ひな祭りの歌おすすめ25曲！定番の童謡からJ-POPまで

「ふえさんようきにピーピッピッピ♩」で始まるこの歌は「ひなまつり」。知らなくてもスッと耳になじむような明るくテンポのよい楽曲で、幼稚園などのひな祭りの行事にぴったりの歌です。「おだいりさまもおどりだす」という歌詞は子どもならではの目線で、聴いていて楽しい気持ちになりますよ。音楽家の城ゆかりさん監修で東映児童合唱団が歌う「うれしいひなまつりベスト」などに収録されています。

1980年にリリースされた、石野真子さんの「春ラ！ラ！ラ！」。THE・ひな祭りの歌ではありませんが、「桃の花咲く樹の下で〜」の歌詞があり、春を明るく歌っている楽曲です。「春という字は三人の日と書くけど、私とあなたと誰？」と可愛い乙女心をポップに歌っており、往年のアイドルソングなので聴いていて楽しくなれるでしょう。

ひな祭りといえば桃の花。2001年にリリースされた槇原敬之さんの「桃」は、ひな祭りの歌ではないものの、桃関連の歌を探している人にはぴったりです。槇原さんが「桃が好きだから」という理由でつけられたタイトルとのことですが、恋が実って成熟していく様を桃が熟していく様に合わせているのかもしれません。美しい歌声と歌詞は、聴けば聴くほど味わい深く感じられるので、全く知らない若い世代でも耳になじみやすいのではないでしょうか。

2010年リリース、ポップ＆テクノ系の楽しい歌「ペペロンチーノ・キャンディ」。2006年結成のバンド「相対性理論」の楽曲です。一見ひな祭りの歌に関係がないように思えるタイトルですが、実は歌の中に「三月三日はひなまつり」の歌詞が出てきます。キャンディ＝甘いイメージ、それなのに実はペペロンチーノ味にはびっくりししまいますね。歌詞も相反する言葉遊びが伺えて、子どもが聴いても楽しめるでしょう。

若い人が開催するひな祭りのイベントで流していたら盛り上がりそうな「あられ雛DANCE!!」。タイトルだけでも楽しさが伝わってきますよね。アーティストは「日本一オメでたい人情ラウドロックバンド」が称される「オメでたい頭でなにより」。「日本一オメでたくて汗だくで騒げる」ということを武器に音楽フェスなどで活動しています。斬新なひな祭りの歌を探している方にもぴったりかもしれません。

同じく若い人のひな祭りイベントで流したい歌「桃色」。2000年にリリースされており、当時の女子たちから絶大な指示を受けていたaikoさんの楽曲です。歌を知らなくても聴いたら「好き」となる方が多いのではないでしょうか。女の子の恋は健やかに成長した証ですよね。女の子と女性のはざまという繊細で微妙な「あたし」の気持ちを歌わせたら、右に出る者がないかもしれないほど、「あたし」の気持ちがストレートに歌われています。

ひな祭りの歌ではありませんが、今の子どもたちにも歌い継いでほしいのが「どこかで春が」。「夕焼け小焼け」「ゆりかごの歌」などでおなじみの草川信さんの名曲です。寒さが残る中で「どこかで春が生まれている」という、春の初めの歌なので、ひな祭りの季節にぴったり。歌手の由紀さおりさん、声楽家の安田祥子さん姉妹にもカバーされているので、ぜひ聴いてみてくださいね。

「早春賦」は日本の唱歌で、ひな祭りと直接関係がありませんが、寒さがほんのりと残る早春の郷愁を感じさせる美しい歌です。大正時代の歌で「春は名のみ風の寒さや」と古い言葉に、小さな子には意味を感じ取るのが難しいかもしれませんが、年配の方も参加するひな祭りの行事にこの歌を流すときっと喜ばれるでしょう。日本の古き良き歌なので、小さな子どもさんにも歌い継いでいってほしいですよね。

シンガーソングライターの新沢としひこさんは、作詞作曲だけでなく絵本や児童文学も手がける子ども向け作品を作るスペシャリスト。「ラララひなまつり」はテンポも曲調も明るいのですが、新沢さんのシンガーソングライターならではの味わい深い落ち着いた歌声が、しっとりと穏やかな気分にさせてくれる不思議な歌です。子ども向けのひな祭りの歌というより、お家で大人の方が聴くと良いかもしれません。

同じく新沢としひこさんの「ひなまつりプリンセス」。こちらは「ラララひなまつり」よりももっとアップテンポの楽曲です。「世界中にピンクのりぼんをつけてお祝いしたいの」という可愛らしい歌詞を大人の男性が歌っているのにも関わらず、違和感なく聴くことができ、新沢さんの穏やかな歌声と楽しい曲調のハーモニーが不思議な魅力を生み出しています。ひな祭りの新しい定番の歌になりそうですね。

ひな祭りの行事で流れていたらほっこりしそうな童謡「春よこい」。「歩き始めたみいちゃんが」の歌詞は、まさに女の子の成長を願うひな祭りの歌としてもぴったりです。とくに2番の歌詞「おうちのまえの桃の木の　蕾もみんなふくらんで」には、みいちゃんも桃も成長する様が感じられて、微笑ましいと同時に日本の古き良き初春が感じられます。作詞者の相馬御風の故郷・新潟の糸魚川（いといがわ）では駅の発車メロディーとして使われているそうですよ。

松岡宏明さん作曲の「ゆめみづき～臼杵の紙雛祭り～」。大分県臼杵（うすき）市に伝わる、和紙で作られた紙雛をモチーフにしたひな祭りの歌です。徳川吉宗の天保の改革のころ、臼杵藩は倹約に励んでいたため紙雛しか飾ることができなかったとのこと。当時のお雛様をイメージした紙雛が現代に蘇ったことで歌が作られました。歌手のしらいみちよさんが歌っているものが発売されており、とても美しい歌声にうっとりしてしまいます。子ども向けのひな祭りの歌というより、大人が聴くと心安らかになれそうな楽曲です。

卒園・卒業シーズンの頃に歌う「おもいでのアルバム」。有名な合唱曲なので懐かしむ方も多いでしょう。ひな祭りの歌ではありませんが、ひな祭りは女の子の成長を願うひな祭りの行事。イベントの一番最後に歌ってみてはいかがでしょうか。6番の最後の歌詞「桃のお花もきれいに咲いて、もうすぐみんなは一年生」には、うるっと来てしまう方も多いはず。子どもの健やかな成長を願う大人と、無邪気に思い出を振り返る子どもたち、皆で幸せな気持ちになれること間違いありません。

1970年に結成された、加奈崎芳太郎さんと仲井戸麗市さんのフォークデュオ・古井戸。歌唱力とギターが圧倒的な男性2人組で、「ひな祭りの歌があるの？」と思ってしまいますが、実は「ひなまつり」という歌があります。ですが、「ひなの祭り来ても祝う娘はどこにいる」とクスッと笑ってしまいそうな歌詞が面白く、フォークとロックの融合のような力強さがあり、思わず引き込まれて聴き入ってしまい楽曲です。

子ども向けの音楽や体操、手遊びの歌などを作る音楽ユニット「ケロポンズ」。メンバーのケロちゃんとポンちゃんが、ひな祭りの新しい歌として作った「ゆめみるおひなさま」は、お雛様目線で歌われた楽しい楽曲です。「毎日着物じゃつまらない　たまにはほかの服も着てみたい」の歌詞に、とくに女の子は「そうだよね〜おしゃれしたいよね！」ときっと共感してしまうはず。定番曲以外のひな祭りの歌を探している人におすすめです。