那須のキスゲ・ニッコウキスゲ
夏の高原に黄色い絨毯を敷き詰めたように咲く
キスゲは香りの強いユリ科の高山植物。初夏、鮮やかな黄色い花が夕方に咲き、翌朝にはしぼむことからユウスゲとも呼ばれる。ニッコウキスゲは栃木県日光の地名を付けたものだが、固有種ではなく全国に分布する。沼ッ原湿原のニッコウキスゲ群落などが名所として知られる。
沼ッ原湿原のニッコウキスゲ(ヌマッパラシツゲンノニッコウキスゲ)
初夏には一面を黄色に染めるニッコウキスゲで有名な花の名所
那須連山の西腹、標高約1200mにある湿原で、遊歩道も整備されており、四季折々の植物が観察できる。なかでも湿原を一面黄色に染めあげるニッコウキスゲは7月上旬~中旬が見頃。