「電動歯ブラシ」人気4ブランドのおすすめ11選! 手磨きより効果を実感!
虫歯や歯周病を予防する日々のオーラルケアを進めるために、最適なアイテムといえるのが「電動歯ブラシ」。
歯ブラシを使った一般的な手磨きでは、どうしても落とせない汚れが残ってしまうもので、歯科衛生士さんに、磨き方を叱られてしまった経験をした人も多いはずですね。
歯医者さんで定期的に口内のクリーニングをしてもらっている筆者も、実はそんな失態を続けてきたひとり。
でも、「電動歯ブラシ」デビューを果たして半年、自分でもわかるほど歯垢や汚れが激減。
ついには、歯科衛生士さんから「よく磨けてます」とお褒めの言葉をいただきました。
年々、技術がレベルアップしている「電動歯ブラシ」。
自分にぴったりの1本を見つける方法ととともに、4つの人気ブランドの最新アイテムをチェックしてみましょう。
この記事の目次
「電動歯ブラシ」ってどんなメリットがあるの?
電気によってブラシを振動または回転させ、手でゴシゴシと磨くことなく歯垢や汚れを効率的に落としてくれる「電動歯ブラシ」。
まずは、筆者も実感した、手磨きよりも優れているポイントを見てみましょう。
「電動歯ブラシ」のメリット①:短時間でよりきれいに!
手磨きの場合、磨く時間は一般的に3分ほどが推奨されています。電動歯ブラシは各アイテムごとにおすすめの磨き時間が設定されていて、おおむね2分ほど。細かく手を動かし続ける必要もなく、とっても楽ちんです!
また、手磨きではブラシを当てにくい奥歯や前歯の裏側など、各所に磨き残しが出てしまいます。でも電動歯ブラシなら、かなり隅々まできれいに磨くことができます。ブラシが細かく動いているので、手磨きではブラシが入りにくい歯間や歯周ポケットも簡単にクリーニングできるのも大きな魅力です。
つまり、“短時間で完璧な歯磨き”を容易に目指せる優れモノなんです!
振動式の電動歯ブラシを水面に着けたところ。水が飛び散るほど、細かく振動していることが分かりました
「電動歯ブラシ」のメリット②:実はコスパのアイテム!?
「電動歯ブラシ」は安くても数千円しますし、1本500円ほどのブラシも3か月ほどで交換することが求められます。さらに、およそ2週間間隔で充電が必要となり、わずかとはいえ電気代もかかってきます。
こう書いていくと、一般的な手磨きの歯ブラシに比べて購入費用もランニングコストも高く、「電動歯ブラシ」デビューに二の足を踏んでしまいそうになるかもしれませんね。
でも、自宅でのオーラルケアが順調に進めば、歯医者さんにこれまで払っていた治療やメンテナンス費用が激減またはゼロに!さらに、健康的な自分の歯で長く暮らせるのは、大きなメリットですよね。
定期的な充電が必要と書きましたが、フィリップスの「ソニッケアー ダイヤモンドクリーン9000」の場合、1回の充電費用は数十円程度!
「電動歯ブラシ」のメリット③:ていねいに磨くのが習慣に!
今の「電動歯ブラシ」の多くは、最適な磨き時間を教えてくれる機能がついています。つまり、短すぎて磨き残しが発生してしまったり、長すぎて歯ぐきを傷めてしまったりするのを防いでくれます。
このタイマー機能に慣れていくと、適切な歯磨きが完了したサインが出る前に、歯磨きを終えることはなくなっていきますよ。
スマホのアプリと連動させて、最適な磨き時間や力加減を教えてくれるハイスペックの商品も数多く販売されています
自分にぴったりの「電動歯ブラシ」の選び方!
ひと言で「電動歯ブラシ」といっても、ブラシの動き方によって、以下の2つのタイプに分かれます。さらに、ひとつのブランドは、ひとつのタイプだけを採用した商品をラインナップしています。
①回転式:ブラウン
②振動・音波式:フィリップス、パナソニック、オムロン
まずは、それぞれの特徴を把握して、自分にあった方式を選んでブランドを選定。そのラインナップのなかで、予算や機能を検討してベストなアイテムを見つけましょう。
なお、脱着できるヘッドのブラシは各社、歯垢除去やホワイトニング、歯周ポケットに主眼を置いたものなど、さまざまな商品を販売。まずは、本体にセットされたブラシの本数が少ない商品を選んで、ブラシだけを買い替えていろいろな商品を試しながら、自分に合ったブラシを見つけるのが良さそうです。
「電動歯ブラシ」の選び方①:動きのタイプを選ぶ!
【回転式の特徴】
円形のブラシが高速で動きながら、歯を1本ずつ磨くタイプ。一般的に「回転」といわれていますが、左右反転して動いています。
ブラシが歯に当たっている実感があり、手磨きに近い感覚が得られるのがいちばんの特徴。歯垢や汚れをしっかりと落としたい人におすすめです。
ただ、磨く力が比較的強いため、歯ぐきが弱っている・後退してしまっている人が使用すると、歯ぐきをさらに傷めてしまう可能性があるので注意が必要です。
【振動・音波式の特徴】
目で見てもわずかに動いているのが分かるかどうかというほど、微細な振動や音波によって磨いていくタイプ。
動き方はブランド・商品ごとに違いがありますが、歯や歯ぐきへの刺激が少ないのが魅力です。磨き残ししやすい歯間や歯周ポケットもクリーニングするのにぴったりです!
ただ、最適な磨き方・時間を身につけないと、回転式に比べて汚れが残ってしまうことも。さらに、かなり高速で振動する「音波式」は、口内での振動が激しいため、痛かったりくすぐったかったり感じてしまう敏感な人もいるようです。
「電動歯ブラシ」の選び方②:電源方式を選ぶ!
電源は、充電式と乾電池式の2タイプ。充電式が多いですが、小型&軽量の携帯用は乾電池式が一般的です。朝晩など家庭で使用するなら、電気代が安くすむ充電式がおすすめです。
「電動歯ブラシ」の選び方③:サイズや重さで選ぶ!
人気ブランド4社のうち、ブラウンとフィリップスは海外メーカーのため、比較的体のがっしりとした外国人にとって使い勝手のいいグリップの太さと重量感があります。それに比べて、国内ブランド2社は、比較的コンパクトで軽量タイプが多いのが特徴。実物を握ってみて選ぶのがベストです。
また、グリップの最適な握り方も商品によって異なりますので、ここで紹介しておきましょう。
・ペングリップ:ペンを持つような形で握る方式。細かな動きをしやすいのが特徴で、細く軽量なアイテムに向いています。
・パームグリップ:テニスラケットを握るような持ち方のため、疲れにくいタイプ。グリップが大きく重さもある商品は、この握り方となります。
ではいよいよ、人気ブランド4社ごとにおすすめの「電動歯ブラシ」をご紹介!各社通販サイトの人気上位を中心にピックアップしてみました。
「電動歯ブラシ」の人気ブランド:ブラウン
ドイツに本拠を構える、小型電気器具メーカー。日本でも電動歯ブラシとともに、電気シェーバーのブランドとして広く知られています。
「オーラルB」のブランド名でさまざまな商品を販売している電動歯ブラシは、上下振動・左右反転運動による3D丸型回転という独自の「回転式」を採用。歯科クリーニングの器具を参考に開発されたこの方式は、高いクリーニング効果を得ることができます。
ブラウンのおすすめ①:オーラルB プロ 2
オーラルケアに必要な機能に特化したシンプルモデルとなる「PROシリーズ」。2020年10月に発売されたこちらは、電動歯ブラシデビューに最適な1台です。
ブラシを当てる力が強いと光って知らせるセンターや、 標準クリーン・やわらかクリーン・ホワイトニングの選べる3モード、最適な磨き時間である2分のタイマーなど、十分な機能が搭載されています。
ブラウンのおすすめ②:オーラルB iO9
「オーラルB」ブランドのなかでも、「次世代プレミアムモデル」とうたわれたハイエンドタイプの「iOシリーズ」。「iO9」はその最上位商品です。
ブラウン独自の丸型回転に、遠心マイクロモーション™という新たな機能を搭載。ブラシの毛1本1本が振動しながら回転することで、これまでの商品よりも高い歯垢除去率を実現しています。AI機能により、磨いている箇所をリアルタイムに検知し、磨き残しを教えてくれるスマートフォンアプリとも連動することができます。
フル充電が約3時間と、他シリーズに比べて1/4程度まで短いのも特徴の一つです。
ブラウンのおすすめ②:オーラルB スマート5000
「PROシリーズ」の機能に、スマートフォンアプリとの連動とブラッシングモードを5つまで増やしてグレードアップさせた「スマートシリーズ」の商品。
約0.01mmというやわらか極細毛と、歯ぐきのきわをしっかりと包み込むマルチアクションという、2種類のブラシが付属しています。
「電動歯ブラシ」の人気ブランド:フィリップス
ヘルスケア製品・医療関連機器を中心にそろえる、オランダ生まれの世界的ブランド。電動歯ブラシは「ソニッケア―」のブランド名で展開しています。
毎分3万1000回もの高速振動により歯垢をたたき浮かせ、幅広い振幅で歯垢をはらい落とすほか、唾液による音波水流を発生させ、口内の隅々までクリーニングする高い技術を誇っています。
フィリップスのおすすめ①:ソニッケアー プロテクトクリーン<プラス>
初めて電動歯ブラシを使う人でも分かりやすい機能を重視した「プロテクトクリーン」シリーズの一つ。歯ぐきをいたわりながら、歯垢やステインを効果的に除去してくれます。
過圧防止センサーのほか、3つのブラッシングモードや3段階の強さが選べるなど、「振動・音波式」のデビューに最適な機能を備えています。
フィリップスのおすすめ②:ソニッケアー ダイヤモンドクリーン9000
フィリップスのオーラルケア技術を集約した、ハイクラスの「ダイヤモンドクリーン」シリーズの一つ。
「手磨きの最大10倍」とうたった高い歯垢除去率を誇り、3日間で最大2倍のステインを除去してくれるという優れた機能を誇ります。ハンドルに記憶された歯磨きの状態をスマートフォンアプリと連動させることで、ブラッシングの改善点を把握することができるのも魅力です。
フィリップスのおすすめ③:ソニッケアー イージークリーン
ベーシックな機能だけを1台にまとめた「イージークリーン」の2020年モデル。
電動歯ブラシ・ビギナーのために、使い始めから14回にわたって徐々にパワーを上げていく機能が搭載されています。
ボタンが一つだけで分かりやすく、にぎりやすいスリムなボディも特徴です。
「電動歯ブラシ」の人気ブランド:パナソニック
多彩な家電商品などを展開するパナソニックが発売している、電動歯ブラシブランド「ドルツ」。トップグレード、ハイグレード、スタンダード、エントリー、お手軽の5つのタイプをラインナップしています。
虫歯よりも歯周病によって歯を失うケースが多いことに着目し、音波振動や極細毛ブラシによる歯周ポケットの歯垢除去に特化しているのが特徴。現在の全ての商品において、毎分約3万1000ストロークの細かい振動によるヨコ磨きを採用しています。
日本人に合わせたスリム&軽量サイズなのも好評なポイントです。
パナソニックのおすすめ①:ドルツ EW-DM62
「ドルツ」のなかでも軽量でスリムなため、手磨きの歯ブラシのように使えるお手軽タイプとなるのがこちら。
約0.02mmの極細毛ブラシを採用することで、歯周ポケットや歯間をしっかりとブラッシング。とはいえ、歯周ポケットはデリケートなため、必要以上にブラシが入り込まないよう、毛先に3mmの段差を設けています。
モードはノーマルとソフトの2つから選べて、さまざまな口内環境の人でも利用することができます。
パナソニックのおすすめ②:ポケットドルツ EW-DS42
「ドルツ」シリーズのなかでも、携帯性を重視したアイテムがこちら。長さ16cm、重さ30gというコンパクト&軽量サイズなので、外出先に持ち運ぶのにぴったりな電動歯ブラシです。
家庭用「ドルツ」に比べて音波振動は減るものの、約0.02mmの極細毛ブラシは採用。朝夕の間に歯周ポケットをケアするのには十分な機能を備えています。
電源は単4形乾電池式。
パナソニックのおすすめ③:ドルツ(ジェットウォッシャー) EW-DJ74
ブラシの付いた電動歯ブラシではありませんが、こちらの口腔洗浄器もパナソニックのオーラルケア商品の人気アイテム。
ノズルから噴出する超音波水流によって、ブラシの届きにくい部分の汚れを強力除去する優れモノ。約600mL大容量モデルのこちらは、1回の給水でおよそ3分間、クリーニングすることができます。歯間や歯周ポケットだけでなく、舌表面の汚れを除去するのにもおすすめです。
「電動歯ブラシ」の人気ブランド:オムロン
京都に本社を構える大手電気機器メーカーのオムロン。健康医療分野にも力を入れていて、電動歯ブラシ「メディクリーン」シリーズを販売しています。
家庭で使用するのに最適な充電式と、持ち運びにも便利な乾電池式の2タイプをラインナップ。ブラシの動きは音波式を採用しています。
オムロンのおすすめ①:メディクリーン HT-B317
シンプルな機能とスリム&軽量化を図ったベーシックモデル。
毎分約2万5500回の高速音波振動により歯垢をかき出し、手磨きにないつるつる感を手に入れることができます。30秒ごとに振動が少しだけ停止して、歯磨きの経過時間を知らせてくれる機能も便利です。
オムロンのおすすめ②:メディクリーン HT-B320
高速音波振動を毎分約3万3000回とアップさせ、より高い歯垢除去率を実現させたグレードアップ商品。
振動を発生させるマイクロモーターを小型化することで、ブラシの取り付け部に駆動機能を搭載。以前の商品に比べて振動がダイレクトに伝わるようになり、クリーニング効果を高めています。
奥歯の奥までブラシが届き、歯の列にフィットしやすい11度の角度を付けているのも特徴です。
白くて健康的な歯で新しい自分に!
人気ブランド4社のおすすめ「電動歯ブラシ」を見てきましたが、最後に、半年前にデビューした筆者に起きた変化を紹介しましょう。
もちろん、自分の歯がどんどんきれいになっていくのはうれしいものです。でも、もっとも変わったのが、他人と会話するとき。
「歯がきれいになって、前よりは好印象を与えられているはず」、「口臭を気にせず堂々と話せるようになった」など、気持ちの面でも好影響がありましたよ。
筆者が「もっと早く買っておけばよかった」と思った、お気に入り家電の筆頭「電動歯ブラシ」。皆さんもこの記事を参考に、自分にピッタリのモデルを見つけてみてください。
国内、海外を問わず、旅行系のメディアを制作するチーム。30年近くにわたって、旅行ガイドブックや旅雑誌などを制作し続けています。とくに箱根や千葉、新潟は、現地での広いネットワークを生かして多彩な情報を発信。各地をじっくりとめぐったからこそ見つけられた、知られざる穴場スポットも続々と発掘していきます。 さらに、それぞれ異なる趣味趣向を持ったメンバーが集まっていますので、多彩なジャンルの記事も手がけていく予定です!