上海みやげ お気に入りの茶葉と茶器を見つけよう!
お気に入りを見つけて、奥深い中国茶の世界を日本でも楽しもう。親しい人へのおみやげにもぴったり。
中国茶の歴史
古来お茶は薬だった。一般に飲み物として親しまれ始めたのは唐代。種類や原産地を当てる闘茶が流行し、飲み方にも一定のマナーが求められるようになった。明代まではプーアル茶のように茶葉を固める団茶が多かったが、明の太祖・朱元璋が団茶禁止令を出したことで、茶葉を固めない散茶が本格的に作られるように。散茶の製法が発達し、ウーロン茶などが生まれた。
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工夫茶とは
工夫茶とはウーロン茶の奥深い甘みと香りを存分に楽しむためのお茶の作法のこと。本格的な茶道具(工夫茶器)を使い、時間と手間をかけた古式ゆかしい淹れ方で、五感で中国茶の極意を楽しめる。
茶壺
急須のこと。紫砂製と磁器製の2種類がある
茶海
茶壺に入れたお茶を一定濃度に保つための器
聞香杯
香りを楽しむためのやや細長い茶器
品茗杯
聞香杯から移されたお茶を飲むための茶器
茶盤
湯水が溜まる受け皿が付いたすのこ状の台
中国茶の種類
いろんな種類がある中国茶。せっかく買うなら好きなお茶を選びたい
緑茶
釜で煎りながら手揉みで乾燥させたもの。龍井茶など
白茶
色合いが薄く爽やかな風味が特徴。白牡丹など
黒茶
堆積した茶葉を菌で発酵させたお茶。プーアル茶など
青茶
ほのかな甘みと濃い色合いが特徴。ウーロン茶など
紅茶
発酵がいちばん進んだお茶。祁門紅茶など
花茶
花の香りをしみ込ませた緑茶。ジャスミン茶など
黄茶
新芽だけを摘むため高級品とされる。君山銀針など
茶葉の買い方
❶お茶選び
値段、産地、等級などの情報が書かれた値札を確認しよう
❷試飲
気になる茶葉を見つけたら、店員に試飲を頼んでみよう
❸計量
50ɡから量り売りしているので、好みの量で買える
❹包装
支払いが済んだら、茶葉袋に封をし、袋に入れてくれる
茶器の種類
茶こし付きカップ
保温性に優れ、味が長持ちする。緑茶やウーロン茶に
耐熱ガラス製ポット
色を楽しみたいお茶にぴったり。花茶やハーブ茶など
蓋碗
白磁は味の変化が少なく、緑茶やプーアル茶に最適
紫砂壺
ほどよい吸水性があり、味、色、香りがまろやかになる

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