【ロンドン】ヴィクトリア王朝の面影を残す！ケンジントン周辺

緑豊かなハイソなエリアへおしゃれな店やカフェを訪ねる

サウス・ケンジントン周辺の博物館めぐりとチェルシー地区、それぞれ1日ずつかかる広さ。ケンジントン周辺を散策した日はナイツブリッジへ、チェルシー地区へ出かけた日はキングス・ロードへと足を延ばし、ショッピングも楽しみたい。また、公園の多さもこのエリアの魅力。優美な庭園のあるホランド･パークや、癒しの植物がいっぱいのチェルシー・フィジック・ガーデンを歩いてみよう。

高級住宅街のノッティング･ヒルでは、ポートベロー・ロードを歩きたい。金・土曜のマーケットでも知られるこの通りで、ポッシュ（“華麗な”や“気取った”などを意味する英国の俗語）な人が集まるおしゃれな店やカフェに立ち寄りながら散策を楽しむのがおすすめ。

KEYWORD３

①ファッショナブルなキングス・ロード

かつては若者の街だったが、いまやセレブが集う高級ショッピングスポットに。通りを歩く人を見ているだけでも素敵。

②世界有数の展示品がそろう4つの博物館めぐりが面白い

ヴィクトリア＆アルバート博物館がある一帯は、自然史博物館をはじめ、自然史博物館、科学博物館が並ぶ博物館エリア。

③ダイアナ元妃が愛した庭園を歩く

ケンジントン宮殿は、ダイアナ元妃が生前居住していた場所。正面に広がる庭園を散策し、思いを馳せよう。

退役軍人が暮らす療養所　ロイヤル・ホスピタル Royal Hospital

フランスの王ルイ14世が建てた傷病兵のための療養施設に刺激され、チャールズ2世がレンに設計させた退役軍人のための住居。見事な礼拝堂と大ホールは一般にも公開。現在でも、約400名の退役軍人が暮らしている。

文学者が住み親しんだチェルシー

趣あるレンガ造りの街並みが多くの作家や芸術家に愛されたこのエリア。彼らの作品に思いを馳せながら、家々を訪れたい。

世界中で愛されるプーさんの誕生地　A.A.ミルンの家

『くまのプーさん』の作者、A.A.ミルンが住んだ家。故郷のアッシュダウン村を舞台に息子のクリストファー・ロビンとぬいぐるみたちが活躍する名作はここで書かれた。

逮捕のその日まで住み続けた10年間　オスカー・ワイルドの家　

タイト・ストリート34番地のアパートには1884年からカドガンホテルで逮捕される1895年までオスカー・ワイルドが住んでおり、『ドリアン・グレイの肖像』はこの家で執筆された。

高級住宅地の優美な公園　ホランド・パーク Holland Park

ホランド・パークは緑豊かなポッシュエリアで、セレブが住む高級住宅地の中にある公園。ローズガーデン、アイリスガーデン、日本庭園など美しい庭が多く、園内をクジャクやエミューが歩きまわる。夏には広場で芝居やオペラの上演も行なわれる。

薬草とハーブが茂る癒しの花園　チェルシー・フィジック・ガーデン Chelsea Physic Garden

1673年に創設されたヨーロッパ最古の植物園。植えられているのは薬草やハーブが中心で、園内には心安らぐ芳香が満ちている。

『ノッティングヒルの恋人』の舞台になった店

映画ファンならぜひ訪れたい書店　ノッティング・ヒル・ブックショップ The Notting Hill Bookshop

1981年にできたこの本屋を舞台に、映画『ノッティングヒルの恋人』が生まれた。いつまでもいたくなるような、雰囲気のよいノスタルジックなお店だ。

立ち寄りCafe　セレブシェフのオリジナルレシピ　オットレンギ Ottolenghi

新聞のコラム連載やレシピ本などで有名な、ヨタム・オットレンギのデリ・カフェ。スパイスや珍しい食材などを使用するデリや、パン類やスイーツなどがカウンターにずらり。