一生に一度は渡りたい日本の吊り橋

日本には約73万の橋が架かっています。その73万分のひとつ、絶景を誇る「名」吊り橋を毎月ひとつ、ご案内します。
吊り橋という言葉が持つ冒険・挑戦の世界。今月の吊り橋はそのイメージにぴったり!今回ご紹介するのは、辰年に訪れたい茨城県常陸太田市の「竜神大吊橋」です。

 

竜神大吊橋

あざやかな新緑がまぶしい
長い長い大吊り橋

日本有数の長さを誇る竜神大吊橋は、四季折々のパノラマ絶景が望めるスポットです。なかでも人気の季節が新緑と紅葉の時期ですが、一年中望める絶景が足下にこっそり隠れています。

竜神大吊橋の足下に3か所ある「のぞき窓」から、湖面を見下ろすことができるのです。「全長375m、水面からの高さ約100m」のスリル満点の景色は、一生に一度は行きたい吊り橋です。

竜神大吊橋は尾久慈県立自然公園内にあり、ハイキングやカヌー・ボートなどアクティビティも充実していて一日楽しめるのも魅力です。

目玉はこれ!

ブリッジバンジーの常設サイトとして、日本最大級を誇る竜神バンジー。高さ最大100mの竜神大吊橋からの大迫力ジャンプは、飛んだ後の爽快感も達成感も日本最大級!休日はすぐにいっぱいになるので、予約はお早目に。竜神大吊橋からは、勇者が飛ぶ様子を見学することもできます。

竜を形どった主塔は
竜神大吊橋のトレードマーク

「竜神峡 鯉のぼりまつり」は
4月下旬から始まります

竜神大吊橋ガイド

開通年 1994年
全長 375m(中央支間)
高さ 35m(主塔の高さ)
最大記載人数 3,500人
渡橋料金 320円

竜神大吊橋は、インパクトのある観光資源プロジェクトとして当時の水府村(現・常陸太田市)が、ふるさと創生事業を活用し完成させました。

桁の工法は、横風にも強いトラスト補剛型式で、100年に一度吹くと言われる毎秒30m/秒(10分間平均風速)にも安心な設計です。吊り橋にとって最も重要なケーブルは、1本が1,100tの重さに耐え得るように備えられています。

今年で30周年を迎える竜神大吊橋は、今や茨城県の一大観光スポットのひとつ。絶景はもちろん、アクティビティにカフェ、マルシェに加え四季のイベントも開催する観光特化型の吊り橋です。車で30分ほどの場所にある日本のナイアガラ・袋田の滝とセットで訪れるのが王道コースとなっています。

夜になると
天然のプラネタリウムに

竜神峡赤岩展望台から望む
雲海の竜神大吊橋

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次号予告:4月末に公開予定

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