猫用水飲み器おすすめ10選!愛猫にもっときれいな水を飲ませてあげたい!
今回は、猫用水飲み器の選び方と使うときの注意点、猫用水飲み器のおすすめ商品をご紹介。
「今の猫用水飲み器だとあまり飲んでくれない」「忙しくて家を空ける時間が長い」という猫の飼い主さんの悩みを耳にすることも少なくありません。
そんな悩みを解決する"留守の間も猫にきれいな水を飲ませてあげられる"猫用水飲み器が今、話題になっています!
おすすめの猫用水飲み器をご紹介の前に、水飲み器を選ぶポイント。
まずはかんたんにおさらいしていきましょう!
この記事の目次
猫の健康管理に水が必要なのはなぜ?
猫が犬に比べて水を飲むことが少ないのは、猫の祖先が乾燥地帯に生息していたことが関係しています。
ノドが乾きにくく水の少ない環境下で生きられる体を持った猫ですが、同時に病気のリスクが増えてしまうことに……。凝縮した濃い尿を蓄えるため、水分摂取量が極端に少ないと、腎臓病や膀胱炎、尿路結石などの泌尿器系の病気にかかりやすくなってしまうのです。
適度に水分を摂ることで、これらの病気を予防することができます。では、どのくらいの量の水を飲めばよいのでしょう?
猫に必要な1日の水分摂取量
猫は一度に多くの水を飲みません。1日に数回、少量ずつ摂取します。
猫に必要な1日の水分摂取量は、体重1kgに対して約40~50ml。体重4kgの猫なら、1日に約160~200mlの水分補給が望ましいとされています。
ただし、同じ体重4kgの猫でも、ウェットフードを与えている場合は(食事に水分が含まれているため)、水分摂取量の目安は1日160~200mlよりも少なくなります。ドライフードの場合は、積極的に水分を摂らせるように注意しましょう!
猫用水飲み器の選び方
猫用水飲み器を選ぶときのポイントは4つ!それぞれのポイントを順番に見ていきましょう。
猫用水飲み器の選び方①:サイズ
猫用水飲み器のサイズ:「高さ」について
水の入った貯水皿の位置が高すぎるのはNG。猫が首を上に伸ばさないと飲めないため、特に高齢の猫や、マンチカンなどの足の短い種類の猫には負担が大きくなります。
また、低すぎる場合も首を下げて飲むことになるので吐き戻しの原因に。貯水皿が下に付いている猫用水飲み器は、置き場所を工夫して高さを調整すると猫が水を飲みやすくなります。
無理な体勢にならない位置に水がくる高さを選びましょう。
猫用水飲み器のサイズ:「大きさ」について
猫のヒゲはとても敏感。平衡感覚を保っていたり、空気の流れなどを察知する重要なレーダーの役割を担っているのです。そのため、貯水皿にヒゲがあたったり、水にヒゲが触れるのを嫌がることで水を飲まなくなってしまう猫も。
なるべく貯水皿の面積が広い猫用水飲み器を選びましょう。
猫用水飲み器の選び方②:水の供給方式
水の供給方式は「循環式」と「ディスペンサー式」の2種類。それぞれの特徴とメリット、デメリットはこちら!
循環式の猫用水飲み器
モーターで水を流し、フィルターでゴミなどを除去して、水をろ過するところが大きな特徴。 水が流れることで猫の興味を引き、水分摂取量が増えたという声もあります。
メリット
・水を交換する回数が少ない。
・暑い時期でも安全な水質をキープできる。
デメリット
・電気代やフィルター交換などでランニングコストがかかる。
・こまめな手入れが必要。
・モーター音を嫌がる猫も。
ディスペンサー式の猫用水飲み器
猫が飲んだ分だけ、貯水皿に水がつぎ足される仕組み。「循環式」と比べてパーツが少ないから手入れもかんたんです。
メリット
・電源不要なので停電などの災害時にも使用できる。
・音がしない。
・循環式よりも安価。
デメリット
・貯水皿に入った猫の毛や食べカスは、人の手で取り除く必要がある。
・高さの調整が必要。
猫用水飲み器の選び方③:流水タイプ(循環式の場合)
メーカーによって呼び方は様々ですが「循環式」の猫用水飲み器の流水タイプは基本3種類。
①蛇口タイプ(滝タイプ):水が上から下へ流れ出る
②噴水タイプ:水を下から上へ湧き上がらせる
③湧き水タイプ:貯水皿に開いている穴やスリットから水が湧き出る
水道の蛇口から直接水を飲むのが好きな猫には、「蛇口タイプ」や「噴水タイプ」の水飲み器にすると水を飲む量が増える傾向に。
ただしこのタイプは“水が水面に落ちる音が気になる”という声もあります。モーターの音も含め、気になる場合は静音設計の商品かどうかもチェックしましょう!
「湧き水タイプ」または「ディスペンサー式」の猫用水飲み器であれば、水の音で悩まされることはありません。
流水の形式を変えられる猫用水飲み器もありますので、猫の好みやライフスタイルに合った水飲み器を選びましょう。
猫用水飲み器の選び方④:素材
猫用水飲み器の素材は主に3種類。それぞれの特徴とメリット、デメリットはこちら!
プラスチック製の猫用水飲み器
猫用水飲み器の主流はプラスチック製。デザインや色も豊富なのでインテリアに合わせて選べます。
メリット
・軽いので水の交換が楽。
デメリット
・軽いため猫が倒してしまうことも。
・破損や劣化が起こりやすい。
ステンレス製の猫用水飲み器
あまり種類は多くないステンレス製。貯水皿や内部など部分的にステンレスを使用している商品もあります。
メリット
・錆に強く破損や耐摩耗性に優れている。
デメリット
・オールステンレス製品は値段が高め。
・独特な匂いがするものも。
セラミックの猫用水飲み器
セラミックは音が伝わりにくく重さもあるため、どっしりと安定感があります。
メリット
・金属やプラスチックアレルギーのある猫にも安心して使える。
・重さがあるので倒れにくい。
デメリット
・割れる、欠けるなど破損リスクが高い。
・本体が重いため、水の交換や手入れが大変。
猫用水飲み器のメンテナンス頻度
交換回数も少なくキレイな水を与えられてとても便利な猫用水飲み器ですが、間違った使い方をすると汚れた水を与えてしまう場合も。以下は、導入前に注意しておきたいメンテナンスのポイントです。
猫1匹が使用した場合の目安として”1週間に1度の手入れ”という商品が多いのですが、推奨は”2日に1度の手入れ”です。手入れを怠ると水飲み器の本体内部やフィルター部分に「ピンクカビ」(ピンクぬめり)が発生し、猫の健康に影響が出てきてしまいます。
また、猫の頭数が多い場合はフィルターの交換やメンテナンスの回数を増やす必要があります。汚れた水を循環してしまう恐れがあるので、こまめなメンテナンスを心がけましょう。
猫用水飲み器おすすめ10選
それではここから『循環式』のおすすめの猫用水飲み器と、『ディスペンサー式』のおすすめの猫用水飲み器をご紹介します。
おすすめの猫用水飲み器:循環式
おすすめの猫用水飲み器1. HEOOTCEXPT「給水器 ペット用」
猫が舐めても安心なABS樹脂素材の猫用水飲み器です。貯水皿が広く、邪魔になるパーツがない「湧き水タイプ」で猫が飲みやすい形が特徴。
「活性炭」「イオン交換樹脂」「不織布」のろ過フィルターで、毛や食べカス、マグネシウムや塩素、雑菌などを除去してくれます。
水がなくなると循環が止まるオートパワーオフ機能と、水の補充を知らせる「指示ライト」搭載で暗い部屋でも給水するタイミングがわかります。低消費電力で電気代が安いのは助かりますね!
容量:2.5リットル
おすすめの猫用水飲み器2. NPET「自動給水器WF100」
クリアなボディで人気を集めた猫用水飲み器「NPET」の2022年最新改良商品「WF100」。
水量がひと目でわかるボディ(PC+PPのプラスチック素材)はクリアから半透明に変更、また蛇口部分を”葉型”に改良したことで流水が穏やかになりました。
蛇口部分は取り外し可能で、流水の種類は「蛇口タイプ」と「湧き水タイプ」から選べます。またタンクの底部分にあった凹凸をなくし、手入れがしやすいです。
カラーは「ホワイト」「ブルー」「ブラック」の3色から、さらに「LEDライト付き」と「LEDライトなし」も選べるように!
容量:1.6リットル
おすすめの猫用水飲み器3. GEX「Catit フラワーファウンテンN」
お花がキュートな猫用水飲み器「Catit フラワーファウンテンN」は、流れる水が好きな猫におすすめ!
チョロチョロと出ている水の音が水分摂取を促す「噴水タイプ」の猫用水飲み器です。
本体材質はPP、軟水化フィルターで水道水のマグネシウムやカルシウムを除去します。流水も「緩やかな水の流れ」「湧き出る水の流れ」「穏やかな川のような流れ」の3種類。
水の残量がわかる小窓が、少々見にくいのが残念なポイントです。
容量:2.3リットル
おすすめの猫用水飲み器4. ABRCT「2WAY給電 自動給水器」
ABRCTの猫用水飲み器は、電源コードと乾電池での給電ができる”2WAY給電”!コードレスになるので停電時でも水の循環が可能。三層ろ過システムに加え、ステンレス製の貯水皿で水を清潔に保ちます。
搭載された「動体センサー」は、猫が近づくと水飲み器が作動して循環、離れると停止するので節電にもなります。もちろん「動体センサー」オフで常に水を循環し続けることも。
流水は「湧き水タイプ」。本体の材質はABS樹脂なので水の交換も楽々!他にも「給水お知らせ機能」「電池残量お知らせ機能」「フィルター交換お知らせ機能」「オートパワーオフ機能」と飼い主さん大助かりの機能が満載です!
容量:2リットル
おすすめの猫用水飲み器5. V-Dank「セラミック自動給水器」
高級感のある「V-Dank」の猫用水飲み器はオールセラミック製。セラミックの特徴である”音の伝わりにくさ”がよくわかる商品で、モーター音はとても静かです。すっきりと洗うことができ、清潔に保てるのもセラミックならでは。
本体重量が2キロあるので手入れは大変ですが、猫のいたずらで水飲み器が倒れる心配はありません。水の残量がひと目でわかる形状も嬉しいポイント!
噴水部分から飲むのが好きな猫にはちょうどよい高さですが、貯めた水が好きな猫には(貯水皿が低いので)飲みにくい姿勢になるのが惜しい点です。
容量:2リットル
おすすめの猫用水飲み器6. Ofat Home「ペット給水器」
医療や食品業界で使用されている「SUS304 ステンレス鋼」で作られたオールステンレスの猫用水飲み器。モーターとフィルターを外せば、食器洗い機で洗えるのは嬉しいポイント!
三層活性炭フィルターで毛や異物をろ過し、水中のマグネシウム、カルシウム、金属イオンを除去します。360度どの方向からでも水が飲めるので多頭飼いの方におすすめ!
ただしこの商品も水を飲む体勢が低くなってしまうのが残念な点です。
容量:2リットル
おすすめの猫用水飲み器:ディスペンサー式
おすすめの猫用水飲み器7. アイリスオーヤマ「ペット用自動給水器 J-200』
水のタンクが台形なので安定感があり、タンクが空になっても倒れにくいのが特徴の犬・猫兼用水飲み器。本体は抗菌加工Ag+を施しているプラスチック製なので、抗菌・防カビで安心です。
もちろん電気を使わない「ディスペンサー式」なので、停電などの災害時でも使用できます。本体と分離されているタンクだから、交換の際に水が垂れにくいのもポイント!
ただしタンク内が洗いにくいのが惜しいところ。
容量:2リットル
おすすめの猫用水飲み器8. OFT「アクアM」
材質はポリプロピレン、大容量2.7リットルのOFT「アクアM」はタンクとボウル、2パーツのみのとてもシンプルな猫用水飲み器です。
タンクはまるでコップをひっくり返したような形状で、内部に手が入るから手入れも楽々。タンクもボウルも丸洗いOK!いつでもきれいな水を与えられますね。
大容量なので多頭飼いの方にもおすすめの猫用水飲み器です。
容量:2.7リットル
おすすめの猫用水飲み器9. PegCat「猫用給水器」
ディスペンサー式では珍しい、セラミック製の猫用水飲み器です。ボトル部分も厚手ガラスで重さ・安定感があるため、水が少なくなってもひっくり返される心配はありません。
ボトルの中栓で給水量を調整することができ、貯水皿を小さくすることで、ヒゲが当たらず顎も濡れにくい工夫がされています。
容量は600mlと少ない印象ですが、猫1匹なら約2~3日分。普段使いならちょうどよい量ですね。セラミック+ガラス製なので、手入れの際は慎重に。
容量:600ml
おすすめの猫用水飲み器10. Pet Luck「クラゲ形自動給水器」
ユニークなクラゲの形をした「Pet Luck」の猫用水飲み器は、ポリカーボネートとABS樹脂のプラスチック製。
タンクのフィルターキャップと貯水皿下の「高密度コットンフィルター」で水をろ過します。容量2.1リットルのタンクと着脱可能なフードボウル2個付きだから、多頭飼いにも対応!
見た目もかわいく、カラーは「グリーン」「ピンク」「グレー」の3色ある猫用水飲み器です。
容量:2.1リットル
ライフスタイルにあった猫用水飲み器を選んで猫に健康的な毎日を!
今回はおすすめの猫用水飲み器を10アイテムご紹介しました。
猫がいつまでも健康で元気に暮らしていくために水はとても重要です。
普段使いは「循環式」、非常用は「ディスペンサー式」と用途によって使い分けるのもいいですね。
はじめての猫用水飲み器だとなかなか使ってくれないこともありますので、無理はせずに少しずつ慣らしてあげてください。
大切な猫が健康的な生活を送れるよう、いつでもきれいな水が飲める猫用水飲み器を上手に使いましょう!

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