高梁のシャクナゲ
神秘の花から、身近な花となったシャクナゲ
ツツジ属の中でも冷涼で高湿度の土地に育ち、人の足の踏み入れにくい深い山中に咲くことから「神秘の花」とされていた。見ごろは4月中旬~5月上旬で、品種改良により赤、白、グラデーションなど花の色はさまざま。新見・三室峡の群生地では5月上旬、渓谷を淡い桃色の花びらが埋め尽くす。
三室峡のシャクナゲ(ミムロキョウノシャクナゲ)
桃源郷のような美しさ
中国山地三国山一帯を水源とする三室川の清流沿いにある渓谷。5月上旬には、自生する約1000株のシャクナゲが一斉に美しい花を咲かせ、渓谷を薄紅色に彩る様は圧巻だ。