大阪寿司
押し寿司は大阪を代表する郷土の寿司
バッテラやバラ寿司など多彩な大阪寿司。押し寿司は、木型に酢飯とサバやアジなど魚の切り身を入れて押したもの。その後、エビや鯛など高級魚が使われ、見た目も美しい箱寿司が誕生した。

吉野寿司(ヨシノスシ)
手間ひまを惜しまない発祥店のこだわりを保守
天保12(1841)年創業の老舗。3代目が考案した箱寿司は二寸六分の木型に小鯛、焼き穴子、卵焼きとエビ、鯛とキクラゲを並べて型押しする。ネタの仕込みも入念。

吉野寿司
- 住所
- 大阪府大阪市中央区淡路町3丁目4-14
- 交通
- 地下鉄淀屋橋駅から徒歩8分
- 料金
- 箱寿司浪速=2700円/大阪寿司取合せ=2800円~/寿司懐石=6480円・8640円・10800円/
たこ竹(タコタケ)
天保2(1831)年創業の大阪寿司の老舗。上ちらしは絶品
天保2(1831)年創業の老舗。シイタケの混ぜご飯に穴子や鯛をのせた上ちらしは、木の芽の香りが上品で美味。夏場は炭で焼いたあなごの棒寿司、冬は限定でさばの棒寿司が人気だ。

たこ竹
- 住所
- 大阪府大阪市北区松ケ枝町1-29貴王松ヶ枝ビル1F
- 交通
- JR大阪東西線大阪天満宮駅から徒歩9分
- 料金
- あなごの棒寿司=2400円/さばの棒寿司=2500円/上ちらし=2300円/大阪寿司の取り合わせ(2人前)=5500円/
すし政 中店(スシマサナカミセ)
行列だらけの寿司激戦区で健在
予算を気にせず食べてもらえるようにと、価格別に6種類を皿で分けている。もっとも安価な皿は、約30種類ある。その日ごとのおすすめ品が店内のボードに出ている。

すし政 中店
- 住所
- 大阪府大阪市北区天神橋5丁目6-19
- 交通
- JR大阪環状線天満駅から徒歩5分
- 料金
- 寿司一皿(2カン)=110円~/トロ=440円/アワビ=440円/ランチ=660円~/
小鯛雀鮨 すし萬 靭本町店(コダイスズメズシスシマンウツボホンマチテン)
「小鯛雀鮨」で有名な承応2(1653)年創業の老舗
「小鯛雀鮨」で有名な承応2(1653)年創業の老舗。江戸中期に大阪の名物として知られるようになり、京の都へも献上したという。高麗橋の本店は持ち帰りのみ。
