妙高・長野のミズバショウ
湿原を可憐に彩る純白のミズバショウ
湿原に群れ咲くサトイモ科の多年草。低地では4月~5月、高地では融雪後の5月~7月に開花する。花は、香りの良い小さな花が集まった棒状の肉穂花序で、純白の仏炎苞(ぶつえんほう)に包まれている。開花途中から伸び出す葉の緑との対比が美しい。本州最大の群落地である長野県の奥裾花自然園をはじめ、斑尾高原にも群生する。
斑尾高原沼の原湿原(マダラオコウゲンヌマノハラシツゲン)
春先に咲く白いミズバショウと黄色いリュウキンカは見事な競演
かれんな花を咲かせる湿生植物が群生する沼の原湿原。特に春先に咲く白いミズバショウと黄色いリュウキンカの競演は見事。木道が整備され、散策も楽しめる。
奥裾花自然園(オクスソバナシゼンエン)
ミズバショウは国内有数の群生地で森林浴が楽しめる
ミズバショウの群落やブナの原生林をめぐる遊歩道が整備された自然園。爽快な森林浴が楽しめる。ミズバショウは国内有数の群生地で、花の見ごろは5月。