
更新日:2022年4月29日
韓国女子がリアルに実践している話題のスキンケア法とは?
韓国人のお肌ってなんであんなにきれいなの?と思ったことはありませんか。
色白でキメ細かい美肌の秘訣は何なのか。食べ物やメイクも美肌を作る大事な要素ですが、やはり一番大事なのは日々のスキンケアにありました。
「何か特別なスキンケア法を取り入れているのだろうか?」
そんな疑問にお答えすべく、いま韓国女子たちの間で流行っているスキンケア法を3つご紹介します。やり方や効果、注意点なども解説しているので参考にしみてください。
お手持ちのスキンケアコスメで試せるので、今日から早速取り入れてみてはいかがでしょうか。
この記事の目次
執筆者のプロフィール
執筆者名:Farim Park
韓国コスメライター。韓国の有名旅行雑誌の編集者として編集プロダクションに勤務した後、韓国コスメの魅力にハマり、現在はフリーランスのコスメライターとして、Webマガジンや情報誌等さまざまなメディアで韓国コスメの情報を執筆している。コスメの本音レビューや、ためになるメイク法など、自らが実際に体験して得たリアルな情報を発信中。
韓国スキンケア法①:7スキン法(セブンスキン法)
韓国では化粧水のことを「スキン」と呼ぶのが一般的です。
「7スキン法」とは、その名の通り化粧水を7回重ね付けするスキンケア法のことです。使うアイテムはお手持ちの化粧水だけでOK!気軽に取り入れられるスキンケアとして話題になっています。
「7スキン法」のやり方と効果
化粧水を7回重ね付けするってどういうこと?
基本のスキンケアは洗顔後に、化粧水→美容液→クリームという段階を踏みますが、7スキン法で使うのは化粧水のみ。美容液とクリームは使いません。
7スキン法のやり方
【STEP①】
洗顔後、化粧水をコットンにたっぷり浸すように付けます。
【STEP②】
コットンで顔全体を優しく拭き取ります。敏感肌で摩擦に弱い人はコットンで優しくパッティングしましょう。
【STEP③】
STEP①同様に化粧水をコットンに付け顔全体を優しくパッティング(これを4回行う)。
※コットンは汚れが気にならなければ交換不要
【STEP④】
コットンは使わず手で顔に化粧水を付けていきます。肌の奥に浸み込ませるようにゆっくりとハンドプレスしながら行いましょう(これを2回行う)。
※乾燥が気になる人は最後に保湿クリームをつけて終了
7スキン法の効果
☑︎ 肌をクールダウンさせ赤みやほてりを鎮めてくれる(鎮静効果◎)
☑︎ 角質を落ち着かせなめらかな肌に整えるので、化粧ノリが良くなる
普段のスキンケアでは化粧水を顔に1回付けて終了ですが、7スキン法は7回繰り返すことで、顔の熱を飛ばしながら水分だけを肌に浸透させます。肌の内側からしっとりする感覚が実感できるでしょう。
「7スキン法」の注意点
7スキン法で重要なのは使用する化粧水。お手持ちの化粧水で気軽にできるスキンケアですが、7スキン法に適した化粧水とそうでない化粧水があるのでチェックしてみましょう。
美容成分がたっぷりの高保湿化粧水は向いていない
美容液成分が含まれている、保湿効果が高いとろみのあるテクスチャーは避けた方が良いでしょう。7スキン法は、顔の熱を飛ばしながら水分だけを浸透させる方法なので、とろみのある化粧水は、肌に膜を作るので水分が浸透しにくくなります。水のようにサラサラしたテクスチャーのものを選ぶと良いでしょう。
ピーリング作用のある拭き取り式化粧水はNG!
角質ケア用のピーリング作用のある化粧水は、肌の古い角質を除去するためのものなので、触れる時間が長い7スキン法には肌への刺激が強く負担がかかります。ピーリング系によく使われるAHA、BHA、PHAの成分が含まれている化粧水は避けましょう。
「7スキン法」は肌の状態に合わせて回数を調整してOK!
朝晩毎日続ければ10日〜2週間ほどで効果が表れます。洗顔後の肌のつっぱりがなくなり、毛穴の開きも気にならなくなります(特に小鼻周り!)。
朝は時間がない、7回は肌への刺激が気になる…という人は、夜だけのスキンケアとして取り入れ、回数も3回や4回など自分の肌状態に合わせて調整してもOKです!実際に「3スキン法」というスキンケア法もあるくらいなので。
最近はマスク生活で常に熱が顔にこもりがちなので、肌をクーリングさせながらケアができる意味でも、7スキン法は時代に合ったスキンケアと言えますね。
「7スキン法」におすすめの化粧水
7スキン法に適している人気の化粧水をご紹介します。
①isoi BR ブレミッシュケアトニック エッセンス(130ml) 4,290円
シミ・くすみケアに定評がある化粧水。肌なじみの良いテクスチャーは素早く肌に浸透し、均一でなめらかな透明肌へ仕上げてくれます。また、ツボクサエキスなどの天然由来成分を使用しているので敏感肌にもおすすめです。
②LAGOM エッセンストナー(200ml) 3,520円
韓国の美容専門家が集結して生まれたコスメブランドで、20-30代がメインターゲット。3種のヒアルロン酸が配合され、もっちりとしたハリのある肌へと導いてくれます。高保湿でエイジングケアにも効果的です。
③innisfree グリーンティーシードスキン(200ml) 2,420円
innisfreeのロングセラーの化粧水。グリーンティー成分が肌の内側まで潤いを与え、みずみずしくなめらかな肌に整えてくれます。軽いテクスチャーでさっぱりした付け心地ですが、数回重ね塗りすることで吸い付くようなしっとり肌に仕上げてくれます。
コットンは天然綿100%がおすすめ!
化粧水を浸し顔に直接触れるコットンもとても重要です。天然綿100%ならいくら擦っても毛羽立たず、肌への刺激も少ないので安心して使えます。
WHITE RABBIT コットンパフ(100枚)490円
韓国スキンケア法②:3重セラム
韓国では美容液のことを「セラム」、「エッセンス」、「アンプル」と呼びます。
「3重セラム」は、韓国の美容系インフルエンサー「ディレクターパイさん」が発信して話題になったスキンケア法で、ずばり、美容液を3重に重ね付けすることです!
やり方と効果について詳しく見ていきましょう。
「3重セラム」のやり方と効果
スキンケアの基本の流れは、化粧水→美容液→クリームが一般的ですよね。
「3重セラム」は、この美容液のステップの際、1つの美容液ではなく3種類の異なる美容液を順に重ね付けることで、各々の効果をいっぺんにもらおうという欲張りスキンケア法です。
エッセンス、セラム、アンプルの違いとは?
乾燥肌、オイリー肌、敏感肌など肌タイプは人それぞれ。エッセンス、セラム、アンプルは肌タイプに合わせた異なる成分を集中的に含ませたものです。呼び方を変えることで、自分の肌に合った美容液を効率的に選ぶことができます。
- 「エッセンス」…化粧水と美容液を混ぜたもので、水分を補う効果&鎮静効果が期待できる。テクスチャーはサラッとした軽い付け心地が特徴。
- 「セラム」…エッセンスより成分濃度が高いもので、美白効果など肌個別の悩みに特化した美容液のこと。テクスチャーはエッセンスより少しとろみがある。
- 「アンプル」…「高濃縮美容液」とも呼ばれ、エッセンスやアンプルよりもさらに美容成分が高い。短時間で効果が期待され保湿効果も高い。テクスチャーは粘度が高い。
3重セラムのやり方
ここで押さえておきたいポイントは、重ね付けする3つの美容液の種類を「エッセンス」、「セラム」、「アンプル」に分けること!つける順番とそれぞれの役割を確認してみましょう。
【STEP①】洗顔
洗顔後、化粧水を顔にたっぷり付けます。
【STEP②】美容液1:エッセンス
美容液「エッセンス」を顔全体に広げます。
【STEP③】美容液2:セラム
美容液「セラム」を顔全体に広げます。
【STEP④】美容液3:アンプル
美容液「アンプル」を顔全体に広げます。
【STEP⑤】クリーム
最後に顔全体に保湿クリームを薄くのばして終了。
※ベタつきが気になる人は最後のクリームは塗らなくてもOK
3重セラムの効果
☑︎ 美容液のさまざまな効果をいっぺんに取り入れられる(美白+保湿など)
☑︎ 夜のスキンケアに取り入れれば翌朝までしっとり!化粧ノリも◎
上記のように3重セラムは保湿に特化したスキンケアなので、乾燥が気になる冬や夜のスキンケアに取り入れるのが特におすすめです。次の日の朝まで潤いが持続するので、化粧ノリもバッチリ!
「3重セラム」の注意点
3重セラムは、美容液の選び方と塗る順番が重要になります。
1回目と2回目に塗る美容液は、サラッとした軽めのテクスチャーのものがおすすめです。最初に保湿効果が高いとろみのあるテクスチャーをつけてしまうと、そこで膜を作ってしまうので、後の美容液が浸透しにくくなります。
最初は軽めの美容液で水分を補給し、最後は重めの美容液で保湿のフタをすることを意識しましょう。
「3重セラム」におすすめの美容液
3重セラムにおすすめのエッセンス、セラム、アンプルをそれぞれご紹介します。
【セラムでおすすめの商品】①Dr.Jart+ シカペアセラム(30ml) 3,294円
敏感肌のために作られた、Dr.Jart+のシカシリーズ。低刺激で鎮静効果も抜群なので、弱ったダメージ肌やストレス肌に特におすすめ。シカペアクリームとライン使いすることでより高い効果が期待できます。
【セラムでおすすめの商品】②klairs フレッシュリジュースド ビタミンドロップ(35ml) 2,300円
ヴィーガンコスメとして日本でも話題沸騰中のブランド。独自の加工法によりビタミンCの新鮮さをキープ。紫外線によってダメージを受けた肌や角質悩みに効果的です。塗るたびに明るくハリのある肌へと導いてくれます。
【アンプルでおすすめの商品】①CNP Laboratory プロポリスエナジーアンプル(15ml) 2,618円
日本でも大人気のコスメブランド!プロポリスエキスの美容成分が荒れた肌を和らげ、みずみずしい潤いとハリを与えてくれる美容液。お手頃価格でエステ並みの集中ケアができると話題。日本のLoftでも取扱中。
【アンプルでおすすめの商品】②MIGUHARA ウルトラホワイトニングアンプル(20ml) 2,090円
SNSで話題を集めた美容液。ヒカゲノカズラとスギナから抽出した特許成分で、シミとくすみの原因となるメラニンを抑えます。保湿クリームと混ぜて使ってもOK。またメイクアップベースやファンデーションに混ぜて使うこともできる万能美容液!
韓国スキンケア法③:1日1パック
1日1パックとは、毎日パックをするということ。韓国女子の間ではすでに定番のスキンケアとなりつつあります。
毎日パックを消費することでコスト面が気になりますが、最近は30枚入りなどの大容量タイプのシートマスクが気軽に買えるので安心です。
また、毎日パックをするのは面倒…と思うかもしれませんが、パックを貼っている10〜15分間は他のことができるので、ながら作業をしながらスキンケアができるのは効率的だと思いませんか。著者も朝の洗顔後、パックをしながら朝ごはんの支度や掃除をしています。
パック後は美容液やクリームなどいつものスキンケアをすればOK!化粧水をじっくりお肌に浸透させるのと同じ効果を得られるので、もちっとした潤い肌が1日中持続します。
「1日1パック」のポイントと注意点
パックと言っても、1枚ずつのものから5枚や10枚入りもの、30枚入りの大容量タイプなど多種多様。どのタイプを選んだら良いのか迷いますよね。
おすすめは朝と夜でパックを使い分けること。
朝はさっぱりした使い心地の大容量タイプのものをメイク前に使用し、夜は高保湿で美容成分がたっぷり含まれた1枚ずつもしくは、5枚や10枚などの少量セットタイプのパックがおすすめです。
1日1パックの注意点
パックをする際の注意点はただ一つ!パックに記載されている使用時間を守ることです。長時間つけた方が保湿効果が上がるのでは?と思いがちですがそれは逆効果。必要以上にパックを付けることで、水分が蒸発し乾燥の原因になるので注意しましょう。
大容量シートマスクの防腐剤問題
数年前までは大容量タイプのパックには防腐剤が入っていて肌に良くないのでは…とされてきましたが、最近は「全成分EWGグリーングレード」認証マークや、韓国版@コスメ「ファへ」で20個の注意成分がチェックできるようになり、化粧品原料の有害性に対する基準が非常に厳しくなっています。
韓国でもここ数年で化粧品の防腐剤問題はほとんど改善されているので、安心して使えるといって良いでしょう。

「全成分EWGグリーングレード」認証マーク
「1日1パック」におすすめのシートマスク
韓国ではパックのことを「シートマスク」と呼びます。
今回はさっぱり系の大容量タイプと、高保湿系の少量タイプのシートマスクをそれぞれご紹介します。
【さっぱり系の大容量タイプ】①NATURE REPUBLIC グリーンダーママイルド シカデイリーマスク(30枚) 2,500円/②NATURE REPUBLIC ビタペアC デイリーマスク(30枚) 2,500円
ウォータータイプの爽やかなテクスチャー。メイク前のスキンケアに取り入れることで化粧ノリが良くなります。敏感肌の人はグリーンのシカマスク、くすみ肌をトーンアップさせたい人はビタペアCがおすすめです。
【さっぱり系の大容量タイプ】③VT シカデイリーマスク(30枚) 2,420円
「2021楽天上半期ベストコスメ賞受賞」、「@cosmeのクチコミランキング1位」など、数々の賞を受賞したシートマスク。弱った肌の鎮静と水分バリア強化で、1日中健康的でみずみずしい肌が保てます。
【高保湿系の少量タイプ】①DERMATORY モイスチャライジングニットマスク(5枚) 2,130円
クリームエッセンス40mlを1枚のシートマスクに浸み込ませた超高保湿なシートマスク。シートは吸収力に優れた厚手のニット生地を使用することで、肌の奥まで美容液が浸透し、長時間肌をしっとりケアしてくれます。
【高保湿系の少量タイプ】②isoi シカゴ シカSOSマスク(5枚) 2,475円
isoiのシカゴシリーズは、世界アレルギー学会の厳しい基準を適用した「ドイツ ダーマテスト」でエクセレント等級を獲得。美容液の成分はもちろん、シートにも肌に優しい天然由来のガーゼを使用。トラブル肌を優しくケアしてくれます。
毎日のスキンケアの習慣こそが美肌への近道!
韓国女子がリアルにやっているスキンケア法はいかがでしたか?
さすが美容大国なだけあって、どれも一手間も二手間もかけていますよね。
使うアイテムややり方も重要ですが、やはりいちばん大事なのは毎日続けること!
「ローマは1日にして成らず」と言うように「美肌は1日にして成らず」。どのスキンケア法も短期間では効果は見られません。自分のライフスタイルに合ったスキンケア法を、まずは2週間試してみることから始めてみましょう!
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