茶粥
粥からは香ばしい茶の香りがたちのぼる
奈良の粥といえば「茶粥」のことを指す。僧坊の食事であった茶粥は、サラッとしており粘り気がないのが特徴。江戸時代にお茶でご飯を炊いたのが茶粥の始まりともいわれる。
塔の茶屋(トウノチャヤ)
移りゆく季節を盛る大和の伝統料理
50年以上馴れ親しんだ興福寺のおひざ元から、ならまちへ移転。季節を上品に盛りつけた茶がゆ弁当が楽しめる。緑茶でさらりと炊き上げた茶がゆは、仕上げに振りかけられた緑茶が香り高い。古美術品の器で供される茶がゆ懐石もある。
和食・菊水(ワショクキクスイ)
旬の素材と大和野菜を用いた会席料理
明治24(1891)年創業。歴史が根付く老舗料亭「菊水楼」。伝統の味を気軽に楽しめる和風レストラン。料理の数々からは日本の四季の美しさを感じる。
和食・菊水
- 住所
- 奈良県奈良市高畑町1130菊水楼 1階
- 交通
- 近鉄奈良線近鉄奈良駅から徒歩10分
- 料金
- 旬菜=2000円/すき焼き=4000円/点心=5000円/高円=7000円/(奉仕料別10%)
奈良ホテル 日本料理 花菊(ナラホテルニホンリョウリハナギク)
素材の良さをいかした本格派の日本料理
奈良ホテル内にある和食店。奈良の伝統行事にまつわる四季折々の料理企画が楽しい。和食によく合う地元奈良の酒蔵の吟醸酒が揃う。
奈良ホテル 日本料理 花菊
- 住所
- 奈良県奈良市高畑町1096
- 交通
- 近鉄奈良線近鉄奈良駅から徒歩15分
- 料金
- 奈良絵巻会席(昼)=4752円/万葉弁当(昼)=4514円/まほろば会席(昼)=5940円/飛鳥会席(夜)=8316円/白鳳会席(夜)=10692円/天平会席(夜)=14256円/
月日亭 近鉄奈良駅前店(ツキヒテイキンテツナラエキマエテン)
ゆきひらで炊くやさしい味
近鉄奈良駅のすぐ近くにある店、伝統の古都の味を気軽に満喫できる。旬の素材にこだわっており、地元の食材を使用している。奈良県産米ヒノヒカリを吉野産ほうじ茶で炊きあげた「大和茶粥膳」がおすすめ。
月日亭 近鉄奈良駅前店
- 住所
- 奈良県奈良市東向中町6奈良県経済倶楽部ビル 2階
- 交通
- 近鉄奈良線近鉄奈良駅からすぐ
- 料金
- 大和茶粥膳(天ぷら、炊き合わせ付)=2700円/点心膳=1580円/会席=3240円~/柿の葉寿司とにゅう麺膳=1620円/大和牛肉重=1950円/(個室サービス料別10%)
蔵武D(クラブディー)
築180年の町家を活かした店で奈良の地酒を楽しむ
米問屋だった町家を改装したバー。天井も高く開放的な空間が広がっているのが特徴。月に2回程度開催されるライブも人気があり、南米アンデス楽器教室なども行っている。
蔵武D
- 住所
- 奈良県奈良市西新屋町43奈良オリエント館内
- 交通
- 近鉄奈良線近鉄奈良駅から徒歩15分
- 料金
- 生ビール=500円/奈良の地酒=600円~/キャベツの温サラダ=700円/ヤキカレー=880円/茶粥御膳=1500円/(サービス料別)
茶房 暖暖(サボウノンノン)
中庭を眺めながら味わう
古い町家にバーなども併設する茶房。ここで出す茶粥御膳は若い女性に人気が高い。もち米を使って炊き上げる茶粥に、きび砂糖入りの手作りわらび餅が付く。