宮崎のツツジ・サツキ
一斉に咲きそろう目にもあざやかな花
園芸品種が多く、公園や庭園に栽植されるほか、山で自生するツツジ。サツキはツツジの一種で、旧暦の皐月に咲くことからサツキと命名された。1万本のツツジが咲き乱れる延岡市・鏡山や、日之影町・天神山つつじ公園などが観賞スポット。
天神山つつじ公園(テンジンヤマツツジコウエン)
1万5000本のツツジが名物
日之影町屈指の花スポット。1万8000本ほどのツツジを植栽していて、毎年4月中旬に満開になる。みごとな花のじゅうたんを見ようと県内外から多くの人が訪れる。
舞鶴公園(マイヅルコウエン)
四季を通じて楽しめる史跡公園
高鍋城跡に整備された公園。広場やツバキ園、梅林、展望台などがあり、春には約600本の桜と約2000株のツツジが開花。10月に灯籠祭りを開催。

祖母傾国定公園(ソボカタムキコクテイコウエン)
色とりどりのツツジが咲き競う
宮崎と大分の両県にまたがる2万2000haの国定公園。最高峰は標高1757mの祖母山、傾山は標高1604m。5月上旬~中旬はツツジに彩られる。
祖母傾国定公園
- 住所
- 宮崎県西臼杵郡高千穂町五ヶ所ほか
- 交通
- JR日豊本線延岡駅から宮崎交通高千穂バスセンター行きバスで1時間20分、終点下車、登山口までタクシーで40分、山頂まで徒歩3時間
- 料金
- 情報なし
扇山(オウギヤマ)
登山家たちに愛されるシャクナゲの群生地
標高1661mの扇山。5月にはシャクナゲの群生をはじめ、ミヤマホツツジ、ベニサラサドウランツツジなどが咲き乱れる。シャクナゲの見頃は、5月上旬。

高千穂峰のツツジ(タカチホミネノツツジ)
天孫降臨伝説で知られる高千穂峰のツツジは5月中旬から見頃に
高千穂峰は、天孫降臨伝説が息づく標高1574mの山。5月中旬から6月上旬は、ミヤマキリシマが山肌を彩る。10月下旬から12月下旬は紅葉が美しい。
鏡山のツツジ(カガミヤマノツツジ)
頂上から日豊海岸を一望できるツツジの名所
標高645mの鏡山。4月上旬~5月下旬は、1万本のいろとりどりのツツジが、山肌を美しく染め上げる。
祝子川渓谷のツツジ(ホウリガワケイコクノツツジ)
訪れた人々を楽しませる薄桃色の可憐な花
祝子川渓谷から大崩山山頂にかけて、薄ピンク色のアケボノツツジが自生している。新緑とともに散策を楽しめる。
舞鶴公園のツツジ(マイヅルコウエンノツツジ)
花見客で賑わう憩いの場
高鍋城跡に整備された公園で、サクラとともにツツジの名所としても有名。5月上旬に2000本のツツジが開花する。