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美味しいそうめん⑤ 江戸時代から続く色鮮やかな「五色そうめん」(愛媛県)
愛媛県の松山で江戸時代から続く「五色そうめん」も、ぜひご紹介したいそうめんです。カラフルな五色そうめんを作るのは、江戸寛永年間創業の「五色そうめん森川」。
享保7(1722)年から、5色のそうめんを作っているといい、八代将軍徳川吉宗や朝廷からも称えられたといいます。この彩りを江戸時代に発想したのがスゴイですよね。
正岡子規など文人にも愛され、「伊予節」にも松山の名物として唄われています。
定番の5色は、緑=抹茶、ピンク=梅肉、黄色=みかん、茶=もち麦と、すべて自然素材の色。合成着色料は使っていません。手延べそうめんに梅肉や抹茶を練り込むのは難しく、いくつもの工程を丁寧に重ねて作られているのだそうです。
「五色そうめん森川」の「手延五色そうめん色束別」をお取り寄せしました。
地味な印象になりがちなそうめんですが、色鮮やかでとってもキレイ!口に含むと、抹茶やみかんなど素材の風味がふんわり広がります。
筆者のお気に入りは、南高梅を練り込んだピンク色の梅そうめん!梅の香りと風味をしっかりと感じ、つゆをつけずにそのまま食べてしまいました。とてもさっぱりしていて、残暑の季節にピッタリですよ。
公式ホームページには、カラフルでインスタ映えしそうなレシピも公開されているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
■五色そうめん森川
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美味しいそうめん⑥ 太めの麺がモチモチ!「半田そうめん」(徳島県)
最後にご紹介するのは、徳島県つるぎ町(旧半田町)で作られる「半田そうめん」です。
江戸時代、徳島を流れる吉野川の船頭が、三輪からそうめん作りの技術を持ち込んだのが始まりといわれ、吉野川の清らかな水と、四国山地から吹く冷たい風がそうめん作りに適していることから、いまでは全国でも有数のそうめん産地となっています。
半田そうめんの特徴は、麺が太いこと。そうめんというより、細いうどんといった印象です。
ちなみに日本農林規格(JAS)では、手延べそうめんは麺の直径が1.7ミリ未満、うどんは1.7ミリ以上とされているそうで、直径1.4〜1.6ミリの手延べ半田そうめんは、そうめんということになるのだそう。
今回は、小野製麺の手延べそうめん「半田めん」をお取り寄せしました。
小野製麺では、季節に応じて小麦の配合を変え、鳴門海峡の塩分の強い塩と、吉野川の伏流水を汲み上げて使用しています。手間と時間をかけて、生地の熟成と延ばしを繰り返すことにより、独特のコシの強さが生まれるのだとか。
麺はつるつるでもっちり!小麦の風味も感じられて、これは筆者好みです。太麺なので食べ応えもありますよ。太さはそうめんとうどんの中間といった感じですが、うどんよりものど越しがいいので、パスタ風にアレンジしても良さそうです。
ぜひお取り寄せして、楽しんでみてくださいね。
■小野製麺
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