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レジデンツ(大司教の館)
Residenz

絶大な富と権力を握った大司教が「北のローマ」を夢見て建てた館

歴代大司教が居住した豪華な宮殿。丘の上にあるホーエンザルツブルク城塞は戦乱の際に大司教が立てこもった場所で、平時に大司教が暮らしたのはこのレジデンツだった。着工は1595年。大司教ヴォルフ・ディートリヒが、ザルツブルクをローマのような美しい街にしようと試み、古い居館を取り壊して新たな宮殿の建設に踏み切ったのが始まりだ。しかし、製塩権をめぐる争いに敗れたヴォルフ・ディートリヒは大司教の座を追われ、幽閉されて獄死。宮殿が完成したのは1619年、大司教パリス・ロドロンの時代であった。その後も増築が進められ、現在の形になったのは18世紀末。ルネサンス様式やバロック様式などの古典的建築様式が融合し、王の宮殿にも引けを取らない壮麗な建物となった。


				

				
住所
Residenzplatz 1 AUT (大きな地図で場所を見る)

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