京都のハモ
祇園祭の頃に旬を迎える夏の味覚
夏の京の食卓を彩るハモ。冷凍技術が未発達の時代、都に届く魚介のなかでハモがもっとも生命力が強く、新鮮だったことから珍重された。骨切りしたハモの湯引きは、梅肉をつけて食べる。
いづう(イヅウ)
代々受け継がれる伝統の味が堪能できる
天明元(1781)年創業の老舗。京都では祭礼などのハレの日に鯖寿司を好んで食べる習慣があり、初代からの味を守り続ける名物の鯖寿司は京都の伝統食ともいえる。
いづう
- 住所
- 京都府京都市東山区八坂新地清本町367
- 交通
- 京阪本線祇園四条駅から徒歩5分
- 料金
- 鯖姿寿司=2430円(1人前、6カン)・4860円(持ち帰り用、1本)/京寿司盛合せ=3834円/
割烹 やました(カッポウヤマシタ)
新鮮な天然魚と豪快な技、カウンターで味わう口福
能登出身の店主が吟味した魚介で作る料理が評判。コシビ(小形マグロ)の脂身の部分を炭火であぶり、氷でしめたコシビの焼き霜など、新鮮な魚介をふんだんに使った料理がそろう。
割烹 やました
- 住所
- 京都府京都市中京区木屋町通二条下ル上樵木町491-3
- 交通
- 地下鉄京都市役所前駅から徒歩3分
- 料金
- おまかせ(昼)=3240円・4320円・6480円/おまかせ(夜)=9720円・11880円・14040円/グジの酒蒸し=2484円/コシビの焼き霜=4100円~/(サービス料別)
創味旬菜 融通(ソウミシュンサイユウズウ)
京食材を使った創作料理をリーズナブルに提供
おばんざいのほか、黒豆、万願寺とうがらしなど京の食材を使った創作料理をリーズナブルに提供。地酒や焼酎も多く、肥後の馬舌や北海道の幻の鮭など一級品のアテも充実している。おでんは通年の定番メニュー。
創味旬菜 融通
- 住所
- 京都府京都市中京区河原町通二条西北角JOYビル 2階
- 交通
- 地下鉄京都市役所前駅から徒歩3分
- 料金
- おでん=100円~/桜レバー=1200円/さといもコロッケ=600円/賀茂ナスと海の幸のグラタン=850円/馬舌刺し=1200円/天然魚のお造り=時価/
京料理 花咲 錦店(キョウリョウリハナサキニシキテン)
湯葉や京野菜がメインの会席を堪能
祇園に続く2店舗目は錦市場のすぐ近く。湯葉や京野菜を使った料理が昼は柏会席、夜は浮舟会席で味わえる。日本酒や梅酒も京都ブランドを厳選。
京料理 花咲 錦店
- 住所
- 京都府京都市中京区堺町通四条上ル八百屋町549
- 交通
- 地下鉄四条駅からすぐ
- 料金
- 昼の弁当=1600円~/昼の会席=3300円~/夜の会席=4400円~/京都牛すき焼き=8800円~/京都牛しゃぶしゃぶ=8800円~/鱧しゃぶコース=8800円~/
貴船 喜らく(キブネキラク)
川のせせらぎに耳を澄まし川床を楽しむ時間を堪能
おすすめは、石の上で焼いた天然鮎とマツタケ、ハモがいただける、鱧しゃぶ懐石(要予約)。素材のうまみが浸み込んだダシを使う雑炊でシメれば大満足の食事に。