世界一メルヘンなお城!カラフルなだまし絵の世界、チェスキークロムロフ城へ
筆者撮影

西崎莉緒

更新日:2019年5月20日

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世界一メルヘンなお城!カラフルなだまし絵の世界、チェスキークロムロフ城へ

子供の頃に夢見たプリンセスの住むようなカラフルなお城。チェコの世界遺産チェスキークロムロフ城は、美しい街並みに細部まで描かれただまし絵が魅力のお城です。


一生に一度は訪れたいチェスキークロムロフ城をご紹介します。



チェスキークロムロフの歴史

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筆者撮影

チェスキークロムロフは、チェコ共和国の南ボヘミア地方にあるのどかな田舎町です。
南ボヘミアはヴルタヴァ川(モルダウ川)を使った交易で栄えていました。

かつてはチェコの重要な都市のひとつでしたが、山奥にあることから産業革命の時代に取り残され、現在でも当時の古い街並みを見ることが出来ます。

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筆者撮影

それでは早速、チェスキークロムロフ城の見所を見ていきましょう!

だまし絵の謎。チェスキークロムロフ城

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筆者撮影

チェスキークロムロフ城は、当時の有力な伯爵家が所有していたお城です。統治の間に何度も改修され、16世紀頃にルネッサンス様式に改修されました。

小さな街に不釣り合いな程大きなお城は、当時の伯爵家の華やかな暮らしが伺えます。
しかし実際は伯爵家の財政は火の車で、だまし絵を使い城に豪華な内装が施されました。

トレードマークのピンクの塔から眺める絶景

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筆者撮影

チェスキークロムロフ城の敷地内は無料で入場することが出来ますが、タワーや博物館は入場料が必要です。

入り口の堀では、なんと本物の熊が飼育されています。私が訪れた時には見えませんでしたが、確かに熊がいた形跡がありました。

狭い階段を登り頂上まで登ると、目の前には絶景が広がっています。
オレンジ色の屋根が続く古い街並みを見ていると、中世にタイムスリップしたような不思議な感覚を味わえます。

だまし絵の中庭が面白い

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筆者撮影

お城の第三の中庭と第四の中庭の壁一面には、豪華なだまし絵が描かれています。
黄色いレンガの壁は実はペイントなんですよ。
よく目を凝らしてだまし絵を探してみましょう!

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筆者撮影

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筆者撮影

豪華な彫刻もだまし絵になっています。よく見ると二つある窓の一つは偽物です。
チェスキークロムロフ城は、ローゼンベルグ家の統治時代に借金の抵当に入れられてしまいました。その後エッゲンブルグ家の手に渡り、バロック様式に手が加えられられました。
お城の中では、統治していた歴代の4家族の紋章を見ることが出来ます。

迷路のような庭園

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筆者撮影

チェスキークロムロフ城の中庭は、フランスのベルサイユ宮殿やウィーンのシェーンブルン宮殿からインスピレーションを受けたフランス様式の美しい庭園があります。

広大な敷地内には噴水や夏の宮殿、音楽のパビリオンなどがあり、南ボヘミアで一番美しいと言われている場所です。

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筆者撮影

不思議の国のアリスの世界に出てくるような、迷路のようなお庭が見どころです。

最後に...

いかがでしたか?今回はチェコの世界遺産チェスキークロムロフ城の見所をご紹介しました。

世界に沢山ある美しいお城の中でも、ひと際個性的でメルヘンなこのお城はぜひ一生に一度は訪れたい素晴らしい場所です。

チェスキークロムロフ城ホームページ

筆者:西崎莉緒

スウェーデン在住の30代フリーライター。20代はバックパッカー旅行に情熱を注ぎ、現在は週末にヨーロッパ各国を気ままに一人旅しています。最新のスウェーデンやヨーロッパ情報をお届けします。
筆者のブログ:http://travelholic30.com/