病気╱けが HEALTH

旅行者がかかりやすい病気 DISEASE

■熱中症 
日差しが強いので、普段よりゆっくりと歩き、休憩を心がける。ペットボトルなどを持ち歩き、水分をまめに補給するなど、真夏の日本を想定して対処する。

■下痢
最近は氷も衛生的になってきたが、胃腸が弱い人は水や氷、生ものに注意したい。脱水症状にならないよう水分補給を心がける。

■食中毒
熱がある場合は無理をせず、病院で診察を受ける。コンビニで売られているスポーツドリンクで水分補給する。おかゆなど消化のいいものを食べる。

■風邪 
飲み慣れた薬を持参し、症状が治まらなければ病院で診察を受ける。水分補給も大切。無理をせずにホテルで休息し、火の通った温かい食べ物を食べる。

■狂犬病
犬だけでなく猫やリスなどからも感染するので、むやみに動物を触らない。噛まれた場合は、すぐに傷口を消毒し、医師の診察を受けて注射してもらう。

■伝染病 
タイではマラリア、デング熱などにかかる危険がある。マラリアやデング熱は蚊が媒体なので、虫よけスプレーなどで予防する。潜伏期間があるため帰国後に高熱が出た場合は、病院でその旨を伝えること。

交通事故 TRAFFIC ACCIDENT

信号や歩道橋のない道路を横断する際には、走ってくる車と目を合わせながら、ゆっくりと一定の速さで渡る。急に立ち止まったり走ったりすると危険。バンコク市街地でのバイクや自転車の運転、バイクタクシーの利用は極力避ける。

海外旅行保険 TRAVEL INSURANCE

欧米に比べ医療費は安いため、治療費の補償額は高額でなくてもよい。ひったくりなどが多いので携行品補償には入っておく。

バンコクの病院 HOSPITAL

タイの医療レベルは高い。とくに総合私立病院は立派な設備が整っており、中東各国など海外から治療を受けに訪れる患者も多い。日本語窓口もあって日本人患者への対応にも慣れており、海外旅行保険にも対応しているのでキャッシュレスで受診できる。

【日本語が通じるおもな病院】
・医師サミティヴェート病院スクムビット Samitivej Hospital Sukhumvit
02-022-2122(日本語)
診療科目●総合、緊急輸送

・バムルンラード・インターナショナル病院 Bumrungrad International Hospital
02-667-1501(日本語)
診療科目●総合、緊急輸送

・バンコク病院 Bangkok Hospital
02-310-3257(日本語)
診療科目●総合、緊急輸送

バンコクの薬局 PHARMACY

街のいたるところにある。旅行者の多い地区の薬局は深夜まで営業している店も多い。とくにドラッグストアの「ブーツ」は、どの支店にも英語の通じる薬剤師が常駐している。

緊急時の対応

●保険会社の提携病院へ
保険会社に連絡
保険会社のコールセンターに連絡してキャッシュレスで治療が受けられる提携病院を手配してもらう。

治療
多くの場合、バンコクの提携病院では日本語通訳サービスを受けられ、病室も快適な個室が選べる。治療を受けた場合、医療費の精算は病院と保険会社の間で行なわれ、自分で支払う必要はない。

●緊急を要する場合
救急車で病院へ
ホテルのフロントに連絡、救急車(有料)を呼んでもらい病院へ。

治療
提携外の病院の場合、医療費や薬代は一旦自己負担となる。診断書と領収書を必ずもらっておく。

保険会社に連絡
診断書とかかった費用の領収書を保険会社に送付。医療費を請求。

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奥付:
この記事の出展元は「トラベルデイズ バンコク」です。掲載している情報は、2016年3〜8月にかけての取材・調査によるものです。掲載している情報、商品、料理、宿泊料金などに関しては、取材および調査時のもので、実際に旅行される際には変更されている場合があります。最新の情報は、現地の観光案内所などでご確認ください。

※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。