茂原は古くからの交通の要衝で、商業の中心として栄えた。「茂原公園」は桜の名所百選にも選ばれている名所で、弁天湖の周辺にソメイヨシノや山桜が見られるほか、ツツジやアジサイも美しい。「茂原牡丹園」には江戸時代に建てられた茅葺民家が建ち、約2500株のボタンが広大な庭に広がる。長南の「笠森観音」は坂東三十三観音霊場の第31番札所で、日本で唯一の四方懸造りの観音堂があり、国の重要文化財になっている。参道には松尾芭蕉が詠んだ俳句の石碑や三本杉、くぐると子供を授かるといわれる『子授楠』など、見どころが多い。