京都の菊
品種改良によりさまざまな形が生まれた華麗な花
日本では古くから愛され、菊花紋章でもおなじみの高貴な花。常緑の宿根草で品種が多く、豪華絢爛な大菊、個性的な中菊、可憐な小菊のほか、野生の野菊や欧米で改良された洋菊などのグループに分けられる。10月~11月は各地で菊花展が開かれる。日本三大名菊のひとつ「嵯峨菊」は、京都嵯峨野の野菊を王朝風に改良したもの。
大覚寺の嵯峨菊(ダイカクジノサガギク)
秋には嵯峨菊が可憐に咲き誇り、11月には嵯峨菊展も開催される
五大明王を本尊とする真言宗大覚寺派の本山。秋には、300年の歴史を誇る嵯峨菊が可憐に咲き誇る。11月には嵯峨菊花展が1か月にわたり開催されている。