東京のウメ
春の訪れを知らせる白や赤の香り高い花
春の訪れを感じさせる代表的な花。花は小さく可憐だが、香りは強く満開時期にはあたりに芳香がただよう。開花時期には各地で「梅祭り」が開催される。有栖川宮記念公園など、都心にもいくつか梅の名所がある。
都立芝公園(トリツシバコウエン)
散歩がてら、都心で緑や歴史を感じる
明治6(1873)年開園の日本で最も古い公園のひとつ。初春は70本の梅の花が、春にはソメイヨシノなど140本の桜が咲き誇る。野球場とテニスコートもある。
有栖川宮記念公園(アリスガワノミヤキネンコウエン)
梅や桜、秋の紅葉が美しい都会のオアシス
江戸時代は南部藩の下屋敷だったが、明治29(1896)年に有栖川宮家の御用地となり、その後記念公園として開放。園内には都立中央図書館もある。梅や桜、秋の紅葉が特に美しい。
羽根木公園(ハネギコウエン)
スポーツ施設を備えた梅が有名な公園
閑静な住宅街にある公園。小高い丘になった園内には有名な梅林があり、2月上旬から3月上旬にかけては梅まつりも行う。約650本の梅の香りに誘われて、園内をのんびり散歩するのも楽しい。