次に紹介するレトルトビーフカレーは、ハウス食品の「麻布十番ビーフカレー 生クリーム仕立て」です。

バーモントカレーやこくまろカレーなど、数々のカレー商品でおなじみのハウス食品。「麻布十番ビーフカレー 生クリーム仕立て」は、麻布十番にある有名老舗洋食店「グリル満天星」監修のもとつくられたレトルトビーフカレーです。

デミグラスソースに代わってホワイトルウや生クリームを使用している、フレンチ仕様の味わいなのだとか。それでは実食してみましょう。

ハウス食品の「麻布十番ビーフカレー 生クリーム仕立て」を実食

ほっこりする甘口のカレーで子どもにもおすすめ

温めて器に盛り付けると、ふんわり上品なポルチーニ茸と、クリームシチューのようなやさしい香りが漂います。他のレトルトビーフカレーに比べてカレーが黄色いのは、ホワイトルウや生クリームが入っているからですね。

中辛の表示がありますが、辛さはほぼ感じないクリーミーでマイルドな味わい。ビーフカレーのイメージとは少し異なりますが、生クリームと発酵バターが重なった芳醇なコクがとっても美味しいです！

牛肉はちょっと少ないですが、とってもやわらかく煮込まれています。マッシュルームもマイルドなルウとよく合います。低価格高クオリティなのは、大手食品メーカーだからこその強み。箱ごとレンジで温められるのも好ポイントですね。

日本米に合うやさしい味わいで、日常的に食べたくなる「麻布十番ビーフカレー 生クリーム仕立て」、おすすめです！

ハウス食品の「麻布十番ビーフカレー 生クリーム仕立て」実食評価

最後に紹介するレトルトビーフカレーは、成城石井の「黒毛和牛と10種スパイスのごろごろビーフカレー」です。

高級スーパーの代名詞、成城石井で見つけた「黒毛和牛と10種スパイスのごろごろビーフカレー」。国産の黒毛和牛を使用しているためか、成城石井のレトルトカレーのラインナップのなかでも高めな値段設定です。

筆者もあまり見かけたことがない、スパイス系×ビーフカレーの組み合わせ。いったいどんな味わいのレトルトビーフカレーなのか、気になります！

成城石井の「黒毛和牛と10種スパイスのごろごろビーフカレー」を実食

サラサラのスパイスカレーに大ぶりの黒毛和牛がドカッと入っている

お皿にあけると油分が浮くほどオイリーな見ためですが、トマトと赤ワインビネガーの酸味とスパイスの風味で、思ったよりもさっぱり爽やかな味わい。

実は、数々のスパイス系レトルトカレーを世に出している、36チャンバーズ・オブ・スパイスと共同開発によりつくられたレトルトビーフカレーなんです。

小麦粉やデミグラスソースを使用しておらず、具材とスパイスのみで仕上げているそうで、カルダモンやクローブなどスパイスは、まるで具材の一部かのようにホールで入っています。

黒毛和牛の味わいよりもスパイスが勝ってしまうのでは？と思ったほどですが、牛の旨みはそのままに、黒毛和牛特有の脂感を重たく感じさせないスパイス使いはさすが。ハーブの香りが染み込んだ牛肉は爽やかで、噛むと和牛ならではの甘味も染み出てきます。

香りのよいジャスミンライスと食べるとより一層美味しそうな、スパイス感がおしゃれな「黒毛和牛と10種スパイスのごろごろビーフカレー」。変化球、スパイス好きなあなたにおすすめです！

成城石井の「黒毛和牛と10種スパイスのごろごろビーフカレー」実食評価