フランス【グルノーブル】チーズフォンデュが有名な街
最近日本でも、チーズフォンデュ専門店やラクレットが食べられるお店が増えてきましたが、今回はチーズ大国フランスの中でも特にフォンデュやラクレットが有名なオーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域(Auvergn...
更新日:2020年4月13日
芸術が花開いた美術館のような街。
ロココ、アール・ヌーヴォー。芸術家が傑作を残した美の都 ロレーヌ地方
ナンシーは15世紀以降、ロレーヌ公国の首都として華やかな芸術文化が花開いた街。18世紀誕生の、貝殻のような曲線に金色の塗装を施したロココ装飾の最たるものが、スタニスラス広場の、エマニュエル・エレらが造ったネプチューンの門の装飾だ。さらに19世紀末には、ガラス工芸家エミール・ガレを中心としたナンシー派の芸術家によってアール・ヌーヴォー様式が登場。その特徴である、優美な曲線を描く窓枠や植物模様の鉄骨細工の家が街中に残されている。
スタニスラス広場のネプチューンの門は必見
パリから約280㎞
電車で約1時間30分
パリのGare de l’Est 東駅からTGVで、Nancy ナンシー駅まで約1時間30分。本数は1日10本前後。
03-83-35-22-41
9:00〜19:00(日曜、祝日10:00〜17:00) 時季によって変動あり
1/1、12/25、1月の日曜休み
www.nancy-tourisme.fr
ロココ芸術の傑作が集結
完成は1755年。広場の入口には建築家エマニュエル・エレが設計し、金工芸家ジャン・ラムーレが装飾を施した黄金色の鉄門が配され、中央にはスタニスラス王の像が誇らしげに立つ。
ロココ芸術の見どころはココ!
スタニスラス広場はカリエール広場、アリアンス広場と合わせて世界遺産に登録されている
スタニスラス王はルイ15世の義父に当たる人物
アール・ヌーヴォーの生誕地
エミール・ガレやドームなど、ナンシー派の作品を展示。植物や昆虫モチーフの、華美な曲線を描くアール・ヌーヴォーのガラス工芸や家具が並ぶ。
建物は作家たちのパトロンであったコルバン氏の私邸を改装したもの
ジャック・グリュベールの作のステンドグラス
アール・ヌーヴォーの見どころはココ!
アール・ヌーヴォーの傑作、アンリ・ベルジュ作『女と黒猫』
細部の装飾に注目
建築家アンリ・ソヴァージュが設計。仏語ガイド付ツアーで内部が見学できる。家具職人のマジョレルが手がけた内装も見どころ。
ツアーに参加しない場合は外観のみの鑑賞となる
繊細な鉄の装飾が美しい
扉はナンシー派を代表する家具装飾家、ルイ・マジョレルによるもの。周辺にも同様のアール・ヌーヴォー建築が集中している。
遠くからも目をひく鮮やかな青色の扉
ナンシーの名物おやつ
ナンシー風の素朴なマカロンと、ベルガモットのキャンディーが人気。店は歴史的建造物に指定されている。
ナンシーのマカロンは、アーモンドの香りとねっちりした食感が特徴(20個入り8€)
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