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更新日: 2020年4月13日
ヨーロッパの中でも、その国によって雰囲気というのはだいぶ違います。特に料理とかには違いが出ますよね。さらにいえば、モノへの考え方もだいぶ違うような気がします。北に行けばいくほど、料理はまずいと言われますし、デパートの雰囲気とかも違うんです。そして、南欧に比べてことさら楽しみのないのがドイツやオランダのデパートだったりします。
まず、ドイツでデパートといえば、カールシュタット(Karstadt)が有名です。ここは首都ベルリンを始め、第二の都市ハンブルクやその他の都市にもあります。デパートというより、いろんなものが売っているお店という感じで、ことさらブランドが買えたりするわけではありません。
Karstadt, Foursquare.com
これに対して、オランダにおけるカールシュタット的な存在がV&Dです。こちらも、アムステルダムや、政治的中心のデン・ハーグ以外にも店舗があるデパートです。一通り、オランダにあるものが分かるといった感じのお店です。それぞれ、軽食を食べられるレストランが併設されており、ちょっとした休憩にはぴったりといったところだったりはします。
V&D, foursquare.com
これより高級感があるデパートとなると、ドイツではアルスターハウス(Alsterhaus)となります。こちらは、オイスターバーがあったり、ドイツでは珍しいフランス風のケーキを食べることができたりします。ベルリンやハンブルクぐらいにしかないですが、高級な紅茶であるマリア―ジュフレールといったフランスのものが手に入るのが魅力です。
アルスターハウス(Alsterhaus), foursquare.com
同様に、オランダでも高級デパート、バイエンコルフ(De Bijenkorf)があります。パティスリーが入っていたり、ロンドンやパリのファッションブランドが手に入るところがアルスターハウスレベルといった感じです。店舗があるのは、アムステルダムとデンハーグだけです。
バイエンコルフ(De Bijenkorf), foursquare.com
ドイツやオランダに出かけて、ちょっと良い品物を買いたいと思った時は、こうしたデパートを利用するのも良いと思います。ただし、高級となると、結局フランスものだったり、日本のデパートのような品揃えではないので、過度な期待は禁物です。

【筆者】まっぷるトラベルガイド編集部
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