
更新日:2020年4月13日
【ベルリン建築紀行】世界遺産の住居から現代建築まで
昔も今も、斬新な建物がいっぱいのベルリン。新時代の象徴といえる中心街の現代建築群も、世界遺産に登録された庶民の住居も見逃せない。
ポツダム広場の高層ビル
かつてベルリンの壁によって閉ざされていたエリアだが、統一後の再開発によって、近未来を思わせる景観に変貌した
ベルリン再開発の象徴 ソニー・センター Sony Center(1998〜2000年建設)
ベルリンの壁崩壊後の再開発の一環として、2000年に建設された。アメリカ人建築家ヘルムート・ヤーンの設計で、総工費は€7億5000万にも及ぶ。
夜はライトアップされ、幻想的な光景が広がるソニー・センター
富士山をイメージした屋根が特徴。近未来を思わせる景観をつくり出している
ドイツ映画の資料が多数 ドイツ映画博物館 Deutsche Kinemathek Museum fur Film und Fernsehen
ソニー・センターの一角にある。人気女優マレーネ・ディートリッヒ関連のアイテムも充実。テレビの歴史に関する展示もある。
温かみのあるビルが並ぶ ダイムラー・シティ Daimler City(1993〜98年建設)
全体設計はイタリアの建築家レンゾ・ピアノが担当し、13に分かれた街区のうちいくつかは、ほかの建築家が設計に携わった。エンターテインメント関連の施設が充実。
レンゾ・ピアノ設計のオフィスビル(左)とハンス・コルホフ設計の高層タワー(中央)
コルホフ・タワーの屋上の展望台パノラマプンクトからの街並み
人気の大型商業施設 アルカーデン Arkaden
地下1階から地上2階に広がるショッピングモール。カジュアルなブティックやカフェなどが充実。
ベルリンの近代集合住宅群 【世界遺産】
1910〜30年代に低所得者のために建設された集合住宅。当時の最先端の技術やデザインを垣間見ることができる
鮮やかな色分けが印象的 ガルテンシュタット・ファルケンベルク Gartenstadt Falkenberg(1913〜16年建設)
設計はブルーノ・タウト、総面積は75ha。鮮やかな外装と庭付の低層住宅はあまり例がない。すべての住宅に裏口があり、表玄関とともに道路に面している。
カラフルな壁が映えるガルテンシュタット・ファルケンベルク
前庭を設けるイギリス風のデザインが採用されている
馬蹄形の中心がユニーク グロースジードルング・ブリッツ Großsiedlung Britz(1929〜34年建設)
ベルリン南部ノイケルンのブリッツ地区に建つ。デザインはブルーノ・タウトとマルティン・ヴァグナー。のべ472戸の住宅がある。
フーフアイゼンジードルングとも呼ばれ、4タイプのデザインで構成されている
有名建築家5人が分担して建設 グロースジードルング・ジーメンスシュタット Großsiedlung Siemensstadt(1929〜31年建設)
マルティン・ヴァグナーとハンス・シャロウン指揮のもと、5人の建築家のデザインによって建設された、住宅および公共スペース。
オットー・バニングらが参加した
余分な装飾を省き建設 ヴォーンシュタット・カール・レギエン Wohnstadt Carl Legien(1928〜30年建設)
ブルーノ・タウトとフランツ・ヒリンガーの共同設計。財界人で社会主義者のカール・レギエンの名がついている。
ドアや窓枠が明るく塗られている
フラット屋根が特徴 ジードルング・シラーパルク Siedlung Schillerpark(1924〜30年建設)
1914年よりブルーノ・タウト設計で建築されるはずだったが、戦争のため延期された。レンガを使用したデザインも魅力。
集合住宅としては世界で初めてフラットな屋根を採用した
街の機能も兼ね備える ヴァイセ・シュタット Weiße Stadt(1929〜31年建設)
シラーパルクのすぐ北に建つ。住宅だけでなく病院、薬局、保育所、商店なども総合的に組み込んだ“街”になっている。
通りの上にまたがる純白の建物が目印

【筆者】まっぷるトラベルガイド編集部
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