
更新日:2022年3月11日
ほうじ茶でリラックス おいしい淹れ方&お取り寄せスイーツ、ほうじ茶の楽しみ方ご紹介
こうばしい香りが魅力のほうじ茶。
ふわっと広がるいい香りに癒やされますよね。
スッキリとした軽い飲みくちで、どんな食べ物とも相性抜群。渋みはあまりなくカフェインも少ないので、子どもから年配の方まで安心して飲むことができます。
また最近では、ほうじ茶を使ったドリンクやスイーツも登場して人気になっています。
今回は、おいしいほうじ茶の淹れ方や、おうちでできる簡単アレンジ、お取り寄せできるほうじ茶スイーツなど、ほうじ茶の楽しみ方をご紹介します。
この記事の目次
ほうじ茶を知ろう!つくり方やおいしい淹れ方は?
ほうじ茶とは、煎茶や番茶などの茶葉を高温で焙じてつくるお茶のこと。
もともとは、安価な茶葉からつくられていたため、家庭で日常に飲むお茶として流通していましたが、現在では良質な茶葉でつくったものなど、こだわりのほうじ茶も見られるようになりました。
焙じることでカフェインが少なくなるので、刺激が弱く胃にもやさしいお茶なんです。
自宅でほうじ茶をつくってみよう
ほうじ茶は自宅でも簡単につくることができます。
家にある煎茶や番茶をフッ素樹脂加工(テフロン加工)のフライパンで煎れば、ほうじ茶のできあがり!飲まずに古くなってしまった茶葉でも大丈夫。煎っている間、部屋中にいい香りが広がります。
細かい茶葉は焦げやすいので、ざるや茶こしで振るい、あらかじめ取り除いておきましょう。焦げないように混ぜながら、中火で茶葉が茶色くなるまで煎ります。
煎りたてのこうばしさは格別ですよ!
なお、自分でつくったほうじ茶は、なるべく早めに飲み切るようにしましょう。
ほうじ茶のおいしい淹れ方を知ろう
ほうじ茶のおいしい淹れ方を、日本茶について幅広い知識を持つ日本茶インストラクターの方に教えてもらいました。
「ほうじ茶は、さっぱりとした飲みくちと、こうばしさを楽しむお茶。誰でも簡単に失敗なく淹れられるので、ぜひ試してみてくださいね。香りが引き立つように、高温のお湯を使うのがポイントです」
①ほうじ茶大さじ1~2杯(約5g)を急須に入れる
②熱湯(約200cc)を急須へ注ぐ
③20~30秒待ったら、湯のみへ注ぐ
焙煎の浅いほうじ茶の場合は、少し冷ましたお湯(約90℃)を使うと、よりおいしく淹れられます。
茶葉やお湯の量はお好みにより調整を。熱いお湯を使うので、湯のみは少し大きめで厚手のものがおすすめ。マグカップでもOKです。
焙煎によって味わいが異なる!ほうじ茶を飲み比べ
ひと言でほうじ茶といっても、焙煎度合によって味わいが大きく異なります。
焙煎が強くなるほど香りも味もこうばしくなり、茶葉の色も抽出されるお茶の色も濃くなります。また、お茶の茎の部分を焙じると甘みが増し、葉が入るとコクが出るといった違いも。
飲み比べをして、お気に入りのほうじ茶を見つけてくださいね。
上品で軽やかな味と香り「浅煎りほうじ茶」
浅煎りほうじ茶は、茶葉をごく浅く焙煎したほうじ茶です。
茶葉は緑色が残るものから淡いベージュ色で、一般にイメージするほうじ茶よりだいぶ色が薄いかもしれません。淹れると透き通った琥珀色で、味わいは甘く華やかな香りが特徴です。
写真のほうじ茶は、横田園(埼玉県・狭山)の「特上ほうじ茶」。一番茶の良質な茎を低温で浅く丁寧に焙煎した高級なほうじ茶は、ほのかに甘く上品な味わい。お取り寄せもできるので、試してみてはいかがですか?
横田園
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ほうじ茶好きにおすすめのしっかりとした味わい「深煎りほうじ茶」
じっくりと時間をかけて焙じたのが深煎りほうじ茶。
こうばしい焙煎の香りと、濃くしっかりとした色と味わいが特徴で、ほうじ茶のこうばしい香りが好きな方には、特におすすめです。
写真のほうじ茶は、中窪製茶園(京都府・南山城)の「深煎りほうじ茶」。一番茶の大きくなった芽を深く焙煎したもので、少しスモーキーな香りも楽しめますよ。お取り寄せも可能です。
中窪製茶園
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半発酵茶を使ったものも!「新感覚ほうじ茶」
こちらは、半発酵茶の茶葉を使っためずらしい「半発酵のほうじ茶」。
半発酵茶とは、摘んだ茶葉をしばらくおき、発酵が進んでからつくるお茶のことで、ウーロン茶などがこれにあたります。ちなみに緑茶は発酵させずにつくるお茶、紅茶は完全に発酵させてからつくるお茶で、もとはすべて同じお茶の葉です。
「半発酵のほうじ茶」は、半発酵茶を高温で焙じてつくられるので、こうばしい香りに加え、半発酵茶特有の甘く花のような香りも楽しめます。飲みくちはまるで中国茶のよう!
写真は、丸高農園(静岡県・本山)の「半発酵のほうじ茶」。お取り寄せもできるので、新感覚のほうじ茶を味わってみてくださいね。
丸高農園
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おうち時間でやってみて!簡単ほうじ茶アレンジ
ほうじ茶はそのまま飲んでも味わい深いですが、アレンジして楽しむのもおすすめ。
簡単にできるので、おうちでカフェ気分を味わってみてはいかがでしょう。
深煎りほうじ茶+ミルクで「ほうじ茶ラテ」
ほうじ茶と牛乳は相性抜群。深煎りほうじ茶でつくると、コクのあるほうじ茶ラテができます。
ラテに使うほうじ茶は、鍋で煮出すのがおすすめ。マグカップ1杯につき、ほうじ茶大さじ1~2杯(約5g)、水120cc、牛乳120ccくらいが目安です。
鍋に水とほうじ茶を入れ、煮立ったら牛乳を加えます。沸騰させないようにかき混ぜながら2~3分煮出し、火を止めたらフタをして3分ほど蒸らしましょう。茶こしを使ってマグカップに注げばできあがり。砂糖はお好みで入れてください。
ほどよい甘みがおいしい「ジャムorハチミツ入りほうじ茶」
紅茶にジャムを入れるように、ほうじ茶にジャムやハチミツを加えるのもおすすめの飲み方です。ジャムの種類は何でもOK。筆者は、オレンジマーマレードやりんごのジャムを入れるのがお気に入り。爽やかな酸味とほうじ茶のこうばしさがピッタリです。
ハチミツのほか、メープルシロップを入れるのもコクがあっておいしいですよ。
浅煎りほうじ茶にはハチミツ、深煎りほうじ茶にはメープルシロップがよく合います。
ほうじ茶パウダーをアイスクリームにかけて「濃厚ほうじ茶アイス」
ほうじ茶の茶葉を粉末にした「ほうじ茶パウダー」。スーパーのお茶売り場にも売られているので、購入しておくと、スイーツの材料やトッピングに便利です。
市販のバニラアイスにほうじ茶パウダーをトッピングすれば、ほうじ茶アイスクリームのできあがり。好みの濃さに調整できるので、濃厚で香り高いほうじ茶アイスが味わえますよ。筆者のおすすめは、雪見だいふく+ほうじ茶パウダーのトッピング。ぜひお試しを。
お取り寄せして楽しみたい!人気のほうじ茶スイーツ
こうばしい香りとやさしい味わいで、最近人気のほうじ茶スイーツ。老舗の茶舗やスイーツ店からいろいろ販売されていますね。
お取り寄せもできるので、おうちで楽しんでみてはいかがですか?
ほうじ茶のおいしさがギュッとつまった「ほうじ茶大福」【高知・満天の星】
高知県四万十川源流の街、津野町は江戸時代から続くお茶の産地。
そんな津野町の魅力を発信する菓子メーカー「満天の星」がつくる「ほうじ茶大福」は、津野町で採れた良質な茶葉をたっぷり使った人気商品。
上質なクリームと餡を、ほうじ茶を練りこんだやわらかい餅で包み、まわりにはこうばしいほうじ茶の粉がたっぷり。ひと口食べると、ほうじ茶の香りが口いっぱいに広がります。
お取り寄せして、ぜひ味わってみてください。
満天の星
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ほうじ茶の繊細でやさしい味わい「生茶ゼリイ ほうじ茶」【京都・中村藤𠮷本店】
「中村藤𠮷本店」は、江戸時代末期、安政元(1854)年に創業した京都宇治の老舗茶商。
「生茶ゼリイ ほうじ茶」は、ほうじ茶の繊細な風味を生かすため、甘さは必要最小限にとどめるなど、老舗茶商のこだわりを感じる一品。
ふるふるで柔らかいゼリイの中に、ほうじ茶の香りと味わいを堪能できますよ。
老舗こだわりの和スイーツをお取り寄せしてみてはいかがですか?
中村藤𠮷本店
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ほうじ茶クリームがたっぷり「ほうじ茶ロールケーキ」【京都・京はやしや】
「京はやしや」は、宝暦3(1753)年に金沢で創業し、明治以降、京都宇治で茶園を営んできたという老舗。抹茶パフェなど上質なお茶を使った和スイーツが人気のカフェとして、ご存知の方も多いかもしれません。
「ほうじ茶ロールケーキ」は、お店自慢のほうじ茶パウダーを加えたしっとり生地に、北海道産大納言小豆を使用した餡と、ほうじ茶クリームをたっぷり巻き込んだロールケーキ。餡もほうじ茶クリームも甘さ控えめで、ほうじ茶の香りがふんわり香ります。
もちろん、お取り寄せも可能です。
京はやしや
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ほうじ茶の香りには癒やし効果も!おうち時間でほうじ茶を楽しみましょう
ほうじ茶といえば、何といっても、ほっこりとするいい香りが特徴。
ほうじ茶の香りには「ピラジン」という香気成分が含まれ、精神を安定させ血流を良くする効果があるといわれています。
ほうじ茶を淹れたときに立ち昇る香りは天然のアロマ、香りでリラックスできるなんて、うれしい作用ですね。
カフェインが少ないので、就寝前に飲んでも安心。血流が良くなることで、体も温まります。
疲れたなと思ったら、お好みのほうじ茶を淹れて、ほっとひと息。
癒やし効果満点のほうじ茶で、おうち時間を楽しみましょう。
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