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まっぷるトラベルガイド編集部

更新日:2020年4月13日

ベルリン【ティーアガルテン】緑の木立を抜けて戦いの歴史をたどる

大統領府のベルヴュー宮殿から、ティーアガルテンの中央にそびえるジーゲスゾイレへ。南に進みラントヴェーア運河を越えて西に折れ、カイザー・ヴィルヘルム記念教会に向かう。

ティーアガルテン

緑の木立を抜けて戦いの歴史をたどる

首都西部を占める広大な緑地を歩く

地図を見るとベルリンの中央から西の一帯は広大な緑地。街の規模に比べてもこれほどの緑地を擁している首都は珍しい。大統領官邸であるベルヴュー宮殿はそんな豊かな緑の一角にあり、美しいファサードとのコントラストはまさに一幅の絵だ。宮殿前の道の前方を見ると、頂上が黄金色に輝く塔が見える。19世紀にプロイセン王国がヨーロッパ各国との戦いに勝利した記念に建造された戦勝記念塔、ジーゲスゾイレだ。ティーアガルテンの中はこの塔を中心に放射状に道が延びており、塔の足元で東に目を向けるとブランデンブルク門が見える。この放射状の道は車の交通量が多いが、ティーアガルテンの中には縦横無尽に遊歩道がめぐり、散歩やジョギングをする市民の姿もよく見かける。週末ならば6月17日通りをまっすぐティーアガルテン駅へ向かうと蚤の市に出くわす。散歩がてらの掘り出し物探しもまた一興だ。  

ジーゲスゾイレのロータリーから南へ向かうと、やがてラントヴェーア運河にぶつかる。運河沿い左手には青、赤、黄色の格子模様が目印のバウハウス・アーカイブが静かな存在感で行く人の目を奪う。建築やデザインに興味のある人はぜひ立ち寄りたい。

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ティーアガルテン中央に立つ黄金のジーゲスゾイレは勝利の歓喜にあふれている

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イタリアン・バロック建築のシャルロッテンブルク宮殿

動物園、そして旧西ベルリンの繁華街へ

ティーアガルテンから続く道は相変わらず車の往来が激しいが、風景はしだいに緑の木立からビルへと移り変わっていく。オフィスビルや5ツ星のモダンラグジュアリーホテルが運河の近辺に集まっているのだ。クアフュアステンダム通りに出たら、ツォー駅方面へ向かう。途中、ブダペスター通りと交差するあたり、右手に奇妙な中国風ともインド風ともいえそうな門が見える。ベルリン動物園の南門だ。ドイツで最も古いこの動物園内の水族館への入口もこの通りに面している。左手には大きな商業ビル、オイローパ・センター、そして、その先には第二次世界大戦で爆撃され半ば廃墟と化したカイザー・ヴィルヘルム記念教会が屹立する。近代的な街並にこのような歴史の傷痕をあえて残すところが、この国のこの国たるゆえんを物語るようだ。

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自然豊かなベルリン動物園

インフォメーション

ヨーロッパセンター内観光案内所
030-25002333(ツーリストインフォセンター)
10:00〜20:00
日曜休み
www.visitberlin.de

街歩きコース

START Ⓤ⑨ベルヴュー 駅
↓10分
1ベルヴュー宮殿
↓4分
2ティーアガルテン
↓40分
3カイザー・ヴィルヘルム記念教会
↓8分
GOAL Ⓤ①ウーラントシュトラーセ駅

1. ベルヴュー宮殿 Schloss Bellevue

18世紀末にフリードリヒ大王が建てた瀟洒な宮殿。現在はドイツ連邦大統領官邸となっている。

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2. ティーアガルテン Tiergarten

もとは王家の狩猟場だったが、19世紀に庭園に。敷地内には湖、ベルリン動物園もある。

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3. カイザー・ヴィルヘルム記念教会 Kaiser Wilhelm Gedächtniskirche

第二次世界大戦で爆撃を受け、甚大な被害を受けたが、戦争の悲惨さを伝えるため、そのままの姿で建ち続ける教会。

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カイザー・ヴィルヘルム記念教会 Kaiser Wilhelm Gedächtniskirche

戦争の悲惨さを訴え続ける
ドイツ帝国皇帝ヴィルヘルム1世の追悼のため1895年に竣工した、本来はロマネスク様式の教会。第二次世界大戦中に爆撃され、戦後修復されたが、あえて半壊の状態に残し、戦争の悲惨さを後世に伝えている。

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爆撃で残ったのは塔の一部のみ。後ろは新教会

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記念教会内部は修復済み

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教会の隣の八角形の建物がステンドガラスの美しい新教会

ベルリン動物園 Zoologischer Garten

ドイツ最古の自然のなかの動物園
フリードリヒ・ヴィルヘルム3世の私的動物園をもとに、のちの4世の時代、1844年に開園。ドイツでは初、ヨーロッパでは9番目にできた動物園。自然のなかに過ごす動物の姿を観賞できる動物園として人気が高い。水族館や野鳥館もある。

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日本に比べるとずっと間近で見られるパンダ

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故郷の自然とは異なっても動物はのびのびしている

ストーリー・オブ・ベルリン The Story of Berlin

ベルリン800年の歴史を学べる
史実に登場以来、現在までのベルリンの歴史を展示。ガイドツアーでは冷戦時代の地下核シェルターも見学できる。

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商業ビル内1階にある

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最新のマルチメディアを駆使した23の展示室

ティーアガルテン Tiergarten

首都西部の広大な緑の庭園
ブランデンブルク門からベルリン動物園までの210haにも及ぶ広大な庭園。もとは王家の狩猟場だったが、19世紀前半に数度の改造を経て現在のような形になった。中央にはジーゲスゾイレ(戦勝記念塔)が立ち、この塔からは緑の向こうに広がる市街地が見渡せる。

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端正なファサードが印象的な宮殿

ベルヴュー宮殿 Schloss Bellevue

18〜19世紀プロイセン王家の居城
フリードリヒ大王の末弟アウグスト・フェルディナント皇子のために1786年に建造。1861年までホーエンツォレルン家の城として使われたが、第二次世界大戦中に爆撃を受け、戦後に再建。東西統一後、1994年から大統領第一官邸に。大統領在邸時は国旗が掲げられる。

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映画『ベルリン天使の詩』にも登場した記念塔

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ティーアガルテン内の遊歩道は格好の散歩道

シャルロッテンブルク宮殿 Schloss Charlottenburg

王妃のために建てられた夏の離宮
初代プロイセンの王フリードリヒ1世がゾフィー・シャルロッテ妃のために1695年に建設を開始。その後およそ100年の間に何度かの増改築を経て現在の形となった。本棟には王夫妻のそれぞれの居室があるほか、壁全面に陶磁器が飾られた「陶器の間」は圧巻。

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フリードリヒ1世騎馬像が宮殿正面に偉容を見せている

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フリードリヒ1世とゾフィー・シャルロッテ妃の肖像

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東洋の陶磁器がびっしり並ぶ陶器の間

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