Vineyards Cabernet Sauvignon  by fotolia - ©kikisora

まっぷるマガジン編集部

更新日:2020年4月13日

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フランス・アキテーヌ地方【ボルドー】赤ワインの香り漂う街

芳醇な赤ワインの香りが漂う。

ボルドー Bordeaux

街並みも優雅な赤ワインの生産地 アキテーヌ地方
古代ローマ時代からワインの積出港として栄えてきたボルドーはアキテーヌ地方最大の都市。市内にはワインショップ、レストランが多くあり、郊外にはワイン製造の工程が見られるシャトーやブドウ畑があるので、ワイン好きにはたまらない街だ。2007年に、「ボルドー、リューヌ港」として世界遺産に登録された美しい街並みも楽しみたい。

アクセス

パリから約530㎞
電車で約3時間
パリのMontparnasse モンパルナス駅からTGVでBordeaux Saint-Jean ボルドー・サン・ジャン駅まで約3時間。

観光案内所

05-56-00-66-00
9:00〜19:00(11〜4月は〜18:30、7・8月は〜19:30) 日曜、祝日9:30〜18:30 (11〜4月9:45〜16:30、第1日曜は〜18:30)
1/1、12/25休み
www.bordeaux-tourisme.com

シャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオン Château La Mission Haut-Brion

世界が絶賛するシャトー
ボルドーの名門、シャトー・オー・ブリオンで知られるディロン家が所有するシャトーを見学できる。

シャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオン

現地名:
Château La Mission Haut-Brion
住所:
67 Rue de Peybouquey, Talence
地図を見る »
アクセス:
ボルドー市内からバス45番でSembatサンバ下車すぐ
TEL:
05-56-00-29-30
営業時間:
見学は9:00~12:00、14:00~16:00、金曜9:00~11:30、完全予約制(電話は2~3週間前までに)
定休日:
金曜午後、土・日曜、7月中旬~8月中旬 

ボルドー観光局の ワインシャトー見学

気軽にワインシャトーを見学したいなら、ボルドー観光局主催のツアーに参加してみよう。そのほか、ワイン教室なども実施。
※事前に要電話予約。
当日は観光局集合05-56-00-66-20
●1日コース
4月〜11月中旬の水・土曜9:30〜18:30 午前中ネゴシアン(ワイン商)見学、午後シャトーめぐり。料金
€63(昼食付)

●半日コース
13:30〜18:30 シャトー見学のみ 4/1〜11/15の期間は毎日、11/16〜3/31は水・土・日曜。料金€38

街なかのお立ち寄りスポット

ル・ビストロ・デュ・ソムリエ Le Bistro du Sommelier

おいしいワインをカジュアルに
赤100種、白30種とボルドーワインが充実。グラスワイン白€4〜、赤€5〜と手ごろ。地元客で連日満席の人気店。

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3人のソムリエがワインを選ぶ

ル・ビストロ・デュ・ソムリエ

現地名:
Le Bistro du Sommelier
住所:
163 Rue Georges Bonnac
地図を見る »
アクセス:
トラムA線 Mériadeck メリアデックから徒歩5分
TEL:
05-56-96-71-78
営業時間:
12:00~14:30、19:45~23:00
定休日:
土・日曜、祝日 

ラ・ヴィノテーク La Vinothèque

ワインファンも満足の品ぞろえ
観光案内所の隣にあるワインショップ。1000種類以上が並ぶワインはボルドー産が中心で全商品の85%を占める。

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ラ・ヴィノテーク

現地名:
La Vinothèque
住所:
8 Cours du 30 Juillet
地図を見る »
アクセス:
トラムB・C線Quinconcesカンコンスから徒歩3分
TEL:
05-56-52-32-05
営業時間:
10:00~19:30
定休日:
1~4・9~11月の日曜 

知っておきたいワインのこと

種類や生産地、ブドウの収穫年によって味やねだんもさまざま。ツアーや試飲をより楽しむために、ワインの基本をおさえておこう。

ワイン選びのポイント

飲みごろを確かめる
安価なものは若いうちに出荷され、すぐ飲みごろとなる場合が多い。上等かつ年代が若いものは、飲みごろを迎えるのが数十年後ということも。

それぞれ適した飲み方で
一般的には赤ワインは常温(16〜18度)、白ワインは冷温(7〜12度)で飲むのがよい。冷やすと甘みが軽くなり、渋みが増すので、軽めの白や赤は冷やしたほうが爽やかさが増す。逆にコクのある白や赤はあまり冷やさないほうが芳醇な香りを楽しめる。

格付けをチェック
ラベルに原産地を基準に4つの等級分けを記載している。最上はボルドーなどの地方名が記されたA.O.C(Appellation d’Origine Contrôlée/アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレー)。

ラベルの読み方

❶ボトル詰めした場所/会社
❷銘柄
❸ブドウの収穫年
❹グラン・クリュ(とくに優れたワインを生産するブドウ畑、ブドウ園を表す)
❺原産地名(原料のブドウが収穫された場所)
❻格付け(A.O.Cが最上級で、そのなかでも記されている生産地名が限定された狭い地域のものほど上質とされる)

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フランスワインの産地と特徴

ブルゴーニュ Bourgogne
コート・ドール(黄金の丘)と呼ばれる豊かな土壌が約350㎞にわたって広がり、大きく分けて6つの産地を有する。

アルザス Alsace
ドイツの影響を受けた甘口の白ワインが多く、代表的な品種はリースリング、ピノ・ブランなど。

コート・デュ・ローヌ Côtes du Rhône
ローヌ川に沿って南北に広がっており、ブドウの栽培方法や醸造方法も多彩であることから、エリアによって個性の違うワインができる。

プロヴァンス Provence
マルセイユからニースまでの地中海に面したエリアで、フランス最古の生産地。

シャンパーニュ Champagne
ここで生産される発泡ワインだけが「シャンパン」を名乗れる。ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、シャルドネの3種のブドウのみが原料となる。

ロワール Loire
ブドウの爽やかな香りと新鮮な酸味が特徴で、辛口の白や熟成の赤など、種類も豊富だ。

ボルドー Bordeaux
複数のブドウをブレンドするのが特徴で、力強さと優雅さを備えた香りと味が自慢。銘柄ではメドックの赤やソーテルヌの白などが有名。

ラングドック&ルション Languedoc & Roussillon
古くからワイン生産量が多い地域。日常用の安価なワインの生産が多く、注目されている。

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地方によってボトルの形にも違いがあります!

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奥付:
この記事の出展元は「まっぷるフランス」です。掲載されている電話番号、営業時間、料金などのデータは2015年12月〜2016年1月の取材・調査によるものです。いずれも諸事情により変更されることがありますので、ご利用の際には事前にご確認ください。

※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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