ペルガモン博物館のイシュタール門, DoctorWho, used under CC BY-ND

更新日: 2020年4月13日
かつて東西に分断された悲しい歴史を持つドイツの首都ベルリン。再統一した今ではドイツ国内で最も刺激的でコスモポリタンな雰囲気が漂っている大都市です。プロイセン王国の歴史、東西冷戦の歴史、そして現代ドイツの持つ移民問題などを実際に自分の目で確かめてみましょう。
1. 博物館島
博物島と呼ばれるだけあり博物館や美術館が集まっています。その中でも絶対に訪れてほしいのが【ペルガモン博物館】。ここに展示されているバビロンのイシュタール門には圧巻されます。ドイツにいながら古代ギリシャや古代オリエントの世界に浸れます。しかしよくこれらの文化遺産を集めてきたものです。ドイツはやはりすごい国だと実感。
ペルガモン博物館, DoctorWho, used under CC BY-ND
2. 連邦議会議事堂
歴史的建造物と最新の技術とが見事に合体して完成されたこの連邦議会議事堂は無料で見学できます。一番の見所は屋上のガラスドームでいつも見学者の長蛇の列が。入館するには荷物検査が必要です。効率よく観光したい人はオンラインで入場予約を。さてこのドームのガラスは太陽の角度に合せて動き直射日光が入らないような仕組みになっています。このカッコイイ連邦議事堂はドイツ東西統一後にふたたび首都となった新ベルリンのシンボルと言えます。
Christian Reimer, used under CC BY-SA
3. テレビ塔
旧東ベルリンの中心地点だったアレクサンダー広場に立つベルリンで一番高い建物。上に上ってベルリンを高い所から観察してみましょう。ブランデンブルグ門を目印しにかつての東ベルリンと西ベルリンのボーダーラインが確認できます。
Hydrocore Photography, used under CC BY-ND
4. カリーヴルスト博物館
最近できたユニークな博物館。ベルリン名物のケチャップとカレー粉がかけてあるグリルソーセージ『カリーヴルスト』についてお勉強ができるところ。カリーヴルストのマスコットまでありちょっと笑えます。博物館や美術館が苦手な人もここなら退屈せずに見学できそう。
カリーヴルスト博物館, Thomas Quine, used under CC BY-SA
カリーヴルスト, Jerry Michalski, used under CC BY-SA
5. チェックポイント・チャーリーと壁博物館
今ではドイツが東西に分裂していた歴史を知らない若い人もいます。冷戦時代には東から西へ亡命を試みて命を落とした人や、意外な方法で西側に脱出した人がいました。20年ちょっと前までは今では想像もできない世界が存在していたベルリン。ここでは冷戦時代の緊張した東西関係について知る事ができます。見学後には現代の世界史に興味が湧くかもしれませんね。
Marga en Johan van de Merwe, used under CC BY
Oh-Berlin.com, used under CC BY
6. ベルリンのカフェ
アーティストが多いベルリン。時間にとらわれない生活をしている人が多いのでしょうか、ここでは朝食を夜中まで注文できるカフェがたくさんあります。ドイツ人はとにかく朝食好き。何かあると『今度一緒に朝食べよう。』と約束しあいます。日本では朝食一緒にというと目的は別で意味深ですが、ドイツでは本当に朝食が目的。個性的なカフェがたくさんあるベルリン。そんなカフェに座って朝食を食べながら周りの人を観察すれば現代ベルリンの素顔に触れられそうです。
doratagold, used under CC BY-SA

【筆者】まっぷるトラベルガイド編集部
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