北海道出身の4人組ロックバンドGalileo Galileiの4枚目のシングルで、アニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』のオープニングテーマとして書き下ろした「青い栞」。

アニメは埼玉県秩父市を舞台にした泣ける名作アニメで知られ、やさしく情感的なサウンドにちりばめられた少年時代の夏を感じさせるフレーズと、過ぎ去ってしまった過去への哀愁が感じらる青春ソングです。

シンガーソングライターや音楽プロデューサー、映像作家など幅広い分野でマルチな才能を魅せる現代の音楽業界を牽引する米津玄師のシングルで人気アニメのオープニングテーマにも起用された「ピースサイン」。

作品の主人公の心情とリンクするように、理想の姿への憧れや現実と理想の狭間に感じる葛藤、それでも困難に立ち向かうという歌詞は思春期に誰もが経験する悩みにも似ていて、共感できるという人も多い青春ソングです。

大橋卓弥と常田真太郎のソングライター2人からなるユニットスキマスイッチ5枚目のシングル「全力少年」。このユニットを代表する人気曲でもあり、応援ソングとしてタイアップ曲によく選ばれているので耳にする機会も多いはず。

うじうじとした悩みを吹き飛ばし未来へと疾走するようなアップテンポでエネルギッシュなメロディを聴けば、勉強や部活、遊ぶことも全力だったころに戻った気がする青春ソングです。

心地よい素朴な声で歌われる分かりやすくもどこかクセになるフレーズがちりばめられた楽曲が特徴のシンガーソングライターあいみょんの「君はロックを聴かない」。

好きな女の子への想いを募らせる男の子の青春の片思いを歌う彼女の十八番ともいえる男女をテーマにした青春ソング。少し不器用で、そして少し自己中心的な恋心を歌った歌詞は、恋愛のドキドキや思い通りいかないモヤモヤ感も思い出させるナンバーです。

YouTubeへの動画投稿で注目を集め、2019年に音源デビューを果たした注目のシンガーソングライター藤井 風の配信限定シングル「青春病」。

青春ソングらしい爽やかなシティポップ調のメロディかと思えば、歌詞には青春というものの眩しさや憧れに囚われている姿、大人へとなっていくことに感じるキャップなど影の部分も見える曲。明るく楽しいだけでなく青春のいろいろな面を感じます。

南波あつこによる人気恋愛コミック原作の映画『青夏 きみに恋した30日』の表題曲として書き下ろされたMrs. GREEN APPLEの7作目のシングル「青と夏」。

映画の内容にマッチする夏を感じさせる爽快なギターリフと、人生の主役であるはずの自分自身を奮い立たせて周りからの視線を振り払い自らの恋心に正直に、そしてまっすぐに向き合う歌詞はまさにザ・青春ソング！

中学生の時に発症した難病と闘った実話を記したノンフィクション書籍を原案にしたドラマ『1リットルの涙』の作中で使用されたレミオロメンの「3月9日」。

Z世代が選ぶ卒業ソングにも選出され、卒業式などで歌ったことがあるひとも多い青春ソングになっています。実はこの曲の歌詞自体には卒業という言葉は使われていないのですが、出会いと別れ、新しい門出を祝う歌詞や、卒業式を3月9日にした人も多くそのイメージが定着したようです。