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登山・ハイキングに欠かせないレインウェアおすすめ10選。ワークマンのレインウェアも試してみました!

まっぷるライフスタイル編集部

更新日: 2022年9月27日

登山・ハイキングに欠かせないレインウェアおすすめ10選。ワークマンのレインウェアも試してみました!

登山に必ず携帯したい「レインウェア」。急な雨はもちろんのこと、防寒性にも優れたレインウェアは、気候条件が厳しく、そして変わりやすい山というフィールドでとても重宝します。

しかし、「何を重視してレインウェアを選んだら良いのか分からない」という方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、レインウェアの役割や選び方のポイントをご紹介したあと、筆者おすすめのレインウェアをピックアップ。いま話題のワークマンウェアの比較レポートもお楽しみに!

今回は緊急案件としてワークマンが誇る「INAREMレインスーツ(上下組で5,000円程度)」も実戦投入してみました。高い防水透湿性に加えて、ディテールにもこだわっており、登山愛好家の間でもかなり話題を呼んでいるウェアです。

記事の最後に雨天歩行でのレビューを記しましたので、コストパフォーマンスの高いレインウェアを探している方はぜひ参考にしてみてください。

レインウェアの役割と選ぶポイント

レインウェアの役割と選ぶポイント

登山にレインウェアが必須と言われる背景には、山の天気が変わりやすいことが挙げられます。

行きにはピーカンの快晴でも、帰りにはどしゃぶりなんてことも珍しくありません。山での安全性を高めるために、レインウェアは欠かせないものなのです。

また天候だけでなく、気温の寒暖差も激しい山。重ね着による体温調整においてもレインウェアは一役買ってくれます。

例えば山で一晩明かした翌朝、ライトダウンとレインウェアを重ね合わせると、少し肌寒い高山でも快適に過ごせますよ。

それでは早速、登山用レインウェア選びのポイントをご紹介していきます。大事なのは、防水性透湿性と素材(ファブリック)、コストパフォーマンスの3つです。

防水性

防水性

レインウェアのスペックを決めると言っても過言ではない「防水性」。しかし、しっかりと理解されている方は、意外に少ないという印象です。

例えば、よく聞く撥水・耐水・防水という言葉ですが、それぞれ持っている意味合いが異なります。

撥水:生地の表面で水滴を弾くこと。
耐水:小雨程度ならば耐えられること。
防水:生地の中に水が浸入しないこと。

登山用のレインウェアにおいては、必ず防水のものを選びましょう。

耐水圧

耐水圧

防水性の指標として、大切になってくるのが「耐水圧」です。これは生地がどれほどの水圧にまで浸水なく耐えられるか?という基準を示し、単位mmが用いられます。以下がおおよその目安です。

30,000mm:豪雨や吹雪などにも対応できる。持っておくと間違いないスペック。
20,000mm:濡れた場所に座っても濡れない。持っておくと安心のスペック。
10,000mm:雨に対応できる。推奨できる最低限のスペック。

使用用途や環境によって必要なスペックは異なりますが、日本アルプスをはじめとする本格登山に携行する場合、20,000mm以上のレインウェアのレインウェアがおすすめです。

透湿性

透湿性

防水性とともに語られることの多い「透湿性」。これは、内側から外側へ水蒸気を出す性能のことです。 一見すると、先ほどの防水性と相反すると思われるかもしれません。

しかし、発汗したり湿度が高い中、長時間歩行する登山では、透湿性の高さが快適性を大きく左右します。こちらは単位g/m²が用いられます。以下がおおよその目安です。

24,000g/m²:6時間以上の本格登山を行う時。激しい運動に対応するスペック。
12,000g/m²:3〜4時間のハイキングを行う時。軽い運動に対応するスペック。

生地(ファブリック)

生地(ファブリック)

上記の防水性×透湿性の掛け合わせにより、生地(ファブリック)の品質が決まってきます。

巷で有名な「GORE-TEX」は一つの生地ではなく、アメリカのWLゴア&アソシエイツ社が手がける生地(ファブリック)ブランドの総称です。

多数のラインナップが展開されていますが、防水透湿性に優れたものが多く、高品質なアウトドア用生地の代表格とされています。

一般的に有名な高品質生地は以下の通りです。

ゴアテックス(GORE-TEX):防水透湿性の高い生地の元祖。何世代にもわたって開発され、登山用レインウェアで高いシェアを誇る。知名度と信頼性が抜群で、高価な傾向。

パーテックス・シールド(PARTEX SHIELD):高い防水透湿性に加えて、しなやかさと動きやすさを高めた新素材。GORE-TEXに比べて廉価。

ポーラテックネオシェル(Polartec Neo shell):防水性は上記素材に少し劣るものの、透湿性や伸縮性、耐摩耗性など総合的にバランスの良い素材。GORE-TEXに比べて廉価。

上記以外にも、各メーカーやブランドで独自開発した生地を使用しているモデルも多く存在します。

コストパフォーマンス

コストパフォーマンス

高品質かつブランドものが多い登山用のレインウェア。一番気になるのが価格ですよね。ひとえにレインウェアと言っても、使用している生地により大きく価格が変わってきます。

例えばGORE-TEX素材となると、価格はおおよそ3万円から。知名度と信頼性が高く、高品質と言っても、なかなか手を出しにくい価格帯です。

その一方で、5千円〜2万円でもコストパフォーマンスの高いレインウェアも数々リリースされています。

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