その下に厚みのあるマットを敷くことで、地面の凸凹や冷気の影響を受けないようにシャットアウトすることができます。いわばベッドのマットレスや二重の敷布団のような役割を果たすわけです。その下に地面からの湿気や雨による水の侵入からカバーする『グランドシート』を重ね敷きしておけば、さらに安心です」

マットの種類は空気を入れて膨らませるタイプがメイン

マットには主に自動膨張式の「インフレーターマット」、電動のポンプなどで膨らませる「エアーマット」、薄くて大きく広げられる「フォールディングマット」の3種類があります。

インフレーターマットとは

インフレーターマットは圧縮されたウレタンフォームが内蔵されており、バルブを開けると空気が入る自動膨張式マットです。反発性があって寝心地がよく、ファミリーキャンプの主流となっています。

インフレーターマットは自動的に膨らませることが可能 画像:コールマン

エアーマットとは

エアーマットは電動のポンプなどで空気を入れて設営するタイプです。インフレーターマットより厚みがあり、クッション性が抜群で、キャンプや車中泊でも快適に眠ることができます。

しかも、空気を抜くと非常にコンパクトになるので持ち運びしやすく、自宅での収納スペースにも困りません。

厚みのあるエアーマットはポンプなどで空気を入れて膨らませる 画像:コールマン

フォールディングマットとは

フォールディングマットは、薄くて大きく広げられる簡易型マットです。テント内に広げておけばフロアカーペット代わりになり、子どもたちも直接ゴロゴロ寝転がることができます。

厚さが1cm程度と薄く、コンパクトに折り畳めて安価なので、夏場のファミリーキャンプなどで活躍します。

フォールディングマットはフロアマット代わりに使える 画像:コールマン

テント内の寝室づくりにあたっては、寝袋だけでなくマットもセットで考えるようにするといいでしょう。

【取材協力】コールマン

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

【筆者】塩田真美

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    出版社で女性誌、マネー雑誌の編集に携わり、現在はフリーの編集者、ライターとして活動。求人誌の著名人インタビューを長年担当し、作家やアーティスト、俳優、芸人、スポーツ選手など、200人以上に取材。得意分野はマネー、観光関連。趣味は磨崖仏+花巡り。

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