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まっぷるマガジン編集部

更新日:2020年4月13日

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ロンドン アフタヌーンティーで優雅な時間を

香り高い紅茶とともに軽食をいただく至福の満たされた時間。これぞまさに英国文化の真髄!

知っておきたいアフタヌーンティーのスタイル

◆ アフタヌーンティーの始まり

17世紀後半、アフタヌーンティーを最初に始めたのは、第7代ベッドフォード公爵夫人アンナ・マリア。当時の食事は1日2回で、夕食前の空腹を紛らわすために、紅茶とバター付のパンを食べたのがきっかけ。

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◆ カトラリー

アフタヌーンティーのケーキやサンドイッチは、本来指でつまんで食べるフィンガーフードで、カトラリーはスコーンにクリームをつけるナイフだけが出されていた。最近はほとんどの場所でフォークも出される。

◆ アフタヌーンティーの始まり

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上段 色とりどりのケーキやスイーツ
中段 焼きたてのスコーン。冷めないようナプキンで包まれていることもある
下段 キュウリとクリームチーズをはじめとした、各種サンドイッチ

◆ 食べる順番

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アフタヌーンティーのスタンドは通常3段だが、スタンドを使用せず、普通のお皿でサーブするティールームもある。サンドイッチ、スコーン、ケーキという順番で食べていくのが王道。とはいえ、思い思いのスタイルで自由に楽しむのがイギリス風。リラックスして楽しもう。

◆ スコーンの正しい食べ方

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1 スコーンをナイフで半分に割る。クリームとジャムをテーブルでシェアする場合は、自分のお皿に適量とっておく。

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2 ナイフで一口分のクリームをつける。高脂肪でコクのあるクロテッドクリーム以外に、生クリームやバターが出されることもある。

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3 クリームの上に同量のジャムをのせ、一口ごとに23を繰り返す。ジャムは数種類出されることが多い。

◆ スコーンの由来

王座の下に置かれた石(スクーン)が名前の由来。そこで、王への敬意を表すためにナイフではなく手で、横に割るのがマナーという説もあるが、実際は人それぞれ。

王道を味わう クラシックスタイル

サンドイッチ、スコーン、ケーキがセットになって3段ラックで楽しめる伝統様式。

※営業時間はアフタヌーンティーの実施時間を記載しています。ほとんどの店はウェブサイトから予約ができるので、事前に確認することをおすすめします。

パーム・コート The Palm Court

英国王室御用達ホテルで至福のくつろぎ時間
ゴージャスな内装と優雅な雰囲気で、名門ホテルのアフタヌーンティーを満喫。16種類以上あるオリジナルのティーリストから好きな紅茶を選ぶことができ、もちろんおかわりも自由。

◆予約が望ましい
◆ドレスコードあり

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サンドイッチを食べ終えたら、焼きたてのスコーンを持ってきてくれる。テーブルウエアも豪華

Tea Time Menu
♥ アフタヌーンティー £52
♥ シャンパン・アフタヌーンティー £68〜

パーム・コート

現地名:
The Palm Court
住所:
The Ritz London, 150 Piccadilly, W1J 9BR
地図を見る »
アクセス:
Green Parkグリーン・パーク駅からすぐ
TEL:
020-7300-2345
営業時間:
11:30~、13:30~、15:30~、17:30~、19:30~
定休日:
無休 
Webサイト:
http://www.theritzlondon.com

イングリッシュ・ティー・ルーム The English Tea Room

ロンドン最古のホテルの由緒あるティールームでお茶を
アガサ・クリスティもここで執筆に励んだという、世界的にも有名なティールーム。17種類から選べる紅茶やスイーツにも格別なこだわりが。時間を忘れて優雅なひとときを過ごしたい。

◆予約が望ましい
◆ドレスコードあり
◆日本語メニューあり

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気配りが行き届いたサービスがここちよい店内では、ピアノの生演奏も

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1750年代にできたロンドンで最も歴史あるホテル、ブラウンズ

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どれをとっても繊細で美味なプレートは、クロテッドクリームやジャムにいたるまでこだわりが見られる

Tea Time Menu
♥ トラディショナル・  アフタヌーンティー £47.50
♥ シャンパン・アフタヌーンティー £57.50〜

イングリッシュ・ティー・ルーム

現地名:
The English Tea Room
住所:
Browns Hotel, Albemarle St., W1S 4BP
地図を見る »
アクセス:
Green Parkグリーン・パーク駅から徒歩5分
TEL:
020-7518-4155
営業時間:
12:00~18:00
定休日:
無休 
Webサイト:
http://www.roccofortehotels.com
日本最大の海外レストラン予約サイトでは、
「日本語」で安心して予約できます。
イングリッシュ・ティー・ルームをネット予約 »

ホワイエ The Foyer at Claridge's

メイフェアの一流ホテルのモダンなティールーム
上流階級御用達、気品漂う5ツ星ホテルのクラリッジス。1930年代の舞踏会が蘇るようなアール・デコ調の優雅な空間で、個性あふれるアフタヌーンティーを味わってみたい。

◆予約が望ましい
◆ドレスコードあり

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 3段重ねのスタンドはあえて使用しない。ストライプの食器が洗練されたモダンさを際立たせている

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世界中の要人が訪れるメイフェアに位置する

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アフタヌーンティーを楽しめるホワイエ。アール・デコ調の内装が健在

Tea Time Menu
♥ クラシック・アフタヌーンティー £58
♥ シャンパン・アフタヌーンティー £68〜

ホワイエ

現地名:
The Foyer at Claridge's
住所:
Claridge's, Brook St., W1K 4HR
地図を見る »
アクセス:
Bond Streetボンド・ストリート駅から徒歩5分
TEL:
020-7629-8860
営業時間:
14:45~17:30(15分おきに提供)
定休日:
無休 
Webサイト:
http://www.claridges.co.uk

ギルバート・スコット The Gilbert Scott

19世紀のホテルを改装週末のみの至福の空間
長年の改装期間を経て完成したネオ・ゴシック建築のホテル、セント・パンクラス・ルネサンス内のレストラン。ここで味わえるアフタヌーンティーも気品にあふれている。

◆ドレスコードあり

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店名はこのホテルを設計したジョージ・ギルバート・スコット卿に由来する

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さくさくのスコーンにジャムとクロテッドクリームの典型的な組み合わせ

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あくまでもクラシックでありながら、モダンなセンスがきらりと光るアフタヌーンティーセット

Tea Time Menu
♥ クラシック・アフタヌーンティー £29
♥ シャンパン・アフタヌーンティー £41〜

ギルバート・スコット

現地名:
The Gilbert Scott
住所:
St. Pancras Renaissance Hotel, Euston Rd., NW1 2AR
地図を見る »
アクセス:
St. Pancrasセント・パンクラス駅からすぐ
TEL:
020-7278-3888
営業時間:
アフタヌーンティータイムは土曜12:00~16:00、日曜12:00~17:00
定休日:
アフタヌーンティータイムは月~金曜 
Webサイト:
http://www.thegilbertscott.co.uk

ゴーリング The Goring

明るいテラス席で庭園を眺めながら上質な紅茶を楽しむ
ゴーリング家により100年以上も経営されている老舗ホテル。結婚式前日にキャサリン妃が宿泊したことでさらに有名に。英国紅茶評議会の受賞歴もある紅茶をぜひ。

◆予約が望ましい

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バッキンガム宮殿に近く、国賓やロイヤルファミリーも訪れる

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英国の定番スイーツがいっぱい。ジャムとアイスを巻いたアークティック・ロール、アップルパイなど

Tea Time Menu
♥ トラディショナル・アフタヌーンティー £42.50
♥ シャンパン・アフタヌーンティー £49

ゴーリング

現地名:
The Goring
住所:
The Goring, Beeston Pl., SW1W 0JW
地図を見る »
アクセス:
Victoriaヴィクトリア駅から徒歩4分
TEL:
020-7396-9000
営業時間:
15:00~16:30
定休日:
無休 
Webサイト:
http://www.thegoring.com/afternoontea.aspx
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