有田焼
独自の艶を帯びた白磁に赤絵が特色
おもに佐賀県有田町で作られる磁器のことで、様式や歴史は「伊万里焼」とほぼ同じといえる。その艶やかな色彩は、現在でも根強い人気を誇っており、とくに毎年春の陶器市は大変な賑わいとなる。
有田焼アクセサリー工房 二宮閑山(アリタヤキアクセサリーコウボウニノミヤカンザン)
有田焼のアクセサリーや小物がそろう
JR有田駅前にある、有田焼アクセサリーのギャラリー。古伊万里や柿右衛門調から現代調の金彩、銀彩の物まで、色鮮やかなイヤリング、ペンダント、ブローチが揃う。
有田焼アクセサリー工房 二宮閑山
- 住所
- 佐賀県西松浦郡有田町本町丙993
- 交通
- JR佐世保線有田駅からすぐ
- 料金
- 磁器雑貨=540~5400円/絵付け体験(キーホルダー、ストラップ、マグカップなど)=1080円~/ブレスレット=3960円/ゴルフマーカー=2160円/
今右衛門窯(イマエモンガマ)
一子相伝の秘法を継承する
江戸時代は鍋島藩の御用赤絵師として、現在は重要無形文化財の色鍋島の窯元として、伝統と技を伝えている。
今右衛門窯
- 住所
- 佐賀県西松浦郡有田町赤絵町2丁目1-15
- 交通
- JR佐世保線有田駅から有田町コミュニティバス東西線有田駅前行きで5分、有田局前下車すぐ(タクシーでは3分)
- 料金
- 組み皿=21600円~/茶器=59400円~/湯呑み=16200円~/
柿右衛門窯(カキエモンガマ)
17世紀から現代に受け継がれる日本の美意識
日本で初めて赤絵付けを完成させたのが初代柿右衛門。乳白色の濁手と呼ばれる素地に余白を多く残して赤絵をほどこした「柿右衛門様式」は必見。
ARITA PORCELAIN LAB 有田旗艦店(アリタポーセリンラボアリタキカンテン)
シンプルでモダンなデザイン
200年続く弥左ヱ門窯の七代目当主、松本哲さんの店。伝統的な文様や技法を取り入れた、モダンな有田焼がそろう。呉須で細いラインを描いたグラス、プラチナ彩の鉢などはスタイリッシュな印象。
ARITA PORCELAIN LAB 有田旗艦店
- 住所
- 佐賀県西松浦郡有田町上幸平1丁目11-3
- 交通
- JR佐世保線上有田駅から徒歩10分
- 料金
- 醤油差し=3850円(錆千段)、3080円(独楽筋赤)/ペストルタンブラー=2750円(パールグリーン)/銘々皿JT古伊万里草花紋=4950円/独楽筋のフリーカップ=2750円~/錆十草の蓋物=3850円~/変型飯碗(呉須錆線紋)=2200円/ありたぶたランチコース=2200円/ありたどりランチコース=1870円/ケーキセット=990円/
陶磁器ショップ 藍土(トウジキショップランド)
さまざまな質感の有田焼がそろう
有田の窯元と地元の作家によるシンプルでモダンな染付の器と、土物の器をセレクトしている。現代のライフスタイルにマッチする商品が多数揃っているので、日常使いに適した器を探すのに立ち寄ってみよう。
まるぶん(マルブン)
有田焼の可能性を徹底追求
使い勝手とデザイン性を重視したオリジナル商品を開発、販売する。有田の若手陶工らによる「究極のラーメン鉢」、匠の蔵シリーズの「至高の焼酎グラス」などは有田一の品ぞろえ。
まるぶん
- 住所
- 佐賀県西松浦郡有田町赤坂丙2351-169
- 交通
- JR佐世保線有田駅からタクシーで5分
- 料金
- 究極のラーメン鉢=2376円~(1個)/匠の蔵シリーズ「至高の焼酎グラス」=1620円~(1個)/プレミアムビアグラス=1944円~/緑釉つた急須=4104円/
質実庫(シツジツコ)
ギャラリーで手にする作家の器
有田町の中心部から車で10分ほどの場所にあるギャラリー。成田国際空港の一角を飾る有田焼の大皿を手がけた岩永浩さんをはじめ、岡晋吾さん、横田勝郎さんの作品とオリジナルを展示、販売する。店を訪れる際は事前に連絡を。
質実庫
- 住所
- 佐賀県西松浦郡有田町広瀬甲1035-7
- 交通
- JR佐世保線有田駅からタクシーで10分
- 料金
- 菊花文五寸皿=8640円/花唐草文楕円向付=19440円/菊割蝶文小丼=12960円/
福珠窯(フクジュガマ)
伝統から生まれるモダンな器
陶磁器の製造・卸販売を行う有田焼の窯元。染付は初期伊万里や古染付から影響を受けたという、のびやかで自由な筆使いが特徴。福珠窯独特の呉須と銀彩の組み合わせはモダンであたたかみがある。
福珠窯
- 住所
- 佐賀県西松浦郡有田町中樽2丁目30-16
- 交通
- JR佐世保線上有田駅から徒歩15分
- 料金
- 銀彩×染付フリーカップ(独楽筋・十草)=各3780円/散歩道シリーズ箸置=各2160円/染錦青梅箸置=2376円/染濃蝶型箸置=1296円/天啓花蝶5.5寸段付丸皿=4860円/
井上萬二窯(イノウエマンジガマ)
白磁の美を追求する窯元
人間国宝の井上萬二さんは、有田焼ろくろ成形の第一人者。白磁の可能性を追求した作品は、みずみずしくまるで生命が宿ったかのよう。