草津のキスゲ・ニッコウキスゲ
夏の高原に黄色い絨毯を敷き詰めたように咲く
キスゲは香りの強いユリ科の高山植物。初夏、鮮やかな黄色い花が夕方に咲き、翌朝にはしぼむことからユウスゲとも呼ばれる。ニッコウキスゲは栃木県日光の地名を付けたものだが、固有種ではなく全国に分布する。群馬・長野県境に位置する高原のダム湖・野反湖畔の群落や、榛名湖畔を彩るユウスゲなどが知られる。

榛名山のユウスゲ(ハルナサンノユウスゲ)
夕方から咲き翌日にはしぼんでしまうユウスゲの名所として有名
榛名山を背景に湖面には数多くのボートが浮かび、夏は榛名湖が最もにぎわう季節。対照的に沼の原では、夕方から咲き翌日にはしぼんでしまうはかなげなユウスゲが見られる。

野反湖の高山植物(ノゾリコノコウザンショクブツ)
湖畔周辺では約300種類の高山植物が生育し季節ごとに楽しめる
上越信越高原国立公園内の小さな湖、野反湖付近では、様々な高山植物の花が楽しめる。キスゲ、レンゲツツジ、シャクナゲ、ユリ、シラネアオイなどの約300種類が見られる。
