三島村
三島村の概要、観光・旅行情報
三島村の魅力をおすすめのスポットやガイド記事などでご紹介します。
- スポット:11 件
薩摩半島の南に浮かび、活火山や平家ゆかりの名所がある
三島村は、薩摩半島の南方約40キロメートルに位置する竹島・硫黄島(鬼界ヶ島)・黒島の3島で主に形成される。中心の硫黄島は噴煙がたなびく活火山の硫黄岳があり、麓には大海原を望む秘湯「東温泉」など、温泉が大量に湧出している。平家落人伝説が残り、安徳天皇や僧・俊寛にまつわる史跡や旧跡が多い。竹島はその名の通り、竹に覆われた起伏の少ない平坦な島で、竹の子が島の特産品。黒島は櫓岳を最高峰に500メートル級の山々がそびえる三島最大の島で、椎茸が特産品。
三島村のおすすめスポット
東温泉
大海原を望む名物の露天風呂
硫黄岳を背景に、隠すものもなく大海原を眼前に露天の温泉に入ることができる。温泉は日帰りで入浴できるが、硫黄島に来島するには1泊しなくてはならない秘境の温泉。PHが1.6と国内でも有数の酸性を誇り、長時間入浴すると肌がヒリヒリしてくる。
俊寛堂
俊寛の居住地跡に建つ庵
人里離れた竹林内にひっそりと建つ、俊寛を祀る庵。37歳でその生涯を終えた平安時代後期の真言宗の僧がここに住んでいたといわれる。

恋人岬公園
島のシンボル硫黄岳を望む公園
訪れたカップルは結ばれるといわれる岬先端の公園。島内最高峰の硫黄岳が望め、噴煙を上げる姿が確認できる。天候に恵まれれば、海の向こうに屋久島や種子島の島影が見える。

安徳天皇墓所
安徳帝が眠ると伝わる地
元暦2(1185)年に壇ノ浦の戦いで源氏に敗れた平家は、幼い安徳天皇を連れて逃げ、硫黄島にたどり着いたと伝わる。島内にはその歴史を物語る安徳天皇の墓所が立つ。

熊野神社
俊寛らが京を思って創建
平家討伐の陰謀がもれ、京を追放された俊寛、藤原成経、平康頼らが都に思いをはせ、紀州の熊野三所権現を模して建てたのがはじまりといわれる。「八朔踊り」は有名。旧暦8月1日から2日間、熊野神社に奉納される「硫黄島八朔太鼓踊り」に登場する仮面神「メンドン」は国の重要無形民俗文化財。
