フランス観光の王道【ヴェルサイユ宮殿】
フランスの歴史的名所と聞くと、ヴェルサイユ宮殿を真っ先に思い浮かべる人もいるかと思いますが、実はパリから電車で一時間弱でもアクセス可能だとご存知でしたか?今回は、フランス観光の王道・ヴェルサイユを詳し...
更新日:2020年4月13日
宮殿を見学したあとは、周辺に広がる街の空気も楽しみたい。ブルボン朝時代に政治の中心地だったこの街は、今も優雅な雰囲気が漂う。宮廷文化を感じる王族ゆかりのスポットや、老舗レストランもおすすめ。
フランス語で「耕作のために焼いた野」を表し、古くはノルマン人の牛飼いたちの休息地であったヴェルサイユ。やがて狩猟の場として注目されたことをきっかけに発展し、宮殿が建造されてからは華やかな宮廷文化がはぐくまれた。街には当時の建物を使ったレストランや王族ゆかりのスポットなどが残り、深い歴史を感じさせる。
フランス王政とともに歴史を築いてきた街で、優雅な食事を
宮殿に面するブラッスリー
17世紀にさかのぼる歴史をもつ貴族の館が、現在ではブラッスリーに。アルザス地方のシュークルートやタルト・フランベでもてなす。魚介のシュークルートも試したい。
【MENU】
タヴェルニエのロワイヤル・シュークルート(手前)
€49.80(2人分)
Choucroute Royal du Tavernier
昔ながらの希少なビストロ
ヴェルサイユ市街の大きなマルシェに面した、1930年創業のビストロ。フランス語で「流行の牛」の店名どおり、牛肉料理が名物。とくにジューシーなステーキのおいしさは格別。
【MENU】
サレール牛のサーロイン
€19.50
Faux Filet de Salers 300g
仔牛の腎臓のココットもボリュームあり
宮廷文化を学べるスポットが多く貴族たちの暮らしを体験できる
王宮に献上された野菜を購入
ルイ14世の時代、王宮に食料を供給するために造られた9haもの野菜畑や果樹園。今も現役で野菜などを栽培しており、入口近くのショップで収穫物を購入することができる。
宮殿に王がいた当時から、外国の珍しい作物なども育てられている
菜園を造った園芸家ラ・カンティーニの像
王の馬小屋で馬術ショーを観覧
王族が狩猟や戦争、儀式などに用いる馬の世話をする馬小屋だった。現在は馬術アカデミーとなっており、音楽に合わせた馬術訓練や馬術ショーを見ることができる。
騎馬による舞台芸術「ジンガロ」を主宰するバルタバスによって馬術アカデミーが創立された
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