埼玉のアジサイ
雨がもっとも似合う梅雨時の可憐な花
開花から日が経つにつれて花の色が変わっていくことから「七変化」と呼ばれる。白やピンク、紫、水色、青など、さまざまな色合いは土壌の酸性度の違いが生むもので、全国各地にアジサイ寺やアジサイロードと呼ばれる名所がある。埼玉県では熊谷・能護寺などで観賞可能だ。
能護寺(あじさい寺)(ノウゴジアジサイデラ)
あじさいの名所として知られる
あじさい寺の別名を持つ。奈良時代創建と伝えられ、江戸時代鋳造の鐘がある古刹。姿のはっきりした堂と周囲のアジサイのバランスが見事。アジサイは青、白、うす紫、ピンクと色鮮やか。
能護寺(あじさい寺)
- 住所
- 埼玉県熊谷市永井太田1141
- 交通
- JR高崎線籠原駅から熊谷市ゆうゆうバスグライダー号で28分、あじさい寺(能護寺)下車すぐ
- 料金
- 無料、あじさい開花時期のみ300円
山崎公園(ヤマサキコウエン)
水と花がテーマの公園
水と花がテーマの公園は、せせらぎとハナショウブで親しまれている。ハナショウブの季節には、観賞用に架かる八ツ橋を歩きながら眺めるのも趣がある。ハナショウブに合わせてポピーやあじさいが咲き、彩りを添える。
権現堂公園(ゴンゲンドウコウエン)
菜の花と桜の鮮やかなコントラストが見もの
関東屈指の桜の名所。約1km続く千本桜のトンネルと、広大な菜の花畑のコントラストがすばらしい。例年、「幸手桜まつり」期間中の夜には、堤中央の峠の茶屋付近の桜がライトアップされ、優美な姿が浮かび上がる。
東松山ぼたん園(ヒガシマツヤマボタンエン)
関東有数のボタンの名所
約350種類、9100株のボタンが約3万平方メートルの起伏のある丘陵に咲く。珍しい品種の金晃、金閣もある。見頃は4月下旬~5月上旬。ほかにシャクヤク、アジサイなどが四季折々に楽しめる。