茂原のボタン
浮世絵や家紋に描かれることもある花
「座れば牡丹」でおなじみの美人の代名詞。原産地の中国では「花王」と賞される。日本へは平安朝期に渡来した。花は直径20cmにもなる大輪で、一重から千重、万重まであり、紫、桃、白など色も豊富。4月~5月の春牡丹、10月下旬~1月の寒牡丹のほか、春牡丹を1月~2月に咲かせる冬牡丹がある。茂原牡丹園には1730年築の母屋があり、風情たっぷり。
茂原牡丹園(モバラボタンエン)
山里の風景を彩るボタンの華やぎ
江戸時代に建築された茅葺き民家が建ち、約2500株のボタンをはじめシャクヤクやツツジなど春の花が広大な庭に広がる。野外で演舞などのイベントも披露される。