京都のアユ
魯山人も愛したという清流が育んだ天然アユ
京都の夏に欠かせない食材の一つ。京都では、主に保津川や丹波の緑豊かな山々に囲まれた清流由良川や上流域の美山川のアユが重宝されることが多い。天然若アユの塩焼きなどは格別のおいしさ。

鳥居茶屋(トリイヂャヤ)
骨までやわらかい名物の鮎茶漬け
丸ごと食べられるほどやわらかく煮た鮎3尾をごはんにのせ、煎茶をかけた鮎茶漬がおすすめ。鮎茶漬にはお造りが付く。10~翌4月は湯豆腐もある。

鳥居茶屋
- 住所
- 京都府京都市左京区鞍馬貴船町49貴船神社参道横
- 交通
- 叡山電鉄鞍馬線貴船口駅から京都バス33系統貴船行きで5分、終点下車、徒歩5分
- 料金
- 茶店弁当=3100円~/鮎茶漬け=1550円(2尾入り、並)・1950円(3尾入り、上)/鮎そば=1550円/
平野屋(ヒラノヤ)
皿の上で鮎が踊る、鮎茶屋自慢の塩焼
400年の歴史を誇る、茅葺き屋根の茶店。鮎料理のフルコースは、塩焼き、背ごし、寿司、雑炊などが楽しめる、嵯峨野・鳥居本のなくてはならない名物料理。

平野屋
- 住所
- 京都府京都市右京区嵯峨鳥居本仙翁町16
- 交通
- 嵐電嵐山本線嵐山駅から京都バス62・72系統清滝行きで10分、鳥居本下車、徒歩5分
- 料金
- 鮎料理(季節限定)=18630円/昼膳=9936円/
鮎の宿つたや(アユノヤドツタヤ)
上質の天然もの、奥嵯峨の鮎を堪能
春は筍、夏は鮎、秋は松茸、冬はぼたん鍋とカニ料理、ふぐ料理と、四季折々の野趣あふれる料理が味わえる。季節の名代料理は個室の座敷でゆっくり楽しめる。

鮎の宿つたや
- 住所
- 京都府京都市右京区嵯峨鳥居本仙翁町17
- 交通
- 嵐電嵐山本線嵐山駅から京都バス62・72系統清滝行きで10分、鳥居本下車、徒歩5分
- 料金
- コース料理=8400円/鮎コース(夏のみ)=10500円/鮎丼(9~翌5月)=1500円/(サービス料別)
油屋食堂(アブラヤショクドウ)
山菜や自然薯を使ったそばが名物
鞍馬寺の山門前にある味処。名物は山菜や自然薯を使ったそば。夏場は鮎そばや冷たい山かけそばが味わえる。料理には鞍馬の天然水を使用している。
油屋食堂
- 住所
- 京都府京都市左京区鞍馬山門前(鞍馬本町252)
- 交通
- 叡山電鉄鞍馬線鞍馬駅から徒歩3分
- 料金
- 山菜そば=850円/にしんそば=850円/鮎そば=900円/ゆばそば=900円/ゆばとじそば=1000円/山かけそば=850円/猪そば(冬期限定)=1000円/
高雄錦水亭支店(タカオキンスイテイシテン)
鮎や山菜を使った料理が味わえる「もみじ天ぷら」が名物の店
もみじの天ぷらが名物の店。塩漬けしたもみじに衣をつけ揚げた天ぷら(紅葉期のみ)は、ほのかに甘くかりんとうのようだ。食事では、清滝川の鮎や山菜を使った料理が味わえる。